東京の階段ウォッチング -29ページ目

東京の階段ウォッチング

街の歴史や人の暮らしを感じながら歩く <uenchの東京の階段シリーズ>
「東京の階段」-都市の『異空間』階段の楽しみ方(松本泰生著)を参考に、
東京の階段を探して歩きます。
「uench 東京階段map」と連動していますのでぜひご一緒に♪

龍土町は江戸時代から昭和42年まで存在した町名で、現在の六本木7丁目に含まれるとのこと。
私がバイブルにしている「東京の階段/松本泰生著」によると、東京ミッドタウンの向かいあたりというので行ってみたら、そこはTriSevenというオフィス施設が2016年に建っていて、P26-27に掲載されている写真の階段はなくなっていました。
しかし、TriSevenとその隣にある天祖神社(龍土神明宮)の間に、味わいのある階段が設置されており、そこに昔からあったという桜の木が残されているなどして、土地の歴史を感じさせてくれそうな雰囲気も漂っています。
どんどん変わって行く街の様相に、昔の面影を少しでも残そうとするデザインには、何か温もりを感じるものですね。

 


 


増上寺から東京タワーへ向かう道をさらに進んで出たあたりが麻布台。
この辺りの坂を散策してみました。

 




麻布台の雁木坂(がんぎざか)
西久保八幡の男坂から西に、霊友会釈迦殿前の道の突き当りに位置する雁木坂。
右手にが桜の咲き始めだったのは少し残念でしたが、満開の頃にはさぞ美しかろう美しい階段です。

港区HPには、下記とだけ書いてありました。
「階段になった坂を一般に雁木坂というが、敷石が直角に組まれていたことから等ともいい、当て字で岩岐坂とも書く。」


三念坂(三年坂とも)
霊友会釈迦殿の近くにある階段で、下から見上げると巨大な大屋根が圧巻。
また階段の上からは六本木の街を見おろす眺めもまた絵になるスポットです。
西に向かっているので西日も印象的でした。

この界隈は、古地図の方も見てみました。
それによると我善坊の谷、狸穴の谷に挟まれた辺りに位置するとあり、なるほどこの辺りは坂道だらけです。
 

 

 

 

愛宕神社の鳥居正面の階段が男坂で、ため息が出る程の急峻な86段の石段。
なぜ出世の石段と言われるのかは、下に立っただけで何となく分かる気もしますが、しかしここではそうもいかないので調べてみました。

江戸三代将軍徳川家光が、愛宕山の満開の梅を目にし、「誰か、馬にてあの梅を取って参れ」と命じたそう。家臣の誰もが躊躇するなか、四国丸亀藩の家臣曲垣平九郎という人がそれをやってのけ、「この太平の世に馬術の稽古怠りなきことあっぱれ」と讃えたということがその謂れだそうです。

ちなみに愛宕神社の境内には三角点があり、23区内で最も標高が高いということだそうです。
出世を願うなら、この階段を一気にかけのぼってみてはいかがでしょうか?

その男坂の脇から上る階段は女坂。
一段一段の高さは低くゆるやかなのかと思いきや、段数が107段と多く、これも上から見下ろすとかなり急で難儀な階段といえます。

 

港区愛宕1丁目5
2018.3.23撮影

 

※今回、愛宕神社はゆっくりまわれなかったので、後日裏参道、北参道あたりも追記したいと思います。
 

一口に芝公園といっても、増上寺や東京プリンスホテルを取り囲む緑地一帯はすべて芝公園なのだそうです。広い!

 

この辺りは古くは伊勢神宮の荘園で、江戸時代家康によって増上寺が移築されてています。
明治6年に芝公園開園と古く、昭和33年に東京タワーが完成し、今も昔も多くの人が訪れる場所なのですね。
平日の昼間は、サラリーマンがベンチでお弁当食べてたり、お昼寝してたりして、都会のオアシス感が漂っています。

 



増上寺の階段
2018.3.23撮影 境内の桜が咲き始め、大いに賑わっていました。

 

増上寺の境内を彩る、千躰子育地蔵尊と咲き始めの桜
 


夏にはここで七夕祭りが行われます。(2017.7.7撮影)

 

 


芝公園23号地運動公園の階段
増上寺の裏東京タワー前交差点から北に銀杏坂を行くと、小高くなっている土地がありそこが集会広場になっていました。正則高校の校舎が見えたので、ここは学校のグラウンドなのか?と思いましたが、ここも芝公園の一部のようです。お花見に良さげな場所でした。

 

 

 


芝公園 芝丸山古墳そばの階段
メトロ芝公園駅のすぐ近くに、芝丸山古墳たるものがあり、そこの小高い丘に上る階段が味わいがあって良かったです。娘が近くで働いているので、こういう所をお散歩しないのかと聞いてみましたが、知らなかったようです。若者はあまりそういう癒しを求めたりはしないのかなあ。お仕事に疲れたらこういう所を散歩すればいいのにね♪

大学や予備校のひしめく駿河台界隈は、坂の多いエリア。
ここにも男坂と女坂がありました。
とても急ですけど味わいのある階段です。
ここを歩いたすぐ後に、キレイなモデルさんを囲んだ人達が陣取って、ファッション雑誌かなにかの撮影を始めました。
階段はモデル撮影にも向いているんでしょうね。

2018.02.14撮影

 

 



男坂
東京都千代田区猿楽町1-7と2-4の間

 

女坂
東京都千代田区猿楽町3-4と2-8の間


近くの坂道も印象的でした。

 


小栗坂〔おぐりざか〕
三崎町一丁目と猿楽町二丁目の間を神田川の方へ上る坂です。昔近くに小栗某の屋敷があったことから、この名が付けられたといわれています。
幕末に活躍した小栗上野介の屋敷とは関係ありません。 (千代田区HPから)

 

皀角坂〔さいかちざか〕
小栗坂を上りきった所から、神田川沿いにJR御茶ノ水駅の方向に上る坂です。『新編江戸志』に「むかし皀角樹多くある故に坂の名とす。」とあります。
江戸時代には、坂の中程辺りに神田上水の懸樋が架けられていました。(千代田区HPから)