



これまで番外編はアーカイブ残していなかったけれど、今回は見れるようになってるのです!





こんばんワイルドスピード。
「フェーズ」って言葉が大嫌いなきくっちゃんです。
わざわざフェーズって言うなお前よ。
特にだめなのが
「あ、これいま拡散フェーズだよね?」
っていうタイプの人間とそいつがそのあと言うアイデア。
拡散フェーズ(笑)
だせえ。
言わせた自分に腹が立つ。
よく考えたらこの
漢字二文字 + カタカナ”○ー○”
がだめなのかも。
正直ベース!
対策チーム!
復活レース!
人生ゲーム!
阪神バース!
必殺ワード!
冷凍ビーム!
百人ピース!
いや、大丈夫でした。
正直ベースは微妙だったけど、あとは大丈夫でした。
だめなのはやっぱ「フェーズ」だ。
さてそんな夕食ホットですが、
そろそろライブをまたまたたくさんやろうかと思っております。
って別に「今はライブしないフェーズ!」って決めてたわけではないのですが、
去年夏くらいからたくさんたくさん曲を作っては、5人(時に3人)で集まってひたすら練習をしておりました。
まあ練習というか、演奏することで曲に生を吹き込む、的な。
夕食ホットの曲は基本僕が作詞作曲編曲までやっちゃうのですが、それはあくまで“きくっちゃんの中”の作業であって、いざ音を出してみると結構印象が違ってたりするのです。
特に歌はね。
やっぱしょったんが歌って初めていろんなことがわかるので。
で、それをあれこれ、ほんとうにたくさんの産まれたての曲たちを演っては
「ここはこのほうがいいじゃん!」とか
「うーん、これだったら前の方が風景見えるね」とかいちゃこいてました。
もちろん根岸孝旨さんにもデモを聞いてもらったり。。。
曲数だけでいうと20以上あるのかな?
前作『からだのなか』以降で。
で、最近はライブでやって成長させてから本レコーディングをする!
ってことにしてるので、、、いよいよライブで聴いていただこうかと思っております。
とここで。
ひとつもやもやっとしてたことが。
もや
いやちがう。
もやっ。か
もやっ
あ、しっくりきた。
ちいちゃい「つ」はもや側に付随するのか。
いや、でも。。。
行こうぜー!ってことで来ちゃいました〜
の行こうぜー!は
「行こうぜー!」だよなあ。
「行こうぜー!っ」じゃないよなあ。
てことは、ちいちゃい「つ」は、次の「て」に付随してるのか。
どきどきってなっちゃいました
うん。そだよね。
「どきどき」+ って
だよね。
くるくるっと丸めて
うんうん。
さっとひと拭き
あれ??
「さ」
っとひと拭きじゃないよね。
「さっ」
とひと拭き、でもないよね。
ちくしょう。
ちくしょう騙された。
これは
さっっとひと拭き
じゃねーか!
かってに「っ」をひとつ省略してた。
かってにリエゾンしてた。
甘えてた。
これからはきちんと
さっっとひと拭き
と書きますきくっっちゃん。
で本題。
ひとつもやもやっっとしてたことが。
(覚えてます? ライブ再開しまーす!の話でしたよ)
ライブでやって成長させてから本レコーディングをする!
と言いつつ、うちら夕食ホット、
ライブでできるタイプの曲と、なんかうまくできないタイプの曲があるなあと。
過去のアルバムでもそうでしたが、新曲は特にその傾向が強いんです。
簡単にいうと、
・いわゆるロックバンド的な編成でできるタイプの曲
(仮にオルタナティブロッック曲とします)
と
・打ち込みとか中心で細かく音を構築した系の曲
(仮にエレクトロニカ曲とします)
前者は今まで通り堂々とライブハウスとかフェスとかでやりまーす!
が、後者は、なんかライブハウスっって感じでもねーなーともやっっっとしておりまして。
あと何が何でも全部生演奏ってものなあ。もやっっっ。
なんか別のライブのやり方を考えないとなあ、とあれこれみんなで相談したりリハーサルしたり発散フェーズしたりしてきました。
そしてぼちぼち収束フェーズ。
結論:
★エレクトロニカ系の曲を中心に
★オルタナ曲をやるならアコースティックなアレンジで
★ライブハウスじゃない少し変わっっった場所で
ライブする企画をもう少しで発表しまーす。
ごちゃごちゃ書いたので結局なんの話だっっっったか分からないのが僕のブログのいいところ。
草々
振り返ったら半年ぶり。
1日2回服用の2回目を飲むまであいだに何時間あけなくちゃいけないのかわからず、怖くて朝1回しか飲めてないすだっちです。
先週末辺りから花粉さん猛威を振るい始めましたよね。。。早く去ってくれ。。。
タイトルに書きましたが、すだっち、今週の金曜日にラジオに出ますー!
3/2 (金) 19:00〜21:00
文化放送「渋谷文化ラジオ 勝地涼×笠原秀幸ほっとけない金曜日」
http://www.joqr.co.jp/shibuya/fri/
勝地涼さんに呼んでもらいました!
ホームページみたら、同じ日に山田孝之さんも出演するみたいです。
しょったんときくっちゃんがいない状況で、すだっちが何を喋れるのかドキドキですが、良かったらきいてくださいー!
