今から50年前の今日73年12月29日に
OAされたジャンボーグA50話トウキョウ
最後の日で、ジャンボーグAは最終回を
迎える。
デモンゴーネが月面に設置した太陽光
エネルギー照射装置で東京を灼熱地獄に
追い込みPATのハンターQはおろかジャン
ボーグAまで撃退されたナオキは、ジャン
ボーグ9でPATの月観測ロケットに取り付いて
月面での最終決戦に臨みデモンゴーネを倒す
という終わり方だった。
太陽光エネルギー照射装置は太陽光を
レンズのように収束し地球に照射して東京を
攻撃するためPATはハンターQで破壊に向
かうが、デモンゴーネが守っており妨害され
駆け付けたジャンボーグAもデモンゴーネを
圧倒するも太陽光エネルギー照射装置の
光線を浴びて戦闘不能に。
こうなるとジャンボーグ9はあるものの空を
飛べないため月に行けないし、偶然にもPATが
飛ばそうとした月観測用ロケットで月に行っても
帰ってこれないためナオキは悩む。
しかしPATがファイティングスターやジェット
コンドルなど残存兵器で特攻をかけるのを
知ったナオキは実行に移し、9版シルバー
クロス=クロスショットで装置を破壊しデモン
ゴーネとの最終決戦を行い一瞬のスキを
突いて装置の残骸である鏡の破片で腹部を
貫き倒す。
空を飛べないジャンボーグ9は地球に戻れ
ないため、地球を眺めながら月の砂漠を歌い
思い出を回想している時に奇跡が起きる。
特攻するため月に飛びジャンボーグ9から
追い越されたPATが、両肩にワイヤーを打ち
込んで地球まで送り届け年末の放送らしく
餅つきをして終了。
とはいえグロース星人は地球侵略を諦めて
ないようだが、50年経った今でも来襲して
おらず現実的にはオイルショックなどの影響で
続編も作られる事はなかった。
ちなみにナオキが月面で地球を眺めながら
月の砂漠を歌うシーンは、仮面ライダーフォーゼで
月面のラビットハッチに閉じ込められ地球に
戻れなくなった歌星賢吾が絶望しながら
地球を眺めるシーンで38年ぶりに再現
されている。