昨日、外がそろそろ暗くなてくる6時半頃に送り盆を始めた。位牌のある北側の部屋の明かりを豆球で暗く灯し、玄関の明かりをつけて明るくし、玄関の戸を開けて、キンチョールの缶で戸がしまらないようにつっかえ棒の代わりにした。
盆の仕度をしたテーブルの上にある砂を入れた器にロウソクの火を移した線香を2本立てて、位牌に向かって手を合わせた。
最初は1848年製のプレイエル社のグランドピアノを使用した「ショパン」のワルツ集のCDを聴いていたが、途中で終わってしまたので、何かCDをかけようか考えたすえ、「おくりびと」サントラをかけた。
母の仏がぼくのいる南側の部屋に迷って来ないように、豆球の明かりで暗くしながら、「おくりびと」のゆったりとした音楽を聴いていると、送り盆にピッタリだなと感じた。
位牌に向かって手を合わせたときに気付いたのだが、位牌の後ろに置いた写真の父の目が、お迎えのときはどこか恨めしい目つきだったのだが、そのときはなんだか喜んで笑みを浮かべているように感じられ、少しビックリした。
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「おくりびと」の音楽が終わると、しばらくしてから供えてあったスイカを下げて冷蔵庫に入れ、接骨院に出かけた。
お盆の行事がすべて終わり、気も楽になるかと思っていたが、気分は重いままだった。近所に知らせなかったこともあって、お盆の最中訪れるひとはいなかったが、あまり気にしなかった。仏の霊を位牌のあるところにお迎えし、もてなしてまた帰すことが重要だと思っていたし、そうすることによって仏が成仏してくれれば、それでいいと思っていたからだ。
接骨院の帰りスーパーに寄って、パンコーナーの棚を観ていたら、ときどき買う97円のロールケーキが置いてある棚の前で、しゃがみこんでしばらくボーッとしてしまた。
そのとき、お盆の最中かなり張り詰めた気持ちでいて、終わった後精神的にどっと疲れが出たのだ、ということに気付いた。
とりあえず、108円の梅チューハイを飲みながら帰ろうと思って買ったのだが、自分の部屋に戻ったら梅チューハイのフタが空いてなかった。
部屋に戻ったら、すごく汗をかいて、のどが渇いていることに気付いて、その梅チューハイと冷やしておいたのどごし生を立て続けに飲んだ。とにかく酔って緊張から解放されたかった。
夜のニュースバラエティが終わる頃、タレントさんのブログにいつものようにコメントしようと思ったが、昨日からむしょうに観たかったDVD「戦場でワルツを」を観ることにした。
映画はとぎれとぎれ頭に入ってなかったが、結局最後まで観れて、観た後、なんだかいつもの自分に戻ったような気がしてホッとした。
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