こんばんは。

 

※今朝投稿した記事の追記/改訂版です。

 

イキナリ本題。

 

昨日以下のブログでも書いた通り、本日は次女まる子(小3)の初陣です。

 

なつやすみの宿題、ぜんぜん進まず

 

今日はちょいと長いですが、最後までお付き合いして頂けますと嬉しいです。

 

※乗り過ごし、要注意記事です。

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  声楽コンクール

1.きっかけ

次女:まる子が習い事として、声楽を始めたきっかけは、とても単純だ。

ひどい音痴。

わたしも音痴なので、人のことをとやかく言えないが、まる子の音痴っぷりは、少なくともママ王が爆笑するレベル。

これはなんとかせねば...と小学校入学前から歌の練習を始めた。

いきなり個別の声楽はハードルが高いと考え、グループレッスン(合唱)から始めた。

転機は、音楽教室での発表会だ。

次女はピアノと合唱で参加。

一人で二度舞台に立つだけでも大変だ。

だが、次女の目は違った。

次女は一人で舞台に立ち、華麗に歌う生徒さんを見てうらやましく思った。

そして、次女自ら志願し、グループレッスンから個別レッスン(声楽)に切り替えた。

次女まる子、小学2年生の春だ。
 

2.ハンデ戦

音楽コンクールは、基本的にハンデ戦だ。

例外があるとしたら、ピアノくらいだろう。

ピアノは、参加者全員が同じ楽器:ピアノを弾き、審査員はその技術を比較することができる。

それ以外は、基本的に参加者自ら楽器を準備し、演奏をする。

管楽器や弦楽器であれば、金さえ積めば、ある程度よい楽器は手に入る。

声楽は、例外だ。

どんなに金を積んでもそれはできない。

なぜならば、自らの身体が楽器だからだ。

よい声を出すためには、声帯を理想的に振動させる必要がある。

そのためには、声帯を伸縮できるように喉を下げる必要があり、息を通す必要がある。

日々、いろんな訓練、トレーニングが必要だ。

持って生まれた自らの身体を鍛え、声を出すために特化させる必要がある。
 

すなわち声楽とは、己と向き合い、己を鍛えねばならないのだ。

 

3.コンクールに向けて

声楽を習い始めた段階から、今年の声楽コンクールへの参加は既定路線だった。

なぜならば、わたしが先生にそう伝えていたからだ。

コンクールへ参加する理由は単純だ。

目的意識をもって練習することで、練習の質が向上するからだ。

毎日なんの目的もなくダラダラ勉強をするより、例えば検定試験を受けるために勉強するほうが、身になるのと同じだ。

 

不安点をあげるとすれば、声楽はピアノと異なり、一人で参加できないことだ。

伴奏者が必要なのだ。

まず、この伴奏者を誰にするかで悩んだ。

例えば長女はな子。

普段からまる子と一緒にいるし、ピアノも小学5年生の中では結構うまい部類だ。

 

少なくとも一年前はピアノの発表会にも出たし、全国大会に向けガチ練習をしていた。(以下参照)

ピアノ発表会>>>中学受験勉強

中学受験生、ピアノコンクールに挑む 本選編

 

今でも毎週末ピアノのレッスンには行っているし、腕は全くもってなまっていない。

 

しかもうちのはな子、不思議な才能があり、簡単な曲に限るが、初見で弾くのは超得意。

 

こんないい伴奏者はいない!と思っていたが、大きな問題を抱えている。

 

プレッシャーに弱いのだ。

 

普段からは全く想像できないが、冗談抜きでヨワイ。

 

ガラスのハートどころではない。

 

わたしに言わせれば、和紙のハートだ。


伴奏者が緊張して、ポンコツ演奏なんかされては困るので却下だ。

次いでママ王。

実はママ王、ピアノを弾ける。

というのも、我が家にあるピアノの内1台は、ママ王の実家から運び込んだものだ。
(もう1台はわたしのお小遣いで購入)

だが、ママ王の本質は"突発"と"衝動"であり、気づけばスナフキンのようにフラリと姿をくらます。

 

万が一にでもコンクール日にやられ、ドタキャンされては困るので却下だ。

では音楽の先生はどうだろう?

問答無用で却下された。

色々理由があるが、ここでは割愛する。

そしてたどり着いたのは、プロの演奏家だ。

一度コンクールへの参加を決めた以上、全力を出し切る。

手を抜くことは許されない。

この場合、伴奏者はプロに任せるべきと判断した。

そして新たな問題が発生した。

伴奏費用だ。

 

4.伴走費用を集めろ!

