クラシックピアニスト列伝 その1 | いつも心に音楽を

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クラシックの名曲等やピアノ演奏、音楽理論などを中心に展開。
また、尊敬する若きピアニスト牛田智大さんを応援します。

 ピアニスト列伝・・

 クラシックピアニストの歴史を俯瞰してみて、

有名な巨匠たちや個性的な方などを紹介したり、雑多な感じで語っていきたいと思います。

 

   ★広いテーマでもあるので、何回かに分けてやりたいと思います。

 

 



 

 牛田智大さんいうまでも無くクラシックピアニストの中でも、最も若い世代の、これからのクラシック界をリードしてゆくべき存在です。 牛田さんの前には、おびただしい数の有名無名のピアニストの歴史があった事は言うまでもありません。

 

       

当然ながらピアニストは、ピアノという楽器が登場した頃から、名手が現れ始めます。

 

 18世紀 モーツアルトやベートーヴェン、19世紀前半 ショパンやリストも大作曲家であったと同時に優れたピアニストでもありました。

 特にリストは、こんにちで言う大きなホール等でのリサイタル形式のコンサートを始めた、最初のピアニストと言えるでしょう。

 

 

 

有名な作曲家で大巨匠ピアニストと言えばラフマニノフもそうですね。

 

 

20世紀前半ごろまでは、作曲家としてもピアニストとしても一流という方は沢山おられました。しかし、クラシックの世界では、作曲をする人、指揮をする人、楽器を演奏する人(ピアニストは勿論この中)、歌を歌う人、それぞれが高度に分業化、専門化されてゆきます。

 

 時代を追う毎にとうぜんピアノ曲の数は膨大になり、特に近代曲では演奏技巧も大変高度なものも求められてゆくので、現代のピアニストはピアノ演奏だけにほぼ全てを注がなければならなくなってゆきます。

 

 

 

 19世紀末ののちの巨匠の中で、パデレフスキ(1860-1941)は、ポーランドの首相を務めたことで、ピアニスト史上特異な存在としてもよく知られています。作曲家としての活動も行っていました。主にショパン作品に於いていくつかの版を遺してします。

 

        

      

 

      

        

            パデレフスキ     自作の「メヌエット ト長調」

       

 

20世紀初頭、フランスの アルフレッド・コルトー(-1962)は、深い詩情と独特のテンポの揺れを全面に出す特徴的な演奏で、当時ピアノ界の中心の一人でした。

正確なテクニック面では、現代の超一流ピアニストに及ばない面があったり、ミスタッチの多さを気に留めなかったりしたものの、個性的表現の美しさは傑出していました。指揮者でもあった。サンソン・フランソワなどの師匠にあたる。

 

    

         

               コルトー     ショパン バラード第1番

 

 

、日本では、初のプロピアニストと言われる 久野久(くのひさ -1925)が現れます。国内では人気を得ましたが、ヨーロッパでは全く認められず、やがて技術面の未熟さなどを痛烈に批判され、それが元で自殺というショッキングな最期を遂げます。  

 

 その後 幸田延(1870-1946 ヴァイオリニストでもあった)らの活躍によって、日本のピアニスト界も、欧米でも次第に認められるレベルになってゆきます。

 

          

                   常に着物姿で演奏していた久野久

 

               

                

                          幸田延

 

 ポーランドのルービンシュタイン(1887-1982)。

神童として早くから才能を発揮し演奏活動を開始。鍵盤の王者、神に愛されたピアニストとも称される。

 ショパン作品の演奏は特に秀でていました。堅苦しいメソッドを嫌い、作品の持つ情熱や本質を感覚的に引き出す演奏を重視していました。大天才ゆえの面白いエピソードも多く、練習時間もかなり短めで済ませて演奏会に臨める才能を持っていました。時には粗の目立つ演奏をする事もあり、後の巨匠たちの演奏に触れた折、テクニック的な凄さにショックも受けたと言われていますが、温厚で社交好きな性格で、長寿もあり、とても幸せな一生を送ったと言えるでしょう。

 彼の栄光の名を冠した、イスラエルで開催される「ルービンシュタイン国際コンクール」があります。    

 

                 

           ルービンシュタイン   ショパン 英雄ポロネーズ

 

 

 

         

           ルービンシュタイン   ショパン 協奏曲第2番 第2楽章

 

 

 こんにちでも歴史に燦然と輝く大巨匠でありスター的なロシアのホロヴィッツ(-1989、アメリカを中心に活躍)は、比類ない超絶テクニックと強い個性に加え その奇抜で破天荒な生きざまも相まって、20世紀最大の伝説のピアニストとなっています。ラフマニノフとも親交が深かった。レパートリーは驚異的に広かったそうですが、こだわりも大変に強く、一般に優れた作品と言われるものを順序だてて取り上げたり、録音する事を嫌いました。また一般には真似のできないほど指を平らにして弾くスタイルからは、魔法のように多彩な音色が生み出されていきました。また「ホロヴィッツ版」と言われる編曲を多く残しています。

  最晩年、初来日した折、聴衆からは絶賛を受けましたが、高名な評論家からは、その演奏について「ひびの入った骨董品」と言われた話は有名。

 

 牛田さんがこれまでに取り上げた 展覧会の絵(牛田さんはホロヴィッツ版と原典版の折衷を弾いてたとも・・) やラフマニノフピアノソナタ第2番も代表的なものと言えます。

 

    

                 

                      ホロヴィッツ   愛奏していた ラフマニノフ協奏曲第3番

 

         

 

                 

             ホロヴィッツ    ショパン バラード第1番

                 

                  

 

                 

                        ホロヴィッツ     ベートーヴェン 熱情ソナタ第3楽章

                  

 

 

 この続きは、またいつか記事にしたいと思います。

 

 

 

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お待ちかね  ジャパンアーツ連載中の

トモハル変奏曲 第3変奏 がきましたね 「ONとOFF」

 

https://www.facebook.com/japanarts/?hc_ref=ARSXEL4YQ1AZSQwcowFTj9OlKZjqSRd7DKARAATaGOjTxNiM21qxqe0PFIE8HEZaGA0&fref=nf

 

 牛田さん、普段はそんなにぼーっとした一面があるんですか・・笑

しかし、コンサートでスニーカー履いて演奏してた事ってありましたっけ?

 

 

 ★6月2日追記 

 

牛田さん、第10回 浜松国際ピアノコンクール(11月8日~25日)への出場が決まりました!!

 

https://www.universal-music.co.jp/ushida-tomoharu/

 

http://www.hipic.jp/competitors/