薬が 僕の 治癒力を引き出す
眼鏡が 僕の 視力を引き出す
写真が 僕の 思い出を引き出す
喜びが 僕の 鼻歌を引き出す
悲しみが 僕の 涙を引き出す
誘惑が 僕の 欲望を引き出す
もどかしさが 僕の 夢を引き出す
葛藤が 僕の 闇を引き出す
発見が 僕の 光を引き出す
詩が 僕の 言葉を引き出す
友達が 僕の 素顔を引き出す
家族が 僕の 毎日を引き出す
全てが 僕の 眠りを覚ます
さらっとした表面の一枚の画用紙
それが芸術の始まりだとして
機械で線を区切られた一枚の原稿用紙
それが文学の始まりだとして
僕らはその枠の中で
表現することしかできないのか
僕らはその枠の外へ
はみ出すことしかできないのか
いくら動かしても
鍛えようのない箇所が
人の体にはあって
どんな強さも
あっさり崩れ落ちそうな
脆さを含んでる
打たれ弱い部分を
突かれないように
守りを固めたり
崩れ落ちた後に
思いがけない
強さを見つけたり
まあるい地球が見せる
まあるい空
壁のない宇宙で
星は永遠のように転がる
この道はどこかに続いていて
この命もどこかに行き着く
まあるい地球が見せる
限りない世界
壁だらけの地上で
明日が見えやすい場所へ
この気持ちといつまでも
一緒に居れないと知ってる
時が経つにつれ
この感情は偽物になる
僕は少しずつ変わっていく
何のきっかけがなくても
隙を見せた心に
次の気持ちが
押し寄せてくる
新しい日々と共に