生きていると
ついてくる
いろんな癖がついてくる
髪をさわる癖
肩を上げる癖

遠い昔の
心が残した痕跡
体からの伝言
何を伝えようとしたのか
何がそうさせるのか
気持ちより先に

癖がそそのかす
新たなる心
それを発した者に
それを見た者に
影響をもたらす印象

干されてすぐ

片付けられる洗濯物

出かけようとするたび

また降りだした


差し込む太陽に遠慮なく

落ちてくる雨

はっきりしない空に

気持ちも定まらない


どうせなら

思いっきり降っとくれ

その気がないなら止んどくれ

一粒の雨で削がれる

やわな決意なんだよ

誰かと話をするとき

どこか違うことを考える

相手にどう思われるか考える


癖になると

ごまかしが多くなる

自分が分からなくなる


心に囚われるあまり

心に集中できない

君との会話でさえ

君でいっぱいにはならない


伝えたかったことを

確かに伝えたはず

その時に逸れた気が

本音を疑わしくさせる

心が音のない声を

心が景色のない場面を

何かを思い出すとき

心はただ音楽のように流れている


長い時間を共に味わい

短い時間を共に駆け抜け

君の記憶になりたい

素敵な記憶を作り出したい


未来にたった一つだけ

持っていけるなら

その答えになる記憶を

君にあげたい

私の痛みを

あなたは引き出してくれた

とめどない涙にして


私の痛みを

あなたはぬぐってくれた

一枚のハンカチで


消せない痛みを

そっと包んでくれた

あなたの痛みで

昨日は膨張する

今日の僕の

思い込みを投与されて


昨日は成長する

今日の僕の

決心に押されて


明日は膨張する

今日の僕の

過度な期待を摂取して


明日は成長する

今日の僕の

思わぬ出逢いに時めいて

ためらいのない

あどけない

その立ち姿は

少年のように


あたたかく

気高く

その立ち姿は

少年を見守る

母のように


ひまわりに満ちた道で

幼い子どもが

かくれんぼしてる

見つめるひまわりは

微笑ましそうに

一緒に遊びたげに

問題はすでに解いているのに

答えを出す気になれない


人の気持ちは上手に

何かとイコールできない


どこまでも続く円周率のように

割り切れなさが残っている


解けたはずの問題を

わざと間違える確信犯

離れていても
もう会えなくても
ずっと友だち

たまに会って
並んでいるだけ
それも友だち

一緒にトイレも行かない
会話もあまり続かない
だけど友だち

踏み込めそうで
立ち入りたくない
もどかしい友だち

けんかをしても
分かり合えなくても
許し合えてる
そんな友だち

お金より大切なものがあると

思ったそばから

百円落ちてる


どこからやってきたのか

きれいなカネか

きたないカネか

よく分からず拾う


お金は私たちを第三者にさせない

一枚のお金を受け取ったとき

私は何かを搾取し

何かを制限される


お金は私たちを傍観者にさせない

一枚のお金がもたらす不幸について

私は被害者でもあり

加害者でもある


とりあえずポケットに入れた百円

タイミングよく現れたように見える

自販機の誘惑