脚質と展開。(脚質編)
これに付き物なのが、「脚質」です。
これは別に馬の脚の形という意味ではありません。
その馬がどういう戦法かということです。
便宜的に大きくわけて、脚質には4種類あります。
逃げ・先行・差し・追い込みの4つです。
逃げから順に、前半から飛ばすということになります。
追い込みはレース後半勝負です。
この組み合わせによって、レースの展開は無限に形を変えます。
なぜその馬がその戦法とるのか。
これにはいろいろな理由があります。
そしてそれぞれには、どんな利点・欠点があるのか。
今回はそれをいろいろ見て行きたいと思います。
それぞれの脚質の代表的な馬を紹介しながら。
いいですね。素晴らしい企画ですね。ええ。
【逃げ】
前半から先頭に立って逃げる作戦、それが『逃げ』です。
そして逃げ戦法の馬のことを、『逃げ馬』と言います。
一番見ていて楽しめる馬であり、応援しやすい馬です。
逃げ馬ファンも結構多いです。
あと負ける時は、バテて豪快に負けるというイメージも強いです。
非常に展開の影響を受けやすいです。
なぜ逃げ馬は逃げ馬になるかと言うと、
どうやら気性的な理由が多いようです。
例えば、恐がりだとか。前の馬がいると嫌だとか。
だから逃げられないと、まったく能力が発揮されないケースも少なくありません。
あるいは「瞬発力がないので、だったら前半から先行した方がいい」という理由で、
逃げる馬もいます。
能力が他のメンバーに比べて抜けて強すぎて、
仕方なく逃げる場合もあります。
逃げのメリットは、最短距離を走れるということ。他の馬にジャマされないこと。
デメリットは、他の馬の目標になってしまうこと。
他に逃げ馬がいないで、スイスイと逃げることを「単騎(逃げ)」と言いまして、
これはかなり展開有利なので、警戒しなければいけません。
逃げ馬はレース展開そのものをコントロールすることもできるので、注意が必要です。
素人目に見ると、前半からビュンビュン逃げる馬は、
距離が短い方が有利に思えるかもしれませんが、決してそうではありません。
なぜなら、みんなも同じ考えだから。
みんなでビュンビュン飛ばしたら、みんなでバテますし。
そこを後から行く馬がすくったり・・・、ただそのウラもあります。
「逃げ馬たちがお互いけん制しあいすぎて、逃げた馬がそのまま逃げ切り」とか。
長距離戦も、みんなスタミナを意識して消極的になって、そのまま逃げ馬が逃げ切りとか。
そういう意味では、展開=逃げ馬と言っても過言ではありません。
ちなみにレース中、ずっと先頭と2番手だった馬がそのまま1・2着で決まることを、
『行った行った』と言います。
最近では昨年の皐月賞の、ヴィクトリーとサンツェッペリンが該当するかもしれません。
(有名な逃げ馬)
・ツインターボ
いい意味でも悪い意味でも、『逃げ馬の代名詞』的な馬です。
勝つと爽快、負けると大負けという、逃げの美学を体現していた馬です。
・サイレンススズカ
こちらはツインターボと違って、圧倒的な強さを持った馬です。
強すぎて逃げていたと思います。
この馬を歴代最強馬にあげる人は少なくないはずです。
最後は悲劇的な結末を迎えることから、神聖化されている馬の一頭でもあります。
あと、ちょうど逃げ馬ファンの方が、逃げ馬を集めた動画を作っていたので、
ちょっと載せてみます。
【先行】
これは、一番オーソドックスな戦法かもしれません。
一番リスクが少なく、優等生的な戦法です。
多くの名馬が、この戦法をとっています。
逃げほどガツガツ先行せず、いいポジションをとって、
後半逃げ馬をつかまえて、最後後続を抑え込む作戦です。
メリットはレースじっくりかまえてレースができるところ。不利を受けにくいところ。
デメリットは、逃げと同じく目標になるところでしょうか。
ペース次第で有利・不利はもちろんありますが、
逃げ馬ほど大きい影響は受けません。
一番安心して見てられる戦法でしょうか。
ただ、あまりに欠点がなさすぎて、
一発勝負にかけて来た馬(逃げ・追い込みとか)にやられたり、
強い差し馬にマークされたりする点は若干不安でしょうか。
