非凡な平凡
僕が小学1年生のとき
両親は祖父の店「川福」をはなれ
独立し「うどん棒」をはじめた
場所は今の高松本店の場所からは近いものの
裏道の裏道みたいなところ
お店はカウンター8席しかなかった
入口には「大入(おおいり)」と書かれた額があり
天井にはムカデ凧(たこ)が飾られていた
うちのお店にはゲン担ぎか凧(たこ)が飾られている(ちなみに大阪本店も)
お店をはじめたころはお客さんも少なく
よく両親は夫婦げんかをしていた
父親のはじめたうどん屋には
お寿司屋さんによくあるネタケースがカウンターに置かれていた
うどん屋にはめずらしかった
そのネタケースには天ぷらの具がならんでいた
さばかれたばかりの海老に新鮮な野菜
「うどん棒」がはじめにお客さんがついたのは
「天ぷらうどん」だといつも父親に聞かされていた
客席が8席しかないため
いつも天ぷらうどんは「じゅ~!じゅ~!」と音をたてながら
母親がお客さんにはこぶ
開店して1年と少しぐらいかお客さんが並びはじめ
いまのところに移った
祖父の「AKINAI」にも両親の「AKINAI」にも
共通点があると思う
朝練りしたうどんを「ざるうどん」にした祖父
新鮮なネタを音をたてながらだす「天ぷらうどん」
平凡なメニューだが思い入れひとつで非凡なメニューになる
それは古今東西かわらないと僕は思う
京阪百貨店すみのどう店の新店は客席10席
まずは平凡なところから非凡を見出し
がんばりたい
ぷーさん♂


京阪百貨店すみのどう店
のスタッフはすっごくフレンドリーだ
先日紹介した「副室長」と「T氏」にしても
「わたくし達は百貨店よ」の接し方はしない
「みんなで成功さそう」の空気をいつも持って接してくれる
出店にあたりお世話になっている京阪百貨店のひとがもう一人いる
すみのどう店食品担当の「ぷーさん♂」
水戸黄門で言うと黄門さまが「副室長」
助さんが「T氏」で角さんが「ぷーさん♂」だ
パヒュームで言うと「かしゆか」が「副室長」で
「のっち」が「T氏」で「あ~ちゃん」が「ぷーさん♂」だどっちでもいいけど…
彼もブログ でこの百貨店を我が子のように描いている
一度のぞいてみては…