当学期に受講した選択科目について纏めました!

なお概要は日本人在校生HPでもご紹介しておりますのでそちらもぜひご覧ください!

 

※過去にも同名の授業レポートがありますが、2019年あたりに講師が現在のEdward Hughes氏に刷新されて以来、少々趣きが異なる内容になっています。ご留意ください。

 

選択(Elective)科目 ②

■授業: New Venture Management

■講師: Mr. Edward Hughes

■内容: 新規ビジネス立ち上げ時のプロセスや考え方に関して、リーディング、講義、ケース分析・ディスカッション、レポーティングを通じて学習します。ビジネスモデル構築や資金調達などについても学ぶという点において、EntrepreneurshipVenture Capital and Private Equityとも強く関連している授業です。

  • 事前課題: 毎週課される30-40ページほどのリーディングを通して、ケース分析に必要な知識やその週のメインコンセプトを大まかに理解
  • ケース分析(個人): 10~20ページのケースを読み、対象企業のビジネスモデル、事業環境、強みや問題点、今後取るべきアクションなどについて、事前に検討
  • ケース分析(クラス): 講師のファシリテーションのもと、上記検討内容についてクラス全体で2時間ほどディスカッション
  • 講義: 上記の総括やその週ごとの重要項目(e.g., ビジネスモデル構築、アーリーステージでの資金調達、リーンスタートアップ、ビジネスモデルの発展、イグジット戦略、イントラプレナーシップ、国際的な成長、等)について、残りの1時間を使って学習
  • 最終課題: 授業で学んだ内容を総動員して、5ページ程の個人レポートを提出

■感想: 講師はエグゼクティブMBA向けに『The Practice of General Management
for Executives』という科目も提供している人物で、実業家、起業家、投資家としての経験がある実力者です。ケーススタディ形式でのレクチャーにも慣れており、ファシリテーションやケースのチョイス、あるいは質問へのレスポンスが良いため、生徒たちからの評判は高く、加えて事前準備が低負荷なわりに見返りが大きいことから、コスパ面でも優秀な授業だと見做されていました。一方で、発言点の比重が非常に大きく、他の授業と比べてかなり積極的にディスカッションに参加する必要があるので、よく言えば「MBAらしい」経験が積めるし、そうでなくとも、スピーキングの苦手意識が半ば強制的に克服される好機になるのではないかと思います。実際、授業内容の理解は勿論ですが、全体の流れを見て発言内容を軌道修正したり、議論レベルの向上に貢献するポイントを探したり、といった洞察力・コミュニケーション系のスキルも存分に磨かれたように感じています。なお本科目はフルタイムMBA向けなので、学習項目はジェネラルで、完全初学者でも問題なく食らい付けるようなレベル感です。とはいえ準備を怠ると議論には何も貢献できなくなるので、手を抜いて臨んでいるとA評価獲得は遠のくだろうなと思います。あとは、BS、PL、CFの知識があるほうが意見に説得力が出るので、アカウンティング(やファイナンス)が苦手な人は、事前に復習しておくのもアリかもしれません。なお、Entrepreneurshipがアイディアデベロップメントに重きが置かれているのに対して、こちらはケースや具体例、ディスカッションといった、どちらかと言えば分析的な営みを通して、エッセンスを学び取る内容になっています。また、これは他の授業にも言えることですが、教授や非常勤講師が教えているか、実業家が教えているか、というのも授業の雰囲気を決める大きな要因になっているような気がします。

 

次回に続きます。

 

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