運動会-本番11日前の東京第三へ | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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【5月23日・水曜日】
池袋まで出る用事があっw、東京チェーサム(板橋区にある東京朝鮮第三初級学校)へ。
肌寒かった前日とは打って変わってカンカン照りだ。校舎からはいつものざわめきが、運動場に人影はなかった。
玄関に入ると、「運動会まで11日」、その下に赤・青別の縄跳びの最高記録を記した黒板が立てかけられていた。104対73で、赤組が断然優勢のようだ。
 
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昼食の時間。教室をのぞくと一斉に「アンニョンハシムニカ」だ。
歯を磨きに教室を出てきた何人もの児童から「オレガンマニンニダ」、お久しぶりですとの声がかかった。連休は平壌で過ごしたので、4月下旬の公開授業にも、5月初旬の写生会にも行けなかった。東京朝高での少年団の入団式以来だから、かれこれ一か月ぶりの「登校」だった。
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いつものように校舎をひと回りした。
高学年の教室が並ぶ3階の踊り場には、「心を一つに、大成功させよう!運動会」革新運動のポスターと競争表が貼り出されていた。
「練習の過程で、少年団員全員の団結力を強め、互いを思いやる精神を育む」というのが目的で、4つの課題を掲げてあった。第1に「ウリマル」、正しい朝鮮語を使おうだ。第2は時間厳守。練習時間だけではなく、勉強時間もだ。第3は服装、シャツはズボンの中に入れようなどの注意事項が記されていた。第4は学習。宿題、学習道具忘れずにだ。
 
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運動会の練習で授業は短縮され、児童たちは11時半から練習を始め、昼食、掃除、反省会などを挟んで2時間半余り「猛練習」に励んでいるようだ。
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昼食を終えた児童が一斉に運動場に向かっていく。カラフルな水筒を持ってだ。
ボールを蹴ったり、鉄棒にぶら下がったり…しばらくすると、赤・青別に整列、入場行進の練習なのか、「ハナ、トゥル」という元気な声が校舎まで届いていた。
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始業式から一か月余りが経ち、各教室には学級の「目標」、「模範紹介」などのポスターと壁新聞がびっしりと貼られていた。
児童たちは、前年度に続き「ウリマルをしっかり学び使う模範学校」にチャレンジしているが、目についたのはその「ウリマル」と関連した貼り出しだ。
1年生の教室。少女の絵の頭には「머리」というウリマルが、耳、口、鼻、目、肩、足、膝などにもそれぞれウリマルで書いた単語が付されていた。その隣には日常的に使うであろうウリマルに、「ぽよじょ」、「あんどえ」、「ちょあよ」、「みあね」などと、ひらがなで読み方が付されていた。意味は日本語で書かれていない。「ぽよじょ」は「見せて」という意味だか、ウリマルの「ぽよじょ」を日本語の「見せて」の訳して学ぶのではなく、耳からウリマルを習得するようとしているようだ。
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6年生の教室に張られたウリマル関連のポスターは、児童の手作りだ。
ばてる、ばらばら、がんこ、おおまた、どしょう、なまず、さざえなど、ここでは8つの日本語のウリマル訳が書かれていた。ばてるとあせもは季節柄の言葉だが、他の6つ単語が選ばれた理由は思いつかなかった。おおまたとばらばらには、可愛いらしいイラストが付されており、下段には「みんながこれからもウリマルを使い、弟・妹の模範になろう!!」との「一言」が書かれていた。
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すべての教室に貼られていたのは、「2012年5月21日 日食を安全に観察しよう」と題する、国立天文台が作成した金環日食に関するポスターだ。
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中でも面白かったのは、5年生の教室に貼ってあった「両親を漢字一文字で表すならば…」だ。
アボジとオモニを漢字一文字で表し、もっともらしい理由が「一言」付されていた。
 
オモニについての一文字が圧倒的に多かった。
優-困っていると手を差し伸べてくれるから。
楽-いつどこでも笑っているから。
楽-一緒に買い物に行くと面白いから!
愛-私をいつも愛してくれるから。
優-宿題を手伝ってくれるから。
協-どんなときも一緒に協力してくれるから。
働-いつもたくさん働いているから。
母-親切で、時には叱るが、なんといっても私のオモニだから。
麗-私のオモニは心が美しく、顔も綺麗で、とても親切だから麗です。
思-いつも家族を思いやってくれるから。
優-何でも買ってくれるから。
理-料理が上手で、美味しいから「理」の一文字を選びました。
明-学校から帰るといつも私を明るく迎えてくれ、なにをするときも明るい笑顔なので、この一文字を選びました。
生-長く生きてほしいから。
凄-私のオモニは料理が上手で、頭がよく、勉強を教えてくれます。そしてバスケットボールも、歌も上手です。それで私は「凄」という一文字を選びました。
頑-いつもお弁当を作ってくれます。宿題も手伝ってくれるので「頑」という一文字を選びました。
忙-朝早く起きて、私たちのお弁当を作ってくれ、たくさんの服を洗濯してくれるから。
笑-最近、たくさん笑っているから。
神-オモニはなんでもでき、とても親切で、時々こわい時もあるが、凄いと思うから。
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ここのクラスは「オモニっ子」が多いようで、アボジついては23人中3人だ。
光-いつどこでも活躍して、輝いているから。
優-私が行きたいところにいつも連れて行ってくれるから。
賢-頭がよく、サッカーなどゲームをしている時、様々な方法を教えてくれ、試験勉強の時も教えてくれるから。
 
アボジとオモニが一人。
星-星のように家族を見守っているから。
 
4月下旬の公開授業のとき、「星」のようだと言われた父母、「神」、「凄」、「麗」と書かれた母、そして三人の父親の嬉しくもあり、気恥ずかしくもあり、そして誇らしくもある表情が浮かぶようだった。
 
炎天下の運動場では、元気な児童たちの掛け声や歓声が鳴り響いていた。本番が楽しみだ。
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