中学受験生は、毎月塾の授業やテスト、家庭学習でどれくらいの時間を費やしているか、ご存知ですか?
日能研の小学5年生(上位/Mクラス)になると、
平均月100時間を超えます。
これは、日々小学校から出される学校の宿題を除いた、受験(塾)に関する時間です。
これを残業とするならば、
問答無用で過労死
レベルです。
以前、以下2つの記事を書きましたが、これをさらに深く切り込んだ内容になります。
今日はどうやって100時間を求めたのか?から始まり、
中学受験勉強に対しての私見をまとめます。
大前提
本文をお読みいただく前に、筆者:ごはんおおもりのマインドは、中学受験生は
勉強やりすぎ
です。
小学5年生、まだ10~11歳です。
いろいろ遊びたい年頃です。
その子たちに、毎月100時間以上学校以外に勉強やテストを受けるというのは、
いくらなんでも多すぎね?
という思いがある中で書いていること、ご容赦下さい
データから分析:上位クラス
日能研に通う小5:Mクラス(上位クラス)を対象とした、毎月(4週)の塾での授業、テスト、家庭学習をもとにした時間を求めました。
※理科の特別授業は隔週なので、週あたり1.5回/月6回としました。
授業時間は、先述した以下2つの記事(こちらとこちら)から引用。
テストは、隔週の育成テストと月1回の公開模試の計3回としました。
家庭学習時間は、以下、私の愛読書:akira先生が執筆した以下の本から引用しました。
合計は毎月約103時間です。
この103時間の内訳をみると、半分以上の約55時間が家庭学習です。
一方で、残る約48時間に含まれる授業やテストは、休憩時間を除いており、純粋に集中して受けている時間です。
授業やテストだけで月48時間は、かなりの量だと思いません?
わたしだったら、
尊敬に値する時間です。
なぜならば、
学校の勉強以外で、かつ高い集中力が求められるためです。
データから分析:下位クラス
「いやいや、ごはんおおもりさん。これは上位クラス(Mクラス)の結果であり、下位クラス(Aクラス)はそんなことないよね?」
というご意見があることは理解しますので、Aクラスの場合も見てみました。
特別授業を受ける場合は月83時間、受けない場合でも月74時間です。
家庭学習がゼロだとしても、塾やテストだけで、
特別講習ありの場合45時間
特別講習無しの場合36時間
となります。
家庭学習は残業相当か?
皆さま、36協定ってご存知ですか?
簡単に言うと、労働者が36協定によって無制限に労働を強いられることがないように、
「時間外労働の上限が月45時間・年間360時間」
という上限が決められております。
仮に、家庭学習や塾の時間を36協定に照らし合わせると、
アウトです!
が、私はアウトというつもりは毛頭ありません。
なぜならば、勉強と仕事は異なるからです。
仕事はビジネスで、相手がおり、期限が定められ、報酬が伴います。
それ以外にもたくさんの縛り/制約条件があります。
一方勉強は、やりたい人がやればいいんです。
失敗/テスト結果が悪くても、最終的に困るのは受験生本人だけです。
受験勉強をやりたくない人は、
受験勉強をしない/やらない選択もありなんです。
強い言葉でいうと、
中学受験勉強はしなくても、中学には進級できるんです。
なぜならば義務教育ですから。
受験勉強≠仕事はホントか?
わたし:ごはんおおもりは、決して中学受験勉強を軽視しているわけではありません。
テストを軽視しているわけでもありません。
むしろ、私は塾での授業とテストは、
仕事相当の集中力
が必要だと思っています。
なぜならば、受験生からしたら、
テストの結果で
褒められる場合もあれば
叱られる場合もあり、
褒められるためには授業や宿題をキッチリやらないといけないのは、
多くの受験生が分かっていることだからです。
ホントに分かっているなら、なんでいい点数取れないの?
育成テストや公開模試、もっと頑張ってよ!
って思いますよね?
わたしもそう思いますよ!
わたしから言わせれば、
保護者の皆様に考えて欲しいんです。
どうすれば勉強を好きになるか!
以下に続きます!
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