ジムに〜そびえる〜 カラフルな壁〜
スーハー(深呼吸)、登っぞー!
マジでか、結構…!
ムーブの力は完登のため〜に〜♪
ソールの摩擦で〜 ホールドォォ……オーーン!
目指せ〜てっぺん〜! ポケット・ランジ〜!
今だ〜出すんだ〜! 手に足・サイファー!
マジ行こう!マジ行こう!
マジでこう………ゼーッ!(水木一郎風に)
スタッフ「良い子のみんな!ポケットにランジとか普通に指パキするからやっちゃダメだぞ!お兄さんとの約束だ!」
れいにー「そもそも無理だよ!」
ボルダリングとの馴れ初めその4です。
前回はこちら↓から。最初(その1)からはこちら。
相変わらずパロディ多目ですと言うかパロディしかありません(何)
さて、子どもの習い事を狙ってクライミングジムアークさんに行ってみたれいにー、なんの因果か自分で体験壁を登る羽目に!
れいにー「せっかくだから、俺はこの赤のホールドを選ぶぜ!」
腕立て伏せ5回もできないのにいきなりボルダリングの壁を登ることになった、
へっぽこアラフォーボルダリング馴れ初め物語第4回、始まり始まり
スタッフ「じゃあ、この赤いホールドを両手で握った状態で、マットから足を離したら!スタートです」
さっき選んだホールドをポンポンしながら、
スタッフ「ゴールは…そうですね、あの上のハート型のホールドに両手をかけられたらゴールということで!」
と、上の方にあるホールドを指し示すスタッフ。
スタートとゴールの関係はこんな感じbyボルクラ
れいにー「うっ、意外と高い…」
2メートルちょっと、背伸びしても届かない距離にあるホールドを見ると、やはり少し気後れしてしまいます。
れいにー「逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…」
スタートのホールドに両手をかけて下から見てみると、意外と近そうに見えるけど…
こ、こんな足場(ベニヤ板?にビス留めされているだけ)に70キロもある全体重を乗せて壊れないのか…!?
れいにー「目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ…」
と、とりあえず右足を乗せて………な、なんだこれ!小さい!
なんか足の先っちょしか乗らない!?しかも体重かかって超痛い!(靴下で壁登りしています)
スタッフ「マットから両足が離れたらスタートですよー!レッツ・フラーイインザスカイ」
れいにー「高度低いな!!」
痛みに耐えてなんとか左足も乗せる。ついに完全に壁に貼りつく状態に。
スタッフ「さぁ始まりました、れいにー選手の、登って☆こらえて」
れいにー「ちょwwwまwwwww」
いきなり笑わせてくるスタッフの陰湿な攻撃に腕とお腹をプルプルさせつつ、なんとか壁に張り付く事は成功。
息子「パパー、がんばってー」
れいにー「パパがんばるー」
スタッフ「パパー、がんばってー」
れいにー「パパがんば……何、だと!?」
背中に応援を受けて、とりあえず手探りで掴みやすそうなホールドに手を伸ばす。
ガシィ!
スタッフ「ファイトーーーー!」
れいにー「いっぱぁーーーーーーつ!!」
お約束ネタを盛り込みながら、持ちやすいホールドを選んで掴む。
がっしり掴むから、意外と安定して登れる…腕力なくて耐えられない時は腕をダラーンとして持てばそんなに苦じゃないし…
これは、もしかしたら行けるかもしれない……!
よし、次のホールドを……あれ!?と、届かないぞ!?
スタッフ「足を上げて!一つ上のホールドに上げて!」
れいにー「あ、足!?」
持っているホールドに力を込めて、足を探り探り一つ上へ。足を上げると、体が持ち上がり、次のホールドに……届いた!
いける……いけるぞ!
懸垂できないけど、腕立て伏せ5回もできないけど、これなら、手で保持しながら足を上げて、うんとこどっこいしょー!と体を押し上げるなら、行ける!
でもめっちゃ足裏痛い…!
そうこうしてるうちに、ラストのホールドを掴んで……
れいにー「の、登りきったぞ!」
スタッフ「おめでとうございま〜す!」
息子「わーパパすごーい!!」
妻「わーパパ(の体重でも壊れないホールドって)すごーい!」
まさか本当に腕の力が全くなくても登りきれるとは!
これは、これは……
最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア!!!
れいにー「……で、これ、どうやって降りたら…」
スタッフ「あ、持ちやすいホールドを掴んでゆっくり下の方まで降りてきてから飛び降りてください。そこからジャンプはちょっと"危い"んで…」
腕をプルプルさせながら、少し下まで降りてきて…マットにジャンプ!
れいにー「はぁ、はぁ、はぁ、い、行けました!」
スタッフ「いけましたね!」
れいにー「い、意外と登れるんですね!」
スタッフ「登れるんですよ!」
れいにー「思ったより簡単でしたね!悩んでたのがバカみたいだ!あはははは!」
あまりのあっさりクリア感にちょっと拍子抜け、なぁんだ、ボルダリングって意外と簡単じゃん!
スタッフ「はっはっは、じゃあ、次は課題を行ってみましょう!」
れいにー「はっは……は……?……課題?」
スタッフ「そう、課題」
れいにー「課題。」
スタッフ「課題。」
れいにー「……えっ?今登ったのは?」
スタッフ「……………」
れいにー「………スタッフザァン!ナズェミテルンディス!スタッフザァン!!」
スタッフ「奴は四天王の中でも最弱……」
れいにー「オンドゥルルラギッタンディスカー!!ヘァ!」
スタッフ「…はいじゃあ、これを見てください。色のついたシールが貼ってありますよね」
スタッフ「じゃあ、今度はこのシールの貼られたホールドのみを使って登ってみましょう!(これを"課題"と言います)」
なるほど、何でも使っていい訳じゃなくて、特定のホールドだけを使って登るのが本来のスタイルなんだ。
どうりで簡単だった訳だ。しかし…
れいにー「ふふん、さっき難なくクリアした私にとっては、こんなものお茶の子さいさい!簡単にクリアしてやろう!」
息子「パパー、簡単にクリアするのー?」
れいにー「そうとも!こんなもの、ストレッチ運動みたいなものさ!ほら!ストレッチパワーが腕に溜まってきただろう!」
なぜか気が大きくなっているれいにー。そんな、声まで変わって…!
スタッフ「そうですね、じゃあ、この赤い色のシール行ってみましょう!手はこのシールのホールドだけしか使っちゃダメですが、足はどのホールドでもOKですよ!」
れいにー「ぬはははは!任せなさい!」
「S」がついたホールドを掴み、2回目のボルダリングに挑むれいにー!
これも楽々登りきってやる!と天狗になっているぞ!
れいにー「れいにー、ショーーーターーイム!!」
CAST IN THE NAME OF GOD. YE NOT GUILTY.
妻「あのー、うるさいんですけどー」
れいにー「アッハイ、正直すまんかった」
やめて!上級課題で掴みにくいホールドを持たされたら、ギリギリでホールドを持ってるれいにーの保持力まで失っちゃう!
お願い、落ちないでれいにー! あんたが今ここで落ちたら、スタッフさんや息子との約束はどうなっちゃうの?
腕力はまだ残ってる。これを耐えれば、ゴールに届くんだから!
腕力はまだ残ってる。これを耐えれば、ゴールに届くんだから!
次回、「れいにー死す」
デュエルスタンバイ!
(嘘予告です。内容は予告なく変更されることがあります)