突然ですが皆さんは、
学生時代に習った知識、使えていますか?
せっかく習ったのに、使わないとモッタイナイですよね?
もっと言うと、使わない知識は、ほんとにコアの部分を除き、少しずつ忘れてしまいます。
もちろんコアな部分は残るので、知識が多いに越したことはありません。
私の場合ですが、私は小学校のころ、算数が大好きでした。
しかし、中学に入り算数から数学に名前が変わり、少しずつ嫌いになってきました。
なぜならば、どんどん抽象的な学問になってきて、「数学って何に活かせるんだ?」という疑問があったからです。
微分? 積分? いい気分?
そんな感じです。
数学が面白い、と思い始めたのは、高校に入ってしばらくしてからです。
数学の微分・積分を、物理の運動方程式や電気回路の式に当てはめると、一つの基本的な考えだけ頭の中で整理できていれば、あとは自由に式を展開できることが分かったときです。
このときはホンキで、
「数学やっておいてよかった」
と心の底から思いました。
こういうのを、世間では知識のネットワーク化というそうです。
例えば、
国語で培った読解力が算数に生き、
算数の計算力が理科に生き、
理科の知識が社会に生き、
と別々の知識が、脳内でネットワークを組んで一つのまとまりとなることです。
ちなみに学生時代に学んだ算数や理科、数学、物理の知識は、そっち系で働いているので、今でも一部は生かされております。
さて本題。
使える英語ってなんですか?
今日はこれについて考えてみます。
ちなみに、以下記事の続きになります。
本日の記事は、英語学習への冒涜ともとれる発言が並んでおりますので、英語教育にチカラを入れている方は、明日以降の記事を読んで頂くことをオススメします。
使える英語とは?
TOEIC600点以上ですか?
英検2級以上ですか?
私に言わせれば全てNOです。
なぜならば、判断基準は個別に異なるからです。
ではなに?と質問されると、私の答えは
「苦なく自由に使いこなせる」
英語の資格〇級を持っている、英語のテストで〇〇点取ったというのは、あくまで一つの指標であり、それが高いから英語が使えるか?と言われると、それは違うんじゃないの?と私は思っております。
資格では測れない英語の難しさ
以前、以下の記事でも書きましたが、
私が勤めている会社では、従業員への嫌がらせで、毎年英語のテスト受験がMUSTです。
WANTではありません、
MUSTです。
必ず受験しなければなりません。
理由は単純で、英語力を測るためです。
テストというと、受験をされた方、これからされる方、それとも受験生をもつ保護者の方はまず、受験勉強=テスト対策、過去問、傾向は?となると思います。
ここで一つ質問です。
テスト対策をして受かった、いい点を取ったとして、それでホントに実力が付いたと思いますか?
テストに受かること、いい点数を取ることを目的として、勉強をしていませんか?
それでホントに使える英語力は身につきますか?
私は、ここがモヤモヤしているんです。
このモヤモヤが解決/解消できないため、私は三人の子供たちに、英語の勉強を勧められないんです。
もちろん子供たちが個別にやりたい!と言えば話は別ですが、今のところ子供たちからそういう話は聞こえてきません。
モヤモヤの背景
以前以下でも書きましたが、私は基本英語が嫌いです。
今では多少使えるようになりましたが、苦手意識はあります。
たぶん死ぬまでなくなりません。
一方で、英語の資格やテストの点数≠英語力というのを実感しております。
例えば、私の会社にはTOEIC700点、800点取る方はたくさんいます。
彼らは、英語の資料やメールを読み解くのには長けております。
さすが!と思うこともたくさんあります。
一方で、いざ顧客と会議となった場合になると、一転します。
リーディングやリスニングのスキルはあるのですが、ライティングやスピーキングになると、突然固まります。
一方で私みたいにTOEIC300点も無い人のほうが、強い場合もあります。
(いまは300点以上ありますが...)
なぜこういう状況になるかというと、理由はとても簡単です。
テストの点数が良いのは、単純にテストの傾向や対策を熟知し、いい点数を取るための勉強をしている方が多いからです。
それに付随し、リーディングやリスニングのスキルも上がってはいますが、それらが生きるのは、どちらかというとテストに出てくるキレイな英語の場合です。
そのため、英語圏以外の方が話す訛りの入った英語になると、途端に弱くなる場合が多いように思えます。
一方、TOEIC300点も無い人からすると、文法なんかそもそも知らないので、ぐちゃぐちゃ英語なのか、正しい英語なのかの区別すらできません。
さらに、今この場をなんとかしないと!という思い=パッションだけで乗り切っているパターンが多いです。
そのため、少なくとも私が社会人になり実感しているのは、
英語のテスト点数や資格級≠英語の実力
ということです。
残念ながらこういう考えを持つ方が私の周りには大勢おり、先日も会社の上司から
「おぉ、ごはんおおもり、英語のテストはできるんだなwwww」
と小ばかにされ、
「ホントに英語使えるか試すぞwwww」
と続きます。
私的にはまぐれで取れているので、
「実力は無いので、試さないで下さい」
と即答しております。
さて、私の思いとしては少しでも使える英語を学んで頂き、
英語のテスト点数や資格級≒英語の実力
となって欲しいです。
テスト対策をやってみた
5年ほど前になりますが1週間ほど入院、全身麻酔で手術をする機会がありました。
その時病院に持ち込んだのは、2冊の本です。
1冊目は、TOEIC用の英単語帳。
2冊目は、TOEICの公式問題集。
入院前:TOEIC受験
入院中:ひたすら英語の勉強
退院後:TOEIC再受験
し、スコアがどうなるか?を試しました。
ちなみに入院中、ひたすらTOEICの勉強ばかりしていて、先生や看護師さんから
「へんなひとね」
とよく言われました。
大きなお世話です。
手術しかり、勉強しかり、全て身体を張った実験です。
実験の成果としてTOEICのスコアは、入院前600点→退院後700点と、100点上がりました。
ホントか?と思うかもしれませんが、
ホントです。
なぜ上がったのか、テストを受けた瞬間、すぐに分かりました。
入院中に単語を覚え、さらに問題集を解くことで、これまで理解出来なかった単語や問題の意味が分かり、出題の傾向が頭の中でパターン化されました。
言い換えますと、英語力が付いた、というよりかは、
TOEICの出題傾向が分かった
ということです。
一週間勉強していい点数を取ったところで、それで使える英語力が付いているといえますでしょうか?
もちろん点数が上がったので嬉しいんですが、数日経つとモヤモヤしてしまいました。
まとめ
本日はかなり乱暴な文章ばかり並び、多くの方の気分を悪くさせ申し訳ありません。
ですが、これは今私自身が持っている悩みでもあります。
本音は、子供たちに私自身と同じように英語で苦労をして欲しくないと思いつつ、ただテストのために勉強をするのはどうか?という思いもあり、モヤモヤしているところです。
今英語の勉強をされている方は、是非とも継続してください。
そして、テスト対策だけでなく、使える英語力を身に着けて下さい。
一方で、私自身の英語力は、(英語への苦手意識はさておき)まぁそこそこ使えるレベル?くらいにはなりました。
とは言っても、今でも英検4級しかありませんがwwww
続きます
最初から読む方は>こちら<
ブログトップに戻る方は>こちら<
英語関連の最初の記事は>こちら<