ラジオとは何?〜寝た子を起こす子守唄 | ufocluvのブログ

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気ままに音楽の話でも・・・。

 夜更けのラジオ小さくして ため息をついている

 出したハガキ読まれなくても今はなぐさめさ

 

 阿木燿子・宇崎竜童のつくった「寝た子を起こす子守唄」

 加藤登紀子・豊島たずみ・寺島まゆみなど、多くのシンガーが歌っている。全国の受験生のために作られたというこの作品。まさにこれこそがラジオというメディアを正しく、言い表しているのではないかと思う。

 

 

 

 

 ラジオっていうメディアは、孤独感を感じる人が、どこかで誰かと繋がっていることを感じられるメディアだと思っている。

 1980年代、日本にもいくつかのミニFMがあることを知った。自分でも安い送信機を購入して、自分なりに稚拙ではあるけど番組を作って送信したことがある。

 

 コミュニティFMが乱立する昨今、自分でも勉強するため本を買って見たことがある。山口県のとある放送局設立に携わった方の本だった。途中で読むのをやめた。今どこにあるんだろう?捨てたかなぁ?

 

 大昔、僕の住んでる地域には「有線電話」があった。定時で役場からのお知らせが流れる電話だ。テレビラジオが普及してなかった大昔は、コミュニティにとっては大切な情報源だった。祖母が「昔はラジオも流していたことがある」と言ってた。まさに、情報の要だったのだろう。

 

 地域密着・地域を元気に・・・こういう放送局は、ラジオというより有線放送そのものだと思う。僕にとっては、ラジオじゃない。これが理解されないことが本当に残念でならない。

 

 今、ネットでとあるコミュニティFMを聴いている。地域の停電情報が流れている。これは大切なことだと思うし、地域の放送局としてやるべきことだと思う。でも、ラジオ本来の魅力を半減(もっとだな・・・半分以上だ)させるコンセプトには同意もできないし、素晴らしいと拍手もできない。

 

ミュージックバードの長寿番組「THE NITE」

 

 番組のコンピCD第2弾が三月に発売。僕が読んだ本の著者は、ミュージックバードを否定していると僕は読んでいて感じた。これは読むのをやめた理由。彼がつくったのはラジオというメディアを利用した、コミュニティのための放送でしかない。と感じる。