鹿児島市の老舗百貨店「山形屋」とそのグループ企業は、経営悪化により金融機関の支援を受けて経営再建に着手すると発表しました。負債総額はおよそ360億円で、債権を持つ金融機関は17社とのことです。山形屋は債権を持つ金融機関に対し5年間の事業再生計画を提示していて、5月28日に開かれる予定の債権者会議で金融機関の合意が得られれば、事業再生計画が実行に移される。計画には、ホールディングス体制への移行、鹿児島銀行などからの役員受け入れ、ホールディングスの会長・社長の報酬全額カットなどが盛り込まれています。大型商業施設との競争激化や耐震工事などの設備投資、新型コロナの影響が重なり経営が悪化していたそうです。
山形屋グループ企業
①山形屋本店
②川内山形屋
③きりしま国分山形屋
④宮崎山形屋
⑤日南山形屋
⑥サテライトショップ・ギフトショップ
⑦山形屋食堂
⑧What
⑨山形屋ブライダルサロン
⑩エアポート山形屋
⑪山形屋ストア
地方の小売業界でまた悲しいニュースがありました。優良と思われる地方の老舗百貨店も内情は火の車のようです。百貨店は、首都圏・近畿圏・中京圏の三大都市圏でしか成立しないビジネスモデルとなってしまうのか?