ローリスク・ローリターンといった戦法でしょうかね。
(有名な先行馬)
・ダイワメジャー
先行馬の名馬はたくさんいて、なにを取り上げていいのかわかりませんが、
最近のコテコテの先行馬と言ったらこの馬でしょう。
直線ではやめに先頭に立って押し切る感じです。
妹のダイワスカーレットも、先行馬と言っていいかもしれません。
【差し】
これも先行と並ぶ、王道の脚質です。
先行と差しは、あまりはっきりとした区別はないかもしれません。
ダイワメジャーとかはコテコテの先行馬ですが、
多くの馬はペース次第で、先行になったり、差しになったりできます。
それは逃げ・先行でも言えることなんですけどね。
メリットは、後半に力を温存できること、レース展開に合わせて仕掛けやすい(スパートしやすい)こと。
デメリットは他の馬の不利を受けやすい。距離損がある場合があるということでしょうか。
強い先行馬をマークして、勝負ができると言う点では、
差し馬には強みがあると思います。
レース展開に合わせて仕掛けやすいという点は、大きな利点です。
このへんは騎手の判断にもかかわってきますね。
(有名な差し馬)
・ナリタブライアン
差しの名馬は、先行馬以上に多い気がします。
たいていの名馬は、差す競馬ができますし。
その中でも、一番差し馬らしいのは、ナリタブライアンかなぁと思うので、
あえて独断で選んでみました。
ちなみにこのレースは、あまり差しという印象はないレースですが、
競馬史に残る名勝負の1つなので載せてみました。
【追い込み】
最後に追い込みですが、これは非常に極端な戦法です。
前半は温存、後半勝負という作戦で、非常にハイリスクです。
しかし決まった時の破壊力は絶大で、
逃げ馬同様、非常にファンが多い戦法です。
メリットは、最後のレースの展開を見ていけることと、力を溜められること。自分のリズムで走れるなど。
デメリットは多くて、スローペースに弱い(原則的に)、直線で前の馬を抜く時に不利を受けやすい、
最後だいたい大外をつかなくてはいけなくなるので距離のロスが大きいなど。
馬券を買う上では、非常に不安になる脚質です。
「大丈夫だろうか。ちゃんと追い込んでくれるのだろうか。」と。
実際リスクも多いですね。
でも追い込みが決まると豪快です。
強すぎる馬が、リスク覚悟で、
安全策で追い込みになる場合もたまにあります。
下手な作戦を取って、他の馬に囲まれてもがくより、
一番後ろから行って、大外にぶん回して差し切った方が安全みたいな。
ディープインパクトがまさにそれなんですが、
下手な馬がこれをやると、なにか他の馬に勝たれてしまう可能性大です。
(有名な追い込み馬)
・デュランダル
伝家の宝刀・名刀デュランダル。最高の切れ味を持った名マイラーです。
ディープインパクトより、追い込み馬という意味では合ってる気がします。
直線で全部抜きます。
・ブロードアピール
強さという意味では、名馬にカウントするのはどうかと思いますが、
ダートの短距離戦という、非常に追い込み辛い条件で、
次から次へと後方一気を決めた個性的名牝です。
なんと言っても根岸ステークスでの後方一気は、いまや伝説です。
あっという間に終わりますが、ぜひご覧ください。
という感じで、いろんな馬がいますね。面白いですね。
ちなみにもうひとつ、『自在』という脚質があります。
これは読んで字の通り、どんな展開もできるという馬です。
一見器用に聞こえますが、実は不器用なのかも・・・。
ナリタブライアンと一騎討ちをした、マヤノトップガンは自在と言われています。
マヤノトップガンは、有馬記念は逃げ切りで勝ち、
天皇賞は後方一気で勝ちました。
この天皇賞は私の大好きなレースなので、最後に載せたいと思います。
「ドキドキしますねぇ、本当に」(実況・杉本清)。
そんなわけで、このへんの脚質をみなさんいろいろ推理して、
自分なりの予想を考えてみてください。
そうすると、いよいよ競馬が楽しくなってきますよ。
そうなったら私はもう知らないです。あらら。
脚質と展開。(展開編)
