”20頭のヒツジを屠殺場に運ぶ途中、心に重荷を感じて動物保護区に方向転換した牧場主” | ♡卯月花のブログ♡

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幼い頃からの想い出を縦糸に
道草しながら出逢った人や動物たちとの交流を横糸に
綴っていきたいと思います。
昭和の良き時代を生かされた事は
幸せだったとしみじみ感じます。





畜産動物の一生は短く哀しい。

食される為に生まれて 

命を奪われる為に生まれて

抗えないさだめです。

天寿を全う出来ず

その魂は 何処にかえるのでしょう。



人類は その智慧で 狩りをせずとも

食料を育て 加工し 保存する術を得ました。

命を モノにしたのです。



綺麗に包装されたモノは 

命であったことの  ムクロも

血の匂いさえも 感じずに 手に取れる。



確かに もの言えぬ命の カケラの筈なのに。

そこには 命の尊厳など 消されて

余れば ゴミのように捨てられる。



願わくば 人類は その智慧の限りを尽くして

命に代わる 食物を創り出して欲しい。

命を食する 人間の性を 救って欲しい。

この不条理を覆して欲しい。




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2019年3月7日㈭の朝日新聞より
平成の30冊の2位『わたしを離さないで』

 2位はノーベル文学賞作家のカズオ•イシグロ著『私を離さないで』。平成18年に刊行された。クローン技術で生まれた若者たちの、個人の意思ではどうにもならない過酷な現実が描かれる。
 翻訳家の鴻巣友季子さんは「この恐るべき小説は平成という時代を映し出す。遺伝子操作による命(クローン人間)、臓器提供、生命倫理のゆらぎ、究極の格差構造……。現実に対抗し、描くにはSF的手法を用いるしかない」と推した。作家の湯本樹実さんは「損なわれた世界の中でも輝くものが確かにあり、その輝きが普遍的」とつづった。



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2016年1月にTBS系で 綾瀬はるかさん主演でドラマ化されました。

移植手術の臓器を提供する為に生まれたクローン人間である子どもたちが 「使命」を果たせる人間になるべく育てられ 自分たちの未来を運命だと受け入れる人生。
4回の「提供」で死にいく命です。
そして その「介護」をするのも同じ運命の人間です。
介護が終われば 自分も「提供者」として 死を受け入れる人生なのです。



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人間は 他の命を犠牲にして生きていく性なのでしょうか。

クローン人間が 現実であって欲しくないですが

畜産動物のクローンも 生命倫理に 反しています。

クローンと呼ばれる それも命です。



この世に 生まれいでる命は

神さまに許されて 生まれてくると

信じたいのです。

空にかえることもです。



天寿とは 天から授けられた寿命。

奪うことも 創ることも

人の手では 許されないと思います。




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牧場から農場へ

牧場主さんの決断は 羊だけでなく 自分自身をも救いました。

命を奪う側では 生きづらかったのですね。

命を慈しみ 守り寄り添う人間でありたいと願う

勇気ある決断は 多くの人々の心に繋がりました。






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