絶技超巧は、クラシックの世界では19世紀に入ってピアノの世界でもとても流行った演奏スタイルの一つで、超人的な速弾きなどをして、華やかな,また完璧なテクニック面を全面に披露した演奏(それを易々と演奏する人はヴィルトーソ)を総称して呼ばれているようです。
しかし、ともすると深い音楽的表現を軽視し、表面的な
超絶技巧のピアノ曲と言えば、まずどんな曲を思い浮かべられますか?
超絶技巧の演奏家に関しては、クラシックの作曲家も含めての歴史では、その先駆けはやはりフランツ・リストでしょうしラフマニノフといえるでしょう。 その後のピアニストの系譜では、ホロヴィッツ?、ポリーニ?、ジョルジュ・シフラ? アルカーディ・ヴォロドス? マルカンドレ・アムラン?
以下では動画を中心に、人間離れした速弾きや、普通ではとても弾けない超難曲などを紹介します。
ショパン エチュードOp10-4
リヒテル この曲の世界最速演奏と言われる。
これは凄い、この曲をここまで早くのはもう神業としか・・
ユジャ・ワン トルコ行進曲(ヴォロドス版)
ユジャ・ワン くまばちの飛行
アメリカで学んだユジャ・ワン、比類ない正確なテクニックを身に付け、見せる事にも長けた演奏をします。
しかし、どれも凄い爽快です。もはや指が見えませんもの・・
シフラ リスト:半音階的大ギャロップ
超絶技巧ピアノ曲と言えばリスト作品。特にアクロバティックで聴きごたえ見せ応えもある1曲を、テンポも速めで!
ショパン:エチュード「木枯らし」 ゴドフスキー版
「木枯らし」自体、発表当時かなりの難曲でしたが
まらしぃ 千本桜 高速演奏
牛田智大さんは、いわゆる指がものすごく早く動く天才少年、としてでは
牛田さんは今でも、どちらかというと超絶技巧作品や早弾きパッセージに関しても音楽性を最重要にして
いろいろな超絶技巧フレーズを手短に集めたもの
爽快です☆
ピアノ音楽史上でリストやラフマニノフの出現、その難解な楽曲の数々は、当時は弾きこなせるピアニストは決して多くはなかったそうでしたが、現代では当たり前のように演奏家は皆レパートリーにしています。
いずれにせよ、ピアノの華やかな超絶技巧、速弾きパッセージを征服することは、ピアノを本格的に学んでおられる方にはとても憧れる演奏スタイルの一つだと思いますね。