あまり基本的なことばかりやってもつまらないので、
今回はちょっと楽しそうなことを取り上げて見たいと思います。
初心者の方が競馬を予想する上で、かなりヒントになる部分です。
それは、「展開」。
競馬は純粋に速いものが勝つスポーツではないです。
だから競馬知らない人にたまに、
「ディープインパクトってはやいんでしょ?」って言われると、
すごく反応に困ってしまいます。
実際には、瞬発力だったりスタミナだったり勝負根性だったり、
いろいろ要素が集まって、最終的に強いとか弱いとかになるんです。
それに加えて、レースには展開というものがあって、
これが着順に大きな影響を与えます。
瞬発力とかスピードとか、そのへんの能力だけでなく、
さらに展開というポイントも考慮して考えないといけません。
ああ大変。やることがたくさんです。
「展開」とは、レースの進行具合で、主にペースや、
誰が前半飛ばしたか、誰が力を温存しているかということです。
でも主に語られるのは、「ペース」。
基本的にペースは3つに分けられます。
本当はもっとたくさん考え方があるでしょうけど、便宜的に3つにしてます。
その3つとは、スローペース・平均ペース・ハイペース。
これらはレース前半のペースのことを指していて、
スローなら前半のペースが遅い、ハイペースなら速い、
平均なら普通という感じになります。
例えば2分くらいの最終タイムの2000メートルのレースなら、
前半57秒、後半1分3秒かかったらハイペース、
前半1分3秒、後半57秒ならスローペースと語られることが多いです。
本当は一概にそうとも言いきれないんですけどね。
長い距離のレースだと、「前半ハイペースで、中盤でまたスローになって、
最後はまたハイペース」とかの場合もあります。
そのへんは非常に難しいところです。
このへんはレース後、200メートルごとの秒数を計った、
ラップタイムで分析してみたりできます。
で、ここから本題なんですが、
一番基本的で絶対的な知識として、
『スローペースは逃げ・先行有利、ハイペースは追い込み有利』
と言われています。
わかりやすく言うと、前半のペースがスローだと、
前半先手を取っていた馬がバテないで、そのまま頑張ってしまうということで、
逆にハイペースだと、先手を取っていた馬がバテて、
前半力を溜めていた馬が勝ってしまうということです。
これは競馬の常識中の常識でございます。
で、これをレース前に読まなくてはいけません。
どう読むのかというと、新聞には必ず、
1頭1頭に対して、「脚質」という項目が載っています。
これはそれぞれの得意の作戦のことなんですけど、
これをチェックすることによって、ある程度展開を読むことができます。
新聞によって違いますが、逃・先・差・追と書いてあったり、
あるいは←とかで表されていたりします。
レース展開を読む上で一番大事なのは、「逃げ馬がどのぐらいいるか」。
例えば16頭のレースで、逃げが得意な馬が5頭もいれば、
これはハイペースの予感ムンムンですね。
そうすると、差し・追い込み作戦の馬でいい馬がいないか気になってきます。
一方これが逃げ1頭だったり、あるいはいなかったりすると、
スローペースになって、逃げ馬の押し切りを警戒しなければなりません。
この展開次第で、本来力が下の馬が、
強い馬をやっつけちゃったりすることもあるのです。
(レース後、「勝った馬、今回は展開が向いたな」とか言ったりします。)
このへんは騎手の判断もだいぶ関係してくるので、
考え出すとキリがないですね。ええ。
でもそこをいろいろレース前に想像するのが競馬楽しみだったりします。
さらに言うなら、このスローペースは逃げ先行有利理論や、
ハイペースは差し追い込み有利理論も、100%ではありません。
飛びぬけて強い馬の場合は、ペース関係なく勝ったりします。
あるいは、あまりにスローペース過ぎて、みんな力を温存しすぎると、
最後は瞬発力勝負になって、一番切れ味のある馬が勝ったりします。
逆にあまりの超ハイペースになると、みんなバテちゃって、
