梅雨から夏にかけては高温、多湿のため胃液の分泌が衰えたり、
酸度が低下しがちです。
ビタミンB1の消耗などにもよって起こるのが、食欲不振です。
食欲を刺激するような香辛料やクエン酸(梅干し、酢)、
香味野菜(シソやショウガなど)のエキス分をうまく摂取することによって、
食欲がわいてくるはずです。
胃酸の分泌を抑える脂肪や糖分などは、
食事の最後に摂取するようにしてください。
弱ってる空腹の胃には、刺激が強すぎるからです。
疲労回復のビタミンと言われるビタミンB1は、
米や砂糖などの糖質が体内でエネルギーになるときに、
欠かせない栄養素です。
うなぎ、レバー、豚ヒレなどを
少量でも積極的に摂取することをお勧めします。
「和粗食のすすめ」 より