卒業生と先生は、同じテーブルにつきました。

オモニ会の主催だけに、進行も綿密です。

38年前に東京チェーサムを卒業したアボジの乾杯で始まりました。
「困難な時期だけど、力を合わせて…みなが見守っているから…」
いつもはビールですが、大地震のこともあってこの日はアルコール抜きです。
先生が6年間のエピソードを語ります。
教育会の洪先生は、礼儀が正しいチョ君の話を。

映し出された赤ちゃんの時の写真を見て誰かを当てる-恒例の企画です。
卒業生に混ざって、担任の先生の赤ちゃんの写真が出たときはびっくりしました。
児童たちは爆笑、アボジとオモニたちは涙をぬぐっていました。

卒業生の小公演、-歌あり、踊りあり、漫才ありの盛りだくさんです。
ビデオが回り続けます。デジカメも連続シャッターです。

練習ではなかったシーンの連続だったようです。
担任の梁先生はびっくりしたり、大笑いしたりでした。

卒業生と先生が一体になって、「統一列車」で、会場を走り回ります。
結婚式なら、ここでお開きですが、謝恩会はさらに続きます。

卒業生一人一人が一言感謝の言葉をのべ、花かごにバラをさして先生に贈る花束を作ります。

アボジの代表があいさつ-「ウリハッキョに入れてよかった」、
「トンムたちの存在自体が私たちの喜びです」、「自尊心だけは忘れないで」、
「アボジたちだけで同窓会をやっても」…。
そして、参加者全員で、「イチ、ニ、サン、チェーサム」のコール。

オモニたちの合唱です。

曲は「翼をください」、歌詞はオモニたちが卒業生にささげる歌です。

最後、本当に最後は卒業生が父母に宛てた手紙の朗読と花束の贈呈でした。
思わず息子を抱きしめてしまうアボジ、オモニの笑顔がまぶしい!!

こちらは娘を抱きしめるアボジです。

こちらオモニとハイタッチ、それを見つめるアボジの目から…。

オモニは笑みを、アボジは満足そうです。

………、言葉はいりません。

卒業生の控室になっていた音楽室をのぞき、学校を後にしました。
「3・11大地震」から10日目、東京のウリハッキョでの出来事でした。

了
4月18日発売の「統一評論」5月号に
詳しく書きます。
ブックレット『朝鮮学校のある風景』の6号に掲載します。
ウリハッキョを記録する会