太陽が
昼を
たたんで
帰る

空は
真っ暗で
もう
宇宙だ

することを
なくして
星を
見る

暗闇に
預けたい
秘密を
抱いて
背中に
懐かしい

遠くから

今日一日を
じんわりと
なだめて
焼ける空

思い出も
後悔も
まとめて飲んで
影は伸びる

夕陽に
透き通る
心が
眩しい
台風が
空をかき回す
台風が
空を洗い流す

洗いから
すすぎまで
まるで
洗濯機のように

やわらかい
陽射しが
警報を
解除する頃

本物の
洗濯機は
忙しそうに
渦を作っている
ある
空気に
ただ
生かされて

吸い込んで
吐き出すまで
全ては
体まかせ

おかげで
僕は
安心して
僕でいられる

命が
ある
ここに
そこにも
霧が
吹きかかって
森に
染みわたる

想いを
確認する
不安な道の
向こうで

頬をたどる
水滴から
広がる
温もり

手探りが
見つけた
朝露混じりの
明る過ぎて
嘘みたいに
くっきりとした
木々の緑

噴水で
子ども達が
水浴びしている
無邪気な手で

卵からかえり
今にも
飛び立ちそうな


見届けてから行く
仕事の
続きを
始めに
ぴカッ
光と共に
走る
緊張

ずドォゥン
引きちぎれる
エネルギーが
耳に痛い

コンセントを
抜き終えたら
後は
祈るだけ

雷との
距離を
静寂で
測りながら
降っている
そばから
消えそうな
雪だった

気がつくと
いつの間に
白く染まった
窓の外

境を失くした
街並みが
心地よく
浮かぶ

静けさが
空に
余裕を
持たせる
風が
野の草を
はためかせる
一瞬で

景色は
たちまち
息を
吹き返す

空に
舞い上がった
生命の


ふんわり
漂う
春の
香りで
空に
溶けるまで
途切れようと
しない

光と
影とを
結んでいる
七色

反射は
ついに
瞳に
到達

そのまま
映して
明日へ
返す