
2日目-宿泊先の京都は、朝からものすごい暑さでした。前日の逆コースでの「長旅」の後、どうにか競技場にたどり着きました。途中、電車が混み、座れなかったら競技場に行くことを諦めていたでしょう。
本部席に座っていた幾人かの大会関係者と、「12対0」ことについて話を聞きました。6年生だけで20人以上いる学校と、近隣の幾つかの学校でようやくチームを組める学校とのギャップです。初日の監督会議でも意見が交換されたようです。
この日は、迷う事もなくチェーサムのテントを探し出すことができました。テントには、手書きの試合時間が貼りだされていました。
「ファイト!」の下に「お弁当を取りに行く」の文も見えます。
すでに「育成」の伊丹との試合は終わっていて、「本戦」は北大阪と、「育成」の城北戦を挟んで、神戸ㄴ戦です。

試合開始まで、暑さを少しでもしのげる場所を求めて競技場内をぶらぶらしました。そんな場所あるはずありません。日陰がないのです。
テントにぶら下がった、背に「東北・福島・茨城・群馬」の文字、胸には「ハプシン(合心)」と書かれた赤いユニフォームが風に舞っていました。「合心」とてもいい言葉です。会場には、被災地の学校への募金箱が置かれていました。

ブルーの地に「ウリハッキョ ファイト」との文字が白抜きされたTシャツを着たオモニたちが応援していました。岡山と四国の合同チームです。子どもたちのはつらつとしたプレーに、勝ち負けに関係なく元気をもらうと言っていました。

「育成」の対戦相手・城北の応援団のオモニたちは元気いっぱいでした。
攻撃時は「いけいけ」「ナイス」、攻め込まれると「こわいこわい」です。
何しろ賑やかです。「ボールもってこっちおいで」との関西弁丸出しの声援には思わず吹き出してしまいました。自ら「大阪のおばちゃん丸出し」と言っていました。
「育成」は、4、5年生だけと思っていたのですが、城北には3年生も入っていました。プログラムを見直すと、「育成」に登録されている3年生は少なくありません。女子児童もいました。
チェーサムは5、6年生が主力だというのに、その3年生に得点を許してしまいました。「大阪のおばちゃん風」の大声援にも完敗です。

「本戦」の北大阪戦と神戸ㄴです。「おっかけのオモニ」たちに2人のアボジが加わり、1年担任の秦先生も応援に駆けつけていましたが、北大阪に得点を許してしまいました。
オモニ達は「○○タルリラ(走れ)!」とか、「△△シュート!」とか、「□□チョッタ(いいぞ)」とか、自分の子のようにチームメートの名前を呼び続けたのですが…。残念です。

神戸ㄴとの試合は、コーナーキックから先制したのですが…。
選手たちも不完全燃焼に、悔しがっていました。記念撮影中も、テントに戻って来ても泣き叫びながら、ふがいなさを訴えつづける児童がいました。

「想定外」の猛暑にバテバテ、意識がもうろうとしていました。
応援も、取材も中途半端になってしまい、私自身も不完全燃焼、不満が残る「報告」になってしまいました。「カンニン」です。
あまりの暑さと、広い競技場の移動に体力を消耗してしまい、最終日は競技場にたどりつくことすらできませんでした。週明けの仕事もあり、決勝戦が行われている頃には、東京行きの新幹線に乗っていました。
昨年、応援に行ったオモニたちは「子どもと喜びや、悔しさを共に体験し、気持ちを一つにすることができた」、「みんが知り合いに思えた。そんな一体感を味わい、その中に自分がいることだけで幸せを感じた」と話していましたが、まったく同感です。同じ「空間」を共有しているという実感を味あうことができました。その一方で、「12対0」のことは宿題として残されたようです。ik