みなさま、感染拡大の中大変な一年の幕開けとなりましたが、本年もよろしくお願い致します。
今年のブログ第一声は、京都壬生から発信させていただきます。
これまで私は業務の延長として、吸入療法の支援業務に取り組んできました。
その一環としまして吸入療法に伴う[嗄声(させい)]は、なぜうがいをしても発症する人としない人がいるのか?
その差は何?との疑問に取り組み始め、早いもので8年の歳月が過ぎています。
当初は研究なんてどうすればよいのか?
最初の一歩がなかなか出せませんでしたし、一歩が出た後もこれはまだ終わりじゃないし探求は続くよね?との期待の声と
共同研究を申し出てくださる支援の手を借り今に至ることが出来ました。
まず第一歩の成果が、以下のジャーナルです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphcs/39/8/39_482/_article/-char/ja/
そしてこのテーマをひっさげて、2018年にはフランス開催のヨーロッパ呼吸器学会(ERS)での発表も経験しました。
自身ではこれで十分と満足でしたが、共同研究者から前へとの叱咤激励に背を押され牛歩のごとくでしたが
形に成せましたものが、本年1月発刊となりました以下のジャーナルです。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S2212534520300885
まだ本研究は途上にあり、今後もライフワークとして取り組んでまいりたいと考えています。
最後になりましたが、本年も宜しくお願いいたします。