民主党政権下で77.13円の安値を打ったドルがついに先日100円を突破し、アベノミクスがーとか企業業績がーとか各方面で盛り上がってるわけです。

※過去10年のドル円推移をご覧頂いております
かくいう私も新婚旅行で余ったので持ち帰ってきたユーロがたぶん時価1100円(当時1ユーロ110円
)から1300円ぐらいになってアベノミクスの恩恵を受けていたりしますがたぶん銀行に両替に行って手数料とか喉渇いたからジュース飲んだりとかで一瞬で消えてしまったりします。
楽しいですね。
2008年のリーマンショックで債券バブル(ソブリンバブル)がはじけて当時110円超だったドルはぐんぐん下降していきます。
梯子を外されて奈落の底に落ちた経済を建て直すために、アメリカ中央銀行のバーナンキさんがとにかくドルを刷りまくって(通貨を発行しまくって)市場に流して、あまりに刷りまくるもんなんで「ヘリコプター・ベン」(ヘリコプターからドルばらまくベン・バーナンキ)とか呼ばれたりしました。

※マイペースな日本円(青線)を尻目に無双状態で増え続けるドル(赤線)をご覧頂いております
ドルを刷りまくるとドルの価値が下がっていきますのでドル安円高になるわけで、
美少女もクラスに少量だから価値が高いのであってクラス全員美少女だったら個々の価値が下がるのと同じです。
バーナンキさんはQE1とかQE2とかQE3とかいって絶賛ドルばら撒き中だったわけです。
(今もまだ撒いております)
量的金融緩和政策 - Wikipedia
しかし昨年暮れあたりからアメリカの住宅指標とか雇用統計とかいくつかのデータが底打ち始め、リーマンショックからの長い不況の出口が見え始めました。
経済を建て直すのにドル撒いてドル安になったので、景気が底打ったなら逆向きに進むとマーケットの大人たち(政府とか銀行とか王族とか欧州貴族とか)はドル買い始めたんですねえ。
まあ、政治もいろいろありますが日本でもなんかちょうど自民党政権になっていろいろあると思いますが民主党末期の1ドル77.13円から円安に動き始めました。
これが2012年11月。

※「ぬっぽんをとりもろす」安倍総理近影
んで、なんか安倍総理とか麻生さんとか甘利さんとかいろんな人がなんかマジ円安良くねとかマジ100円アツいとか俺ら円安リスペクトしてっからとか言ってなんかリップサービスだけなのにぐんぐん円安雰囲気が醸成されてフロアが温まっていきドル円が90円突破したり。
これが2013年1月。
そして今まで堅実運営だった日銀が黒田総裁に変わり、安倍総理のプッシュもあったりで、3月に「異次元緩和」こと円のばら撒きに乗り出したわけで、FRBよろしくヘリコプター黒田として円刷りまくり政策に動いたわけで、まだ実施されてないんですが先ほどの青線が輪唱のように赤線と同じカーブを辿る予定となっております。
自民党政権になった途端円安方面に流れたのはこれが本丸だったのかと。
同時にドルをばら撒いていたFRBも「もういんじゃね」つって中の人たちが引き際の見極め協議に入っておるようです。
QE終了に備えFRBがせっせと出口政策を練っている件-
FRBがQEを取りやめるドル高(ドル買い)要因と、日銀異次元緩和の円安(円売り)要因がすべからく予定されておりますので、
ドル120円とか130円とかは今後2~3年でいきそうなところではあります。
つきましては超絶円安が続き日本の根幹である輸出企業がもうかり、巡り巡って我々の財布に現金が差し込まれる日を楽しみにしております。
でも増税とインフレ誘導の方が先に我々の財布から現金を抜き取ることになると思うので是非民主党と自民党は国会で殴り合って頂いて屍だけが残されたリングにたまたま遅れて現れた小渕優子が総理となり父の形見である地域振興券政策(公明党発信らしいですが)を復活させてとりあえず1人5万円ずつ配布して頂きたいと切に願います。

地域振興券
なんか要旨が全然まとまっていませんが目先ユーロ危機再燃とか小規模爆弾が投下されドルが急落した暁には少し買っとこうかなという話です。
投資は自己責任で!
yn87