最後のそのまま追い込みが不発のまま、なだれ込んだりする時もあります。
こうなってくるとわけがわかりません。
今までの大きいレースで考えると、
2005年の秋の天皇賞は猛烈なスローペースで、
本来スローだから逃げ馬が残るはずなんですけど、
結局瞬発力のある馬がインコースから差し切ってしまいました。
逆に1989年のジャパンカップは、殺人的ハイペースとも言われて、
前半からある程度飛ばしていた馬が全部残ってしまいました。
ただこういうレースは特別なので、普通はあまり考えないです。
レースが終わってみて、みんなでうだうだ文句言ったりします。
「あの展開はないよね」とか。
そのへんを楽しめるようになったら、もう競馬ファン中級クラスでしょう。
このペースですが、最終的な走破タイムにもかかわってきます。
ハイペースのレースはタイムがはやくなり、
スローペースのレースはタイムが遅くなります。
これはよほどのことがない限り、間違いないところです。
スローに強い馬、ハイペースに強い馬とかもいて、これも複雑です。
単純に持ちタイムがはやいければ良いというわけではないのですね。
というわけで、展開について語りだすと収拾がつかないわけですが、
ひとまず基本的に、「スローは先行馬、ハイペースは差し馬」とだけ、
最初は考えておいて良いでしょう。これで8割は大丈夫だと思います。
次に「脚質」について語りたいのですが、また長くなったので次回。
いろんな馬券の買い方。
さて、これまでは馬券の種類に関してみていきましたが、
今度はそれらをどういう風に買うと買いやすいかとか、
そのへんを見て行きたいと思います。
さて、この話をする前に、マークシートの話をしなければなりません。
基本的に馬券はマークシートで買うんですが、
JRAではマークシートの種類は3つあります。
1つは一般的な馬券をばらばらに買うためのマークシート。
2つ目は流し用のマークシート。
3つ目はボックス・フォーメーションのマークシートです。
マークシートについては、ブログでいろいろ説明するには、
いろいろややこしくなるので、
JRAのホームページに行って下さい。
きっとなんとかしてくれます。
で、ここではそれは置いておいて、
馬券の買う方法をいくつか紹介しておきたいと思います。
将棋で言うと「戦法」に近いですね。「やぐら」とか「中飛車」とか「穴熊」とか。
わかりませんか。わからないですよね。ええ。
ヒットエンドランみたいな話です。ええ。
わからないですか。じゃあ忘れてください。
というわけで、まずはマークシートの種類にある買い方を見て行きます。
【流し】
「流す」ともいいます。「ディープインパクトから流す」とかですね。
連勝で買う時に使います。
1頭固定する馬を決めて、それに他の馬を何頭か組み合わせる場合のことです。
この時の固定する馬のことを、主に「軸」「軸馬」といいます。
それに対して、組み合わせる馬を「相手」とか「ヒモ」とか言ったりします。
例えば、10番を軸にするなら、「10番流し」となります。
1頭自信がある馬がいるなら、この買い方がいいでしょう。
「相手」が人気のない穴馬だったら、高配当も期待できます。
ただもちろんですが、この買い方だと、
その軸馬が来ないと当たる確率がゼロになってしまいます。
これに抑えで、違う馬を少々買ったりするのがベターかもしれません。
ちなみに、軸馬を決めて残りの馬すべてに流す場合を、「総流し」と言いまして、
マークシートにも総流しのチェック欄があります。
私はあんまりやらないです。というかやったことないです。
さらに発展させて、「馬単2着流し」とか「三連複1、3着流し」など、マニアックな戦法もあります。
【ボックス】
何頭か良い馬がいた場合、その馬たちを選んで、
その組み合わせを全通り買う買い方のことです。
例えば1・2・3番の3頭の馬連ボックスなら、
1・2、1・3、2・3の3通りになります。
4頭だと6通りになります。
あれですね、数学の「確率」的にいうと、『4C2』みたいになります。
(4×3)÷(2×1)ですね。おぼえてますか、みなさん?
