コタちゃん(小太郎)のこと。  | ♡卯月花のブログ♡

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幼い頃からの想い出を縦糸に
道草しながら出逢った人や動物たちとの交流を横糸に
綴っていきたいと思います。
昭和の良き時代を生かされた事は
幸せだったとしみじみ感じます。

11月5日に虹の橋に旅立ったコタちゃん。
朝デイサービスの母のお見送りの時にいつも床下にオハヨウを言って覗いてしまう。
居ないんだった。

玄関横の建て増しした地上40センチ3畳の広さの床下がお気に入りで穴を3つ掘って常宿にしていた。
東西の風通しが良く春夏は気持ち良く避暑地は理解出来るが10月から寒くなっても床下暮らし。
風が避けられる穴で過ごして居た。

私の手作りの1畳の寝間はチャッカリ居座り猫のクロベエか居候していた。
ラティスで囲んだ古い座卓に布団を敷き毛布とベッドを置き回りは古いテーブルクロスとカーテンで囲んで木枯らしを防いだ。
昨年までは今の時期は寝間だったが今年は床下で頑張っていた。

わが家に来て16年。黒芝風のミックス。活発な男の子。でも優しくて賢い子だった。3匹多頭飼いの末っ子で母親代わりのごんちゃんが夕暮れ時のお散歩中に見つけた子。

田んぼ脇に倉庫代わりの貨車がありゴンちゃんがその中にグングン入って行く。
棚に置いてある小さな段ボール箱を嗅いでいる。
箱を開けると白い荷造り紐でミイラのようにグルグル巻きにされた仔犬。
それがコタちゃんとの出逢いだった。


猫のようにしなやかで何度もブロック塀を乗り越えて逃亡した。
でも30分足らずで帰って来て玄関に座って裏庭に入れてもらうのを待っていた。

今は南北の木戸は開け放しで床下の回りの100均のワイヤーラックの柵も片付けた。
逃亡予防にブロック塀の上に取り付けたラティスも朽ちてほとんど残ってないが3年程前から必要なくなった。
この裏庭が年老いたコタちゃんの一番の居場所になった。

コタちゃんは住み慣れた裏庭の一画で眠っている。
そしてクロベエが裏庭の主となる。
寝間だけはクロへエに残して置いたらスッカリ主の貫禄である。
今までの段ボールハウスから成り上がっちゃった。

3年前にゴンちゃんを亡くしてから一人っ子になって淋しそうだったコタちゃん。
今頃は先住犬の葉月・めい・レミ・ボスそしてゴンちゃんと6匹仲良く遊んでいるだろう。

忘れないよ。私の最後の愛犬だよ。
みんなと一緒に待っててね。