いつも心に音楽を

クラシックの名曲等やピアノ演奏、音楽理論などを中心に、
更に尊敬する若きピアニスト、牛田智大さんを応援します。


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更新に長い間が空いてしまいました。

この夏は、どこか夏らしくない気候が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。関東はこのところ雨が続き、気温的にはしのぎやすいそうですが、こちら近畿地方はずっと連日の猛暑です。

 

さて、牛田智大さんが、10月からのリサイタルで新しく披露されます、ショパン ピアノソナタ第2番 変ロ短調 op35

 

この曲はショパン29歳ごろの1839年に作曲されました。

ショパンには3曲のピアノソナタがあり、うちこの第2番変ロ短調、最高傑作とされる第3番ロ短調 こんにち世界的じゅうで頻繁に演奏されています。かたや第1番ハ短調はショパン18歳頃のもので、あくまで勉強用に作られた「習作」とされ、書法もほぼ教科書の模範の様で、あまり演奏される機会がないようです。

 

 

 

 

このソナタは4楽章からなる、やや型破りな性格も持ちあわせています。また第3楽章は有名な「葬送行進曲」で、そのためこの作品は「葬送」または「葬送ソナタ」のニックネームで呼ばれることもよくあるようです。

 

シューマンはこの作品のことを「4人の乱暴な子供を、ソナタの名のもとに強引にくっつけた」と言っていたそうで、その言葉の裏には、この曲についての芸術的個性を高く評価してもいました

また、4つの楽章全部が短調で書かれている点、最終楽章を短調で終わらせている点も当時としては珍しく、「葬送行進曲」を中心に、陰鬱で悲劇的なまた激しいサウンドで覆われた印象を聴く人に与えます。

 

 

因みに、「葬送行進曲」のテーマの左手部、あの「展覧会の絵」の第4曲 ビドロの伴奏形に、調性こそ違えど、本当ソックリなものが使われています。牛車の重い重い足取りに「死」を重ね合わせてもいるようです。

 

  葬送行進曲

 

 

 「 展覧会の絵」から ビドロ

 

 

 ショパンの作品中では、かなり高度な演奏テクニックを必要とされ、尚且つ全体としてのまとまりある表現力も必要とされるようです。

 

 

 ユンディ・リ  情熱的で力強さのみなぎる名演

 

 

 第1楽章  

 ソナタ形式で書かれた唯一の楽章。 短い序奏のあと、暗く疾走するような第一主題がせきこむように奏でられてゆき、続いて落ち着いた第2主題が歌われ、次第に技巧的に華やかになります。以上は反復し演奏される。展開部は第一主題中心に進められる。第二主題から再現部は始まり、比較的明るい気分の中で力強く終結します。

 

 第2楽章 スケルツオ 変ホ短調  3/4拍子

飛び跳ね畳み掛けるようなどこか滑稽さがあり、鮮やかな転調を繰り返します。暗い情熱を秘めたサウンドのあと、中間部ではしばし静けさと穏やかさが支配します。この後またスケルツオ部分が回帰。

 

 第3楽章 レント 葬送行進曲 変ロ短調  4/4拍子

暗く重苦しい有名な旋律がppで淡々と、やがてffで高潮しつつ、また静まってゆくと、中間部は一転、変ニ長調で天国を表すかのようなゆるやかで晴朗な音楽となります。この部分も葬儀などでは時々使われるメロディー。また最初の部分が繰り返され、葬送の列が遠ざかるように消える。

 

第4楽章 プレスト 変ロ短調  2/2拍子

急速な両手オクターブのユニゾンが最初から最後まで続きっぱなしで、結局何調かもよく判らない不思議な音楽を展開する、短くも壮絶な楽章。初めて聴く人は呆気にとられてしまうでしょう。

 

 

 

 チョ・ソンジン  ロマン性と古典的抑制のバランスも絶妙

 

 

 牛田さんの演奏で、この有名なソナタを聴けるのを密かに楽しみにしていました。近いうち、大好きな第3番のソナタを聴ける時をさらに楽しみにしています。

 

 

   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

牛田さん、FBによると現在、ポーランドのショパン音楽大学で、高名な先生方からレッスンを受けておられますね。牛田さんというと、専らロシアからの教育を受けているイメージが強いですが、世界の色んな所でもレッスンを受け、様々な刺激を受けて欲しいものです。

 

また、ワルシャワ市内では、憧れのユンディ・リやチョ・ソンジンさんらのコンサートを聴き、改めておおいに刺激されたようです。

 

 

 

 

 

さて、牛田さんの高校卒業後の進路が、とてもとても気になるところです。

 

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