5頭のボックスだと、(5×4)÷(2×1)ですから、10通りです。
ワイドでも同じで、ワイドボックスはかなり初心者にオススメだと思います。
うまくいけば、3つ全部当たりとかも狙えます。
で、もちろん馬単のボックスもできます。
これだと今度は『3P2』になります。3×2のみですね。
あと3連複も3連単もできますが、
これはうっかり買うと点数が多くなってしまうので注意が必要です。
悪いこと言いません、ビギナーはやめておきましょう。
ちなみに3頭の連勝ボックスのことを、『三角買い』とか言ったりします。
でもちょっと古い言葉かもしれませんね。
古き良き日本の競馬の話です。
【フォーメーション】
一応いろんな馬券にも対応した買い方ですが、
フォーメーションの場合、一番向いているのは三連単です。
私もほとんど、三連単の時にしかフォーメーションを利用しないです。
これは1着に来る馬、2着に来る馬、3着に来る馬をそれぞれ何頭かピックアップして、
その組み合わせを全部買う買い方です。
1~3着まで、同じ馬でもかまいません。
例えば1着を1・2、2着を1・2・3、3着を1・2・3・4・5と指定できます。
点数はこれだと・・・、んー、数えるのが大変です。たぶん12点になります。
でもこれもうっかりすると買いすぎる恐れがあります。
要するに、いろんな流し馬券をマークシート一枚で買えてしまうというわけです。
三連単好きには必須のマークシートでしょう。このマークシートは。
まぁ、初心者の方は、流し・ボックスがわかりやすいでしょうね。
ワイドボックスはいいと思います。ええ。
マックスの配当も全部当たればなかなかいいですし、
そうじゃなくても、1点当たれば元をとれたりします。
単勝・複勝じゃ物足りない方は、こちらにシフトしてみてはいかがでしょうか。
最後にこちら でいろいろシュミレーションができるようなので、遊んで見てください。
さすがJRA、なんとかしてくれました。
馬券の種類 その2。
前の記事で、馬券の種類について説明しました。
ちょっと長くなったんで2つの記事に分けてみました。
今回はワイド・馬単・三連複・三連単を説明したいと思います。
それ以外の基本的な馬券について知りたい人は、
前の記事を読んでください。
そうすれば、うまいことアクセスがあがりますので。
ね、そのへんはね。ええ。
【ワイド】
なんとこの馬券、漢字にすると、「拡大馬番連勝複式」となります。
なんだかすごい名前ですね。壮大ですね。
でもその内容は、非常に初心者向きの馬券でして、
よく初心者の方に、私はこの買い方をすすめます。
一言で言うとこのワイドとは、「馬連の複勝版」といった感じです。
なにがワイドなのかというと、
馬連が1、2着に入る2頭を当てるのに対して、
ワイドは1~3着までに入る馬の中から2頭を当てればよいのです。
おお、確かにワイドですね。良心的ですね。
当然普通の「馬連」より配当は落ちますが、当てやすくなります。
当てやすいにもかかわらず、2頭当てると言う面白さを味わえます。
このへんは複勝よりも楽しいです。
さらにこの馬券、1~3着までの2頭なので、当たりが1通りではなく、
1・2着、1・3着、2・3着と、当たりが3通りあります。
うまくすれば、その3つを全部一気に当てたりすることもできるので、
かなり配当がもらえたりすることもあります。
「勝たないけど、3着までには来るかなぁ」という馬がいる時に使える馬券ですね。
ちなみにワイドが開始された時のJRAのポスターに出ていたのは、
ナイスネイチャという馬でございました。
このナイスネイチャ、強い馬なんですけど非常に2着とか3着が多く、
