
偶然知り合ったソウルの友人から留学の話があったのは、仕事を辞めて3年が経ち、募集広告の採用年齢からどんどん遠ざかる自分に不安を感じ始めているときでした。若い人たちと同じスタートラインに立ったのではとても適いません。これまでのキャリアに磨きをかけるために何か始めなくてはと思っていたのですが、ソウル留学までは考えたこともありませんでした。
とっぴな提案に驚いて夫に話したところ、「まだ大学で受け入れるとも言っていないのに。試験に合格してから考えれば?」との答え。そうは言ってもどの学科を受験するのと戸惑う私に「記者をしていたから社会学がいいわ。うちの大学に知り合いの女性教授がいるから話しておく」とソウルの友人。それでとりあえず社会学科の試験を受けることになったのです。
試験はいくつかのレポートと面接でした。ところがレポートの審査でほぼ合格が決まっていたようで、面接試験でソウルに行ったときには、大学関係者が滞在先にと物件を紹介してくれて、言われるがままにいくつかマンションを周る羽目に…。こうなっては後には引けません。あれよあれよという間に話が進んで、翌年の2月にはソウル入り。まるでキツネにつままれたようで、「間違いでした」と突然取り消されるのではないかと、授業が始まるまで不安な日々が続きました。(9月4日につづく)
『アジュンマのソウル留学日記』-07年9月12日刊行!!!
40代も後半の筆者がソウルにある大学院に留学。
体験する驚きや失敗、老化する脳との格闘を楽しく紹介します。
同名のブログと「月刊イオ」などに掲載のエッセイを一冊の本に!
著者・金淑子
(キム・スッチャ 1958年、京都生まれ。東京在住。
朝鮮大学校を卒業。京都の朝鮮学校で教員を8年、
朝鮮新報社の記者を8年務めた後、ソウルの大学院に留学。
07年8月24日に社会学修士学位を取得)
A5版・日文・208頁・頒価2.000円
目次は
http://www4.ocn.ne.jp/~uil/602.htm
一般書店では取り扱っていません。
07年9月15日までにご予約の方に限り
送料・振込手数料を
当方が負担させていただきます。
ご注文は-綜合企画舎ウイル
TEL・FAX 03-6279-3356
メール uil21@yahoo.co.jp