当学期に受講した選択科目について纏めました!

なお概要は日本人在校生HPでもご紹介しておりますのでそちらもぜひご覧ください!

 

選択(Elective)科目 ③

■授業: Venture Capital and Private Equity

■講師: Mr. Robert J Galle

■内容: スタートアップ投資に係る概念、用語、プロセス、手法に関して、ケース分析・ディスカッション、グループワーク等を通じて学習する授業です。FEMBA(社会人MBA)向け授業、且つ講師が外部の実業家だったためか、一般的な「講義」というよりは、講師自身やゲストスピーカー達の経験談を聞くことが主軸であった感もあり、良く言えば実践的、悪く言えば自力でプロアクティブに調べてコンセプトを理解しないと課題をクリアできない類いの、ややチャレンジングな授業でした。

  • 講義: ファンド構成(GP vs. LP)、投資ラウンド(エンジェル、シリーズA、等々)、バリュエーション手法(DCF及びMarket Comps)、資本構成やデットファイナンスについて、概要や実際の計算方法を学習
  • ケース分析(おおよそ週次): 個人あるいはチーム単位でケースを読み込み、上記基本事項の理解を進めると共に、バリュエーション、キャッシュフロー計画の策定、投資額などについて議論
  • 上記内容の総ざらい(5~6人チームによる最終PJ): 対象企業を選定し、事業内容、市場状況、バリュエーション、投資金額とその資本構成等について分析、報告

■感想: 上述の通り外部の実業家を講師に招いているため、正直言って講義そのものはunorganized且つnon-academicでしたが、その分、講義資料を超えてのセカンダリーリサーチ、エクセルを用いた数値計算やシミュレーション、あるいは実際の財務諸表の読み込みなど、自分で考えて手を動かさないといけない場面が大幅に増えたので、他科目に比べてより実践的に学ぶことが出来た感覚があります。他方そういった事情もあり、少なくない数の学生が講義内容に付いて行けなくなっていくのを目撃したりもしましたし、それによって一部チームメンバの貢献度、積極性が下がってしまうという少々残念な事案が発生したりもしましたが、逆に言えば内容を理解している自分たちがプロジェクトを引っ張る側に立つことにも繋がったので、「リーダーシップを学ぶ」「気づきを得る」といった観点でみれば、最終的には良い方に作用したように思います。一般論として、アジア系留学生の多くは、その他の学生に比べて数字を扱うことや物事を構造的に捉えることに長けている傾向が強く、当科目のようにデータ整理・分析が主となるトピックにおいては、リーダーシップ/バリューを発揮できることが多い印象です。

 

次回に続きます。
 

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