国債での資金調達が順調なギリシャ(左下)と貿易赤字が拡大する米国(上)=日本経済新聞(7/14)7面より
日本に増税を提言へ IMF、早期の実施を求める
【ワシントン=尾形聡彦】国際通貨基金(IMF)が、日本に対する2010年の年次審査の結果、「日本の財政再建には今後、歳入面の施策が中心にならざるを得ない」として、増税の必要性を週内にも提言する見通しであることが13日、分かった。IMF関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。
提言に拘束力はないが、世界に向けて示されることで、消費税引き上げをはじめとする税制論議に影響を与える可能性がある。
IMFは加盟国に対して、通常毎年、経済見通しや経済政策について分析・提言する年次審査(4条協議)を実施している。今年は5月半ばにIMF代表団が日本を訪れ、日本側と協議した。
IMFは近く発表する報告書の中で、日本の今後の財政再建について、歳出削減はすでに一定程度進展していることから、今後は歳入を増やす「増税」が軸にならざるを得ない、と指摘する見通しだという。また、日本政府の中期計画に沿って財政再建を進めるなかで、増税は中期的に段階的に実施する必要があるとも提言するという。
IMFはさらに、日本経済は今後2、3年の間、成長率が比較的高いと見込まれることから、増税はできるだけ早く実施したほうが経済に与える影響が少ない、とも言及する見込みだという。
IMF関係者は13日夜、増税を実施すべき時期については、「IMFは各国の政治状況などは勘案しないため、来年度など早い時期を念頭に置いている」と語った。
IMFは昨年7月に発表した09年の年次審査では、「財政政策は、経済に必要な景気刺激を提供している。景気回復がしっかりした段階で、中期的な財政再建に優先順位を移すべきだ」と指摘。「短期的な財政出動策」と「中期的な財政再建策」の両方に言及していた。朝日ドットコム(2010年7月14日15時5分)
いまでも米国の意向が強く反映されるIMFの関係者が、これまた米国の意向を強く反映する朝日新聞のニュース速報サイトを使って、【「日本の財政再建には今後、歳入面の施策が中心にならざるを得ない」として、増税の必要性を週内にも提言する見通しであることが13日、分かった。IMF関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。】
同記事によると、【IMFは昨年7月に発表した09年の年次審査では、「財政政策は、経済に必要な景気刺激を提供している。景気回復がしっかりした段階で、中期的な財政再建に優先順位を移すべきだ」と指摘。「短期的な財政出動策」と「中期的な財政再建策」の両方に言及していた。】
昨年7月には短期的には日本の景気刺激策を歓迎しておきながら、財政再建策については中期的でよしとしていたのに、今回は「短期的な財政再建策として増税をしろ」、と世界中に言いふらすというのである。
景気刺激策の財源として政府が発行している日本国債は95%程度をゆうちょ銀行を初めとする国内の金融機関や機関投資家等が保有していて、海外の金融危機を背景に、信用度の高さから安定して消化されており、1年物の国債でも昨年の1.4%台だった利回りが1.1%台の安値で推移しており、返済と同時に借り換えも順調に推移していて、短期的に赤字国債を減らして財政再建を行う必要性については専門家を初めとして疑問の声が多いのが実情だ。
日本はアジア向けの輸出を背景に輸出企業から景気回復をしつつある局面で、まだ内需の景気回復や国内の雇用回復はおぼつかない状況であり、増税を行えば景気の腰を折る可能性が大きい。
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米国はユーロ危機を背景に、このところユーロ安ドル高で、ドルの信用度が2008年のリーマン・ショックの頃より比較的回復してきた。
しかし、日本政府を含む強力なユーロの支援によって、今週になってギリシャ国債の消化が安定的になっており、ユーロ高ドル安の傾向が出てきた。
米国は再び財政赤字、株安、ドル安のトリプル安になる最悪のシナリオになる懸念が大きい。ここでIMFから日本に、短期的な財政再建を通告して日本政府に財政出動を含む歳出のカットを促せば、日本の景気は後退して、円に対する信用が低下し、海外投資家などが円を売ってドルを買い、ドル安だけは防げ、トリプル安の懸念が払拭される。
IMF関係者が朝日新聞に取材された狙いはその辺にあるのではないか。更にいえば今後は円、ユーロ高ドル、ポンド安の傾向になると考えられる。
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P.S.
ビールに吊られて、その親米・売国の朝日新聞を来月から三ヶ月間取らされるハメに。トホホ...
購読料 約4千円/月で気が重い。
財界のいいなり、米国のいいなりの管政権に苦情を言いながら、
財界のいいなり「日本経済新聞」と米国のいいなり「朝日新聞」を定期購読するぼくと政府ではどちらの方がよりバカなのだろう(;^_^A