第五十五回 戦前のガソリンスタンド | ユージーのブログ

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みなさんこんにちは音譜

さわやかな5月も終わり、だんだんと梅雨が近づいてくるのを感じる今日この頃ですあじさい

 

 

 

本日の UG建築トピックス はこちらですビックリマーク

 

 

 

 

 

戦前のガソリンスタンド

 

 

 

こちらは、昭和4年龍野製作所製造

「ガソリン計量機」です。

旧赤坂区役所で実際に使用されていました。

 

 

 

当時は手動式でしたが、昭和14年には

日本初の「メーター式電動計量機」が

陸軍に納入されました。

 

 

 

 

見るからにメカニックな仕上げに

昭和初期の良きノスタルジーを感じます。

 

 

 

 

昭和4年2月 東京龍野製作所製造

ロット番号が併せて陽刻されています。

 

 

 

今にもここから液体が飛び出してきそうです!

 

 

 

 

ローマ字で

「★NIPPON★TOKYOTATSUNOSEISAKUSYO」

と陽刻されています。

 

 

 

 

 

 

【 編集後記 】

 

 東京龍野製作所は、創業1911年(明治44年)、輸入車向けの計量機(給油機)製造から始まった会社です。それまで一定量の給油はできなかったのです。そして、1919年(大正8年)、日本で初めてガソリンを定量計測して給油できる計量機を開発したのもこの会社です。現在の社名は「株式会社タツノ(TATSUNO Corporation)」です。

 現在、世界三大ガソリン計量機メーカーとして国内シェア6割を誇っています。この計量機は「機械遺産」として登録されています。

 

 戦前の江戸川乱歩の小説にこんなシーンが出てきます。

 主人公が運転していた自動車がガス欠になり、歩いてガソリンを買いに行く場面です。やがて主人公がなんと、ガソリンをバケツに入れて帰り、車に給油するのです。一般用携行缶やポリタンクのなかった時代背景を考えれば納得ですが・・・現代では到底考えられないシチュエーションです。

 

 

 

写真・文責  児玉 博文

 

 

 

 

 

 

 

 

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次回もお楽しみに音譜

 

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