うえた整骨院、板倉です。
IT業界を筆頭に、パソコンをよく使うデスクワーカーの方は、
われわれの患者様にもたくさんいらっしゃいます。
首の痛み、肩の痛み、腰の痛み、頭痛、手のしびれ…
その多くはパソコンを使用している際の姿勢に原因があるケースがよくあります。
例えば、
・モニターを覗き込むような姿勢になるため、体が前かがみになっていく。
→その結果、首や肩甲骨が前に倒れていき、背中や首の痛みの原因になる
・腰が後ろに倒れていくことで、腰に負担がかかっている
→椅子に浅く座った姿勢はなんとなく「楽」に思えますが、
実際は腰に強く負担がかかり、腰痛の原因になることが多々あります
…このあたりは語りだすときりがないので、またの機会に。
この姿勢の改善にもいろいろあるのですが、
今日はその中でももっとも思い切った方法を紹介します。
上記したように、パソコンの前で座り続けることが様々な痛みの原因になることがあります。
また、座りっぱなしでいるということは、「第二の心臓」と言われる足の筋肉をほとんど動かさないことでもあるので、
心臓や血管などの疾患のリスクが大きくあがるとも言われています。
なので、一つの極端な解決法として「スタンディングデスク」というものがあります。
その名前の通り、立って使う机。
モニタやキーボードの高さはシビアに調整する必要がありますが、
立って作業することで背中は丸まりにくくなり、肩や首にもやさしくなるといわれています。
そんなバカなという話ですが、アメリカのIT業界では徐々にひろまりつつあり、
ラムズフェルド元国防長官もスタンディングデスクの愛用者だとか。
そして、私も「そんなバカな」と言っているだけでは面白くないので
作ってみました。
スチールラックの高さを細かく調整して作ったスタンディングデスク。
ポイントは
・キーボード、マウスの高さが、脇をしめて肘を直角にして丁度いいぐらい
・モニタの高さは目線より少しだけ下
この2つのポイントで、猫背にならない自然な立ち姿勢でパソコンを操作することができます。
ついでにおまけとして、
足元にはストレッチボード。これで万全?
まだ使ってみて2週間ほどですが、これはアリだと思います。
気軽にお試し、というにはなかなか思い切りが必要ですが、
椅子を置かなくてもいいので、部屋の省スペースにもなりますよ(笑)
このあたりの記事 が参考になるかもしれません。