僕の中で始まって

僕の中で消えていった

僕の物語

 

僕にも思い出せない

僕だけの秘密が

僕を僕にした

 

たくさんの想いを含んだ

眼差しに惹かれて

僕の物語は続く

 

君の中にある

君も知ることのない

君の物語を探しに

 

フィクションと

ノンフィクションのはざまで

流れ星は撒かれている

希望の種になって

誰かの目の奥で

新しい宇宙が育っていく

 

3回繰り返す

願い事

朝が夢に

変えてしまわないように

運命に逆らうように

たどり着いたこの街で

出会えた二人がいる

屈託ない寂しさで

繋がりあい

 

ふっと吹けば

空に消えていく

脆い想いだから

なおさら深く

結ばれようとしている

それが自分の役割だから

明日にはゴミになると分かっている

物を作り続けている

 

見過ごしてきたことの重みが

見えないところで育って

僕らにいつか復讐しようとしている

 

今日の責任を果たすことが

数千年先の未来を傷つけることに

つながることだってある

しんぞうは

ぼくがうまれるまえからずっと

なっていたようなきがする


その はじまりに

どきどき して

変えようのないのは過去

変わりやすいのは記憶


共に過ごすのは現在

それぞれに持ち帰るのは思い出


互いのこれまでが交差する

二人のこれからに

覆いかぶさって

僕から生まれた

一つのかさぶたが

僕の傷を癒す

 

はらはらと舞い降りて

大地から生まれた

一枚の葉っぱが

大地の傷を癒す

 

長い時間をかけて

溶け合いながら

閉じられていく

命のふた

芋虫みたく

さなぎになれない僕は

自分で壁を

作らなくちゃいけない

 

破り捨てた勢いで

羽ばたいていけるように

頑丈な殻を

作らなくちゃいけない

大人達は目を伏せる

明日の嘘つきになるのを恐れて

真実らしい言葉を言う

 

少年達は目を開く

明日真実にするために

今日精いっぱいの嘘をつく

些細な出来事が

大きな事件の引き金を持つ

ミクロの差でも

未来を狂わせる力がある

 

目の前には

分かれ道はなく

穏やかな風が走る

草原が広がっているだけ

 

果てしない自由に囲まれて

呆然と立ち尽くした後で

幼さは風の向くままに

歩んでいくことしか知らない