僕ら(れいにーとボルダリング)はいつまでも〜
見知らぬ2人のまま〜♪
ボルダリングとの馴れ初めその3です。
前回はこちら↓から。最初(その1)からはこちら。
※やっぱりパロディ多めです。
前回、ボルダリングを子供の習い事にしようかなとクライミングジムに訪れたれいにー一家。
そこで知った衝撃の事実、
スタッフ「説明しよう!あっちの大きな壁は、小学生にならないと登れないんです!」
れいにー「な、なんだってーーー!!?」
想定だにしていなかった状況に、果たしてれいにー一家はどう対処するのか!?
ボルダリングとの馴れ初め第3回、始まり始まり〜〜
スタッフ「ソーナンスッ!(>w<)ゞ
いやー、すみません、幼稚園児だとまだキッズスクールには参加はできないですね〜」
れいにー「小学生から……だと……!?バカな!キッズスクールと言えば…幼稚園児くらいからじゃないのか…!!」
スタッフ「そだねー、でもすみません、ほら、ここ(キッズスクールの張り紙)、"対象:小学生"……」
れいにー「う……嘘だ……ウゾダドンドコドーン!!」
……いや、「調べてから行けよ」と言われるのはごもっともですが、当時は何の疑いもなく「幼稚園児からできるものだと普通に誤解していました。
スタッフ「すみませんね〜、もう少し大きければ参加できたんですがね〜…」
れいにー「うーん、残念……」
息子「パパ〜!」
体験壁を登り終えてスッキリした顔の息子。
れいにー「あ、おかえり。楽しかった?」
息子「うん!」
れいにー「そうか……しかし、おれたちは……何もかも…… 何もかも遅すぎたんだ…………」(年齢制限があるの知らずにジム来ちゃった的な意味で)
年齢制限で登れない息子、妊娠でお腹が大きく登れない妻、腕力なくて登れないれいにー……
ボルダリングできない人ばかり、もはやここにいる意味もなし…
れいにー「はい……じゃあ…すみません…また……」
スタッフ「あいや待たれい」
れいにー「!?」
スタッフ「パパさんはボルダリングどうですか?楽しいですよ〜〜」
唐突に振られる「パパさん登ってみませんか」コール。
無理だよ!
体育館でも勧められたけど、腕力ないんだよ!
ボルダリングって、腕力勝負なんだろ!?
そうなんだろ!?
…と、内心思いつつ。
れいにー「えっ、自分!?いやいや、そんな、無理です…」
スタッフ「諦めたらそこで試合終了ですよ!ほら、いい機会ですし」
れいにー「いやいや、本当に、腕力とかないんで…」
スタッフ「腕力なんか要りませんよ〜、考えちゃダメです。感じるんです」
れいにー「だから、木登りも登り棒も登れないんですよ!雲梯も!ぶら下がりも!
腕立て伏せ5回も出来ないんですよ!
そんな人が、そんな人が、登れると思うんですか!!!」
スタッフ「はい」
この時、あまりの即答ぶりに愕然としました。
嘘だろ、と。
だって、ほら、見て、あの人、忍者みたいにひっくり返って、あんな、力強く登って…
あっ、落ち…………ない!腕だけで体を持ち上げて……また張り付いた!
やっぱり腕力勝負じゃないか!
れいにー「……嘘だッ!スタッフさんは、騙そうとしているのかな?かな?」
スタッフ「(視線の方向に気づき)あ、あんなのは確かにちょっと腕力要りますが、普通の壁ならほとんど要りませんよ〜!」
れいにー「しかし……(くっ、ジムに入会させるような罠にはまるものか!どうせ続かないし!)」
スタッフ「いやいや〜本当ですよ〜、何なら、この壁(体験壁)登ってから考えてみたらどうですか?」
なん……だと………!?
………無料なら……無料なら、一度試してみてもいいかもしれない…
どうせ登れずダメだろうし(揺らいでる)
れいにー「これを登るのと、ジムに入会するのは別ですよ……!」
スタッフ「もちろんもちろん。ただ、登ったらボルダリングの楽しさの一端がわかるかもしれませんよ〜!」
れいにー「……つまりこういうことか?
『れいにーはこれ(体験壁)を登らないかぎり、ボルダリングの本当の楽しさはわからない…』」
スタッフ「Exactly(そのとおりでございます)」
息子「パパも登るの〜?」
れいにー「登ら……」
息子「(キラキラした目)」
スタッフ「(キラキラした目)」
れいにー「………い、一回だけだからね!
その、スタッフさんが強く勧めるから!し、仕方なく登ってあげるんだからね!」
妻「はいはい」(もはや我関せずの妻)
スタッフ「とりあえず、まぁ、ルールとかはいいので、このホールドと言う持つ所を掴んで、壁の上まで登ってみて下さい!
本格的になるとチョークとかシューズとか使うんですが、これは無くても登れるので大丈夫です!
どれを使っても、どう登ってもいいですよ〜!考えるな、感じる(略)」
息子の手前、あまりに情け無いパパは見せられない!
ドキドキしながら体験壁の前に立つれいにー!
息子「パパがんばれ〜!」
れいにー「パパがんばる〜!」
スタッフ「パパが落ちると危ないから、マットから離れて見ていようね〜」
くそっ、やってやる!
やってやるぞ!
ここまで来たら、やるしかない!
たとえ、登れなくても!
たとえ、無様であっても!
ありのままの姿を見せるのよ!
れいにー「よし…せっかくだから、俺はこの赤のホールドを選ぶぜ!」
(その4へ続く…)
オッス、オラれいにー!
ひゃー、まさかオラが壁を登ることになっちまうなんてなぁ!
オラなんだかワクワクしてきちまったぞ!
みんな、登り切るためにオラにほんのちょっとずつの元気を分けてくれ…!
次回、腕(略)5(略)ボル(略)Z、『れいにー絶体絶命!?震える腕と掴めないホールド』
絶対見てくれよな!
(嘘予告です。内容は予告なく変更されることがあります)