はなまる姉妹の通う音楽教室では、毎年ピアノコンクールに複数人参加している。

そして、毎年のように全国大会に生徒を送り込んでいる。

それがはなまる姉妹のときもあれば、別の生徒さんの場合もある。

一方、声楽コンクールへの参加はこれまで無い。

まる子が最初の生徒だ。

今抱えている問題は、プロの演奏家に伴奏を頼んだ場合の、伴奏費用をどうするからだ。

プロの演奏家を一人、移動も含めて半日拘束してしまうのだ。

一回の参加だけで、かなりの費用を負担する必要がある。

負担を減らすためには、同じコンクールに複数人で申し込むのがよい。

苦戦するかと思った参加者集めだが、すぐに集まった。

というのも、はなまる音楽教室では、声楽を習っている生徒さんがまる子を含め4人いる。

そのうち、中1のバラちゃんは、中学受験のため1年間のブランクがあり、参加を断念。

残った小6のさくらちゃんと、小5のひまわりちゃんが参加を決めた。

二人とも、とても向上心があり、こういうコンクールに出てみたかったようで、とても嬉しかった。
 

5.予選に向けて

夏休みに入って、声楽の予選まで、少し時間があった。

ホントは、はな子と一緒にまる子もサバイバルキャンプに行かせることも考えていたが、予選が終わるまで、まる子にはお出かけ禁止令を発令した。

声楽の予選まで、何が起こるか分からないからだ。

まる子にとってはツマラナイ時間だったかもしれないが、怪我無く万全の状態で迎えて欲しかった。

予選一週間前、伴奏者との顔合わせと、最後の仕上げを行った。

伴奏者は、いかにもピアニスト!という感じの、素晴らしい方だった。

いざ合わせが始まり、わたしはとても驚いた。

やっぱりプロ、チガウ。

まる子の歌い方、雰囲気を感じ取り、どうすればまる子の良さをうまく引き出せるか、ピアノ視点でいろいろ考えてくれた。

そして伴奏には、ものすごいイロイロなアレンジが加わり、なんかそれらしく仕上がった。

そしていよいよ本番を待つのみとなった。
 

  初陣(追記)

1.会場選び

最初にも書いたが、コンクールは基本的にハンデ戦だ。

ハンデ戦を勝つためには、いろいろと作戦を練る必要がある。

競馬でいうところの、得意な距離や競馬場を選んで出走するのと同じだ。

まる子の参加するコンクールは、予選→本選→全国大会と続くが、予選と本選は好きな会場が選べる。

そのため、神奈川県に住んでいながら、北海道の会場に参加してもよい。

もっと言うならば、予選や本選に限り、2回, 3回と参加しても構わないのだ。

コンクールに参加するにあたり、まず悩んだのが会場選びだ。

調べると、関東の予選だけで8回行われ、会場/日程はバラバラだ。

今回重視したのは、会場の広さだ。

会場が狭いところに比べ、広いところのほうが、声の響きと通りに差が出やすい。

なぜならば、マイクなんか使わないからだ。

想像してほしい。

400~500人も入るホールで、マイク無しで歌うことを。

一番後ろの人まで声を届けるのが、どんなに大変かを。

会場が広ければ広いほど、審査に差が出やすい。

受かるか/落ちるかはさて置き、今後のことも考えると、広いホールで歌うほうがよいに決まっている。

今回は、お盆休み前の日程でかつ、400席以上あるホールの中から会場を選んだ。

 

2.トラブル発生!

当初は、わたしとまる子だけで行く予定だったが、着替え担当&応援団長として、はな子を召喚。

彼女の持ち前の明るさと、いい感じで小回りがきくので、荷物持ちや雑用任せにはうってつけだ。

三人揃って、いよいよコンクール会場へ。

酷暑に耐えながら、会場へ入った。


ドクン...


胸が高鳴った。

ああ、これは...

すぐにわかった。

3年前の夏、初めてはなまる姉妹でピアノコンクールに参加したときと同じだ。

これから、まる子はどんな世界を見せてくれるのだろう。

緊張のドキドキ感より、ワクワク感のほうが強かった。



だが受付に行って、さっきのドキドキやワクワクは吹き飛んだ。

なんと、申込曲と、実際に歌う曲に差があったのだ。

申込時点では、1番と3番を歌うはずだった。

が、途中で1~3番を歌うことになり、変更連絡が漏れていた。

完全なる伝達ミス。

なぜ、申込時点で、曲名だけで申し込まなかったんだろう。

何番を歌うかまで書いてしまったのだろう。

後悔しても遅いのは分かっているが、あまりの浅はかさを呪った。

ピアノと同じ感覚で何番を歌うかまで書いたのが失敗だった。

幸いなことに、先生のフォローが入り、なんとかおさまった。

審査員にもすぐに伝えてくれ、事なきを得た。

いやはや、これが入試本番だったらどうなっていたんだろうか。

ホントに、始まる前から心臓にワルイ。
 

笑撃の初陣

いよいよまる子のデビュー戦が迫ってきた。

さて、声楽コンクール、どんなもんか?