しっかし、凄い筋肉。。。
みなさんこんにち和訳。
<冷凍チャーハンをチンしたら量(かさ)が半分以下になってしまう現象>に名前をつけたいきくっちゃんです。
なんか哀しい。
あと、冷凍食品の一口目の美味さとげっぷの臭さが正比例してる現象にもそろそろ名前を与えたい。
1月31日です。
綺麗でしたね。
僕も5分おきに家から出ては空を眺めてました。
さて。
これです。
月といえばこれです。
定期的に目にしたり耳にしたりする、これです。
先に言っておきますけど、これ、死ぬほど嫌いです。
この話自体も、それを嬉しそうに言うやつも、さらにそれを聞いて感心するやつも。
※これを送ってくれた人が絶対この記事見ませんよーに。
「月が綺麗ですねって、昔の人はI LOVE YOUって意味で使ってたらしいよ♪素敵だよね」
1.夏目漱石
そもそもは
“夏目漱石がI love youの訳として言ったらしい”
って都市伝説がスタートです。
生徒が「我君ヲ愛ス」と訳したのに対し、あほかお前、日本人はそんな台詞言わん。「月が綺麗ですね」とでも訳しなYo。
って。
かの漱石先生が。
この部分の伝承だけならまだ理解できます。
あるいは本当に漱石が言ったかも知れない(そんな原典は見当たらないらしいけど)。
何より、前後の文脈がイメージできる。
その時代の空気もイメージできる。
おいおいおいもっと自由にやろーぜ!って微笑ましいシーンかもしれないし、生徒のセンスのなさをdisったわりと大人気ないシーンかもしれないし、こんな風に表現しちゃう俺(漱石)カッケーっしょ?って得意気なシーンかもしれない。
なんなら、毎日違う訳を披露していたのかもしれない。
まあ、阿呆が飲み会でウンチク垂れる話としてはいいと思います。
2.公式和訳
腹が立つのは、なぜかここから、
「I love you」=「月が綺麗ですね」
って訳した時代があったのよロマンチックじゃね?
みたいな、どう考えても脳ミソの短い展開になってきてること。
夏目漱石つったら偉くて凄くてセンス良くてみんなの憧れ、レペゼン「昔の日本人」で、その人がそう訳しちゃったすげーよね。 昔の日本人やばいよね。
って。
森鴎外がSymphonieを「交響曲」と訳したように、
西周がPhilosophia(Philosophy)を「哲学」と訳したように、
夏目漱石がI love youを「月が綺麗ですね」と訳してさ、あの時代にはそれが公式和訳だったんだめちゃロマンチック、むしろ今の俺らそれ忘れてね?
って。
ばかか。
ばかか。
んなわけあるか。
仮に、仮に漱石がそう訳したのが事実だとして(しつこいようだけど、そんな事実はないっぽい)、あくまで文学的表現の話であって、また、日本人と対象との距離感の問題であって、決して「そういうロマンチックな時代が日本にはあったぜ」って例ではない。
3.文学的表現
あなたが好き、ってのをどう表現するか。
これこそがそもそも表現者の腕の見せ所なわけで、
相手との関係や、文脈や、周りの状況によって
「月が綺麗ですね」だったり
「朝が来ないで欲しいです」だったり
「味噌汁が好きなんです、豆腐だけの」だったり
「赤いバッタ知ってる?」だったり
「はじめようか天体観測」だったり
「安心な僕らは旅に出ようぜ」だったりするんじゃい。
文学的表現なんじゃい。
日本人はそういうの得意なんじゃい。
直接対象に思いを伝えるよりも、別のものに思いを投影させたり、同じ時間や空間を共有したり、そういう方が好きなんじゃい。
そこには昔も今も、漱石も芭蕉もくるりもカリスマドットコムもない。
ずっとずっと続く日本人の素敵な一面なんです。
だから
古池や蛙飛び込む水の音
が気持ちいいんじゃい。
月が綺麗ですね
が時としてI love youの代わりになるんじゃい。
それをI love you公式和訳の引き出しに一回しまってから、偉そうに取り出して感心すな!
披露すな!
4.披露すな
えー、小中学校くらいん時、クラスに必ず 昨日のテレビの面白かったところを“報告”してくれるやつ、ってのがいました。
「昨日おまえ、まっちゃんおまえ、ごっつええ感じでなんかカメレオンのカッコしておまえ、ほんでお尻から卵産んでおまえ、、めちゃおもろかったっちゅーねん」
・・・・・
・・・・・
どうしたらええねん。
その報告、俺らはどうしたらええねん。
でもまあいい。
俺らはガキンチョだった。まっちゃんではない上にお笑い芸人でもなかった。
だからまあいい。
ではもし、今大人になった僕たちの前に大人の報告君が現れて
「昨日見ました? もうすんごい日村さんがもう面白くてー、後藤さんがそれに突っ込んでてえ、、、温度差ありすぎて風邪ひくわー、って。例えツッコミ? もうめちゃ面白くてー」
って報告してきたら。
披露してきたら。
しかも、もっとひどいことにその報告君がお笑い芸人だったり放送作家だったりしたら。。。
そんなやついねえよ、って思いますよね?
いるんです。
確実にいるんです。
クリエイターとか代理店の人とか、もっとひどいと作家とかミュージシャンとか。なぜかそういうやつの中に一定数いるんです。
「夏目漱石ってI love youを月が綺麗ですねって訳したんすよ。すごくないっすか?」
って言い出すやつが。
#人の手柄
#そこお前関係ない
#それがお前の仕事ちゃうん
#むしろ漱石ライバル
#何をクリエイト
#そもそも伝説
報告すな。
披露すな。
呼吸すな。
ほんで、こっち見るな。
一応僕(きくっちゃん)も、そういうことを仕事にしてるんです。
月が綺麗ですって言うかわりに、どうにか自分の「あなたが好きなんです」を探してるんです。
分かってくれ。
あ。えーっと、教えてくれようとしたのかな?
助けてくれようとアイデア出してくれたのか?
そっか。
どうもありがとう。
助かる。
すんごく助かったのでもう二度と来ないでほしい。
って、消えゆく月を見ながら思いました以上ですまた来月。