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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20240303-0154
今日行われた東京マラソンはベンソン・
キプルトが2:02:16で優勝し、パリ五輪男子
マラソン日本代表の3枠目がかかっていた日本
勢では西山雄介の9位が最高順位で陸連が
定めた2:05:50を上回れず3人目の代表は
MGC3位だった大迫傑に決定した。
レースは最初の1㌔を2分48秒というハイ
ペースでスタートし5㌔通過が14分16秒で
既に先頭集団と日本人集団は39秒の差が
付く展開で、8㌔地点で山下一貴が早くも遅
るなど17㌔地点ではペースメーカーが脱落
するなど凄まじいレースとなる。
中間点では五輪連覇のキプチョゲも遅れる
レースとなり32㌔でキプルトが一旦キプラガトに
逆転されるも、39㌔地点で抜き返し最終的に
2:02:16の大会新記録で優勝を果たした。
一方2:05:50を切って日本人トップでゴール
するとパリの出場権が取れるのだが33㌔地点
で日本人トップに立った西山だが、最終的に
ゴールは2:06:32でパリ五輪出場権獲得ならず。
10月のMGCで3位だった大迫が出場権を
取ったのだが出場したランナーは驚異的な
ハイペースで潰れる事を警戒し、日本人
トップを争うレースになったのは止むを得ない
とは思うが最初の5㌔で先頭集団から40秒
近く離されるようでは正直言って五輪では
入賞すら厳しいだろう。
せめて中間点まででもいいから先頭集団に
ついて行く姿勢を見せないと本番でのスピード
やペース配分を体験できないし、そうすれば
設定タイムもクリアできた可能性があると
思ったりする。
これでMGC1位の小山直城と2位の赤崎暁に
大迫の3人が代表ではあるもののMGCの
レースが寒かった事から、個人的にプロランナー
の大迫が入賞できればという予想しかできない。