いよいよ審査開始。

そしてわたしは――




――笑撃を受けた


わたしの想像している声楽は、以下。




もう、絵で伝わるだろう。

ピアノの伴奏者と、歌う人が一人。


だが、いまわたしの目の前で起きている光景は↓



ここは仮面ライダーのオーディション会場じゃねーよ!


次に出てきた人...

 

ハンドパワーですか?
 


もう、意味不明。

極めつけは↓

 

電気屋さんをウロウロしている気分になるのはわたしだけ?


学芸会ジャンルなんかあったっけ?

 

と思いつつ、いよいよはな子の番になった。

ビデオカメラの準備は万端。




番号を呼ばれ、まる子が舞台に入ってくる。

まる子の身を飾るのは真っ白なドレス。

そして頭にはパールティアラ。

ドレスは、はな子がピアノコンクールの全国大会に行ったときに新調したやつだ。

ティアラは、今回のためにママ王が手配したものだ。

まる子と一緒に、伴奏者の方も入ってくる。


――ヤバイ


まる子の顔を見て、異変に気付いた。

顔が硬直している。

これはヤバイ。

冷静さを失っている。

いつものまる子らしくない。

油の切れたロボットのように、舞台中央から少し左側にずれた位置に立つと、一人で礼を始める。

伴奏者が慌ててまる子に続く。


やばいやばいやばいやばい


完全に冷静さを失っているぞ。

まる子は礼をするなり、すぐに伴奏者へ振り向き合図をする。

おいおい、まだ伴奏者は楽譜の準備すらしてないんだぞ!

両足を揃えて直立不動のまま歌い始めるつもりか!

見ているこっちがドキドキしてきた。

ここで、


――ふぅ


伴奏者に助けられた。

さすがプロ。

ワンクッション置いた。

まる子が伴奏者へ二度目の振り向き合図をする。

伴奏者はもう一度大きく深呼吸をしてから、1曲目の前奏を弾き始めた。




行くぞ、声楽コンクール!合格証の準備は十分か!





400席以上もある広いホール。

果たして、まる子の歌声は響くのか!

まる子が歌い始める。

 





届いた!


しっかりと、一番後ろまで届いている!

声楽コンクールだからといって、難しい曲を選ぶ必要は無い。

どこまで完成度を上げ、しっかり歌い上げるかがポイントだ。

まる子が歌い始め、審査員が前を向く。

よし、審査員へのインパクトは残した。


あとはしっかり歌いきるかどうかだ。


・・・


2曲、5分間、


まる子は全力を尽くした。


伴奏者にお礼を言い、結果発表を待つ。

 

 

新たなる一歩

コンクール直前の食事は、よくある十秒チャージや、バナナなどを少し食べるだけだ。

アスリートの試合前か?と思うレベルだ。

そのため、コンクール後は腹ペコだ。

近場で食事も考えたが、まる子が疲れ果てていたので、会場で待つことにした。

結果を見て、それからゆっくりご飯を食べればよい。

実はわたしも、朝からほとんど食事が喉を通っていない。

結果発表までの1時間半がとても長く感じる。

秋の本選に行けるだろうか。

隣にいる応援団長のはな子がウルサイ。

家にいても勉強なんかしないので連れて来たが、失敗だった。

頭の中は、すでに月曜日からのサマーキャンプ第2弾:酷暑対策編一色だ。

わたしはまだ第1弾:サバイバル編のまとめ記事すら書けていないのに。

会場で待っていても仕方ないので、少し外を歩く。

さすがに8月の真昼間。

暑くて誰もいないので、記念写真をパシャリ。




・・・


・・・・・・


そして緊張の結果発表。

会場に戻ると、ロビーのテーブルに審査員の講評用紙が並ぶ。


そして、予選通過者には合格証が重ねられる。


さて、運命の瞬間がついにきた。


結果は――


はな子が取りに行こうとしたので拘束。


おまえ応援団長!


主役じゃない!


まる子はビビりながら、他の参加者と共に結果を受け取りに行く。


その足取りはまるで、牛歩戦術中の政治家みたいだ。

背中が丸まり、いつもの覇気は無い。

それどころか、完全に敗者のスガタだ。


そして次の瞬間―


「予選通った!!!」

と歓喜の声が。
 

まる子の二刀流劇場、開幕!

 

  さいごに

これでまる子もやっと遅い夏休みに入れます。

秋の本選に向けて、ピアノ/声楽共に全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします。

ごはんおおもり
 

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変化なし照れ

 

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