前代未聞の珍記録である、有馬記念3年連続3着という大記録を持っていたりします。
なのでこのワイドの馬券にはうってつけ・・・ということでポスターに起用されたのです。
多くのファンに愛された馬です。
【馬番連勝単式(馬単)】
前回の記事でも最後チラッと触れましたが、
1、2着を順番どおりに当てるのが、『馬単』です。
馬連よりも当然難易度アップ、そして配当もアップです。
高配当狙ってちょっと冒険してみたり、
「1着はこれに間違いない!」って時に買ってみたりする馬券です。
これが間違って、1、2着が逆になってはずれたりすると、
ものすごく悔しい馬券だと思います。屈辱的です。ええ。
だから私はあんまり好きじゃないです。
どのくらい馬連と馬単で違うのか。
わかりやすい例として、2005年の有馬記念の馬券を見てみましょう。
このレース、ご存知ディープインパクトが無敗の4冠を狙って挑戦したレースで、
ほとんどのみなさんがディープインパクトが勝つと思ってらっしゃいました。
おそらく馬単で1着をディープインパクトにして勝った方も多いと思います。
しかし勝ったのはハーツクライという馬。
この馬、この後の成績を見てみると相当強い馬なのですが、
この段階ではあまり評価されてませんでした。
・・・ということで配当金額はこうなります。
1着 10番 ハーツクライ
2着 6番 ディープインパクト
馬連 6-10 750円
馬単 10-6 3320円
同じ2頭を対象とした馬券なのに、
750円(7.5倍)と3320円(33.2倍)という風に、配当に開きが出てしまいました。
ハーツクライ1着で買ってた人はガッツポーズ、
ディープ1着で買ってた人は悔し涙だったことでしょう。
馬単の面白さと恐さはここにあります。
ちなみに逆で決まってしまうことを、「ウラ」と言います。
不安な人は「ウラ」を多少買っておくと賢いかもしれません。
「だったら馬連買った方がいいじゃん」という人もいるでしょうが、
そのへんはオッズと相談です。
テレビ中継の時とか、配当金発表の際、
2-5だと「2番から5番」と言ったりしますが、
意外と定着してない気がします。
そのまま「2番・5番」とか、5-2だと「5番・2番」と言うことの方が多いかもしれません。
【三連複】
「三連勝複式」の略です。
これは、3着までに入る3頭を当てる馬券です。
むずかしいですねぇ。3頭ですからねぇ。
でも意外と配当がつかない印象があります。
十分難しいんですけど。
それもこれも、三連単というおそろしい馬券があるからでしょう。
先に三連単の説明した方が、わかりやすいかもしれません。
【三連単】
「三連勝単式」の略です。
こちらは、1、2、3着を順番に当てなければならないのです。
これを当てるのは大変です。
素人さんはあまり手を出さない方が懸命です。
ちなみにこの馬券、おそらく法律的な事情により、
1日の後半の4レースのみの発売となります。
なので朝のレースで三連単を買いたくても買えないので気をつけてください。
で、当然この『三連複』と『三連単』の間にも、配当の差があります。
またまた2005年の有馬記念を見てみましょう。
1着 10番 ハーツクライ (4番人気)
2着 6番 ディープインパクト (1番人気)
3着 14番 リンカーン (6番人気)
○番人気とは、単勝がどれだけ売れているかということです。
つまりディープインパクトは出走メンバー中、1番単勝が売れていて、
1番人気があるよ、ということです。
で、実際の配当はというと、
3連複 6-10-14 2970円
3連単 10-6-14 30500円
こんなに差ができてしまいました。
大本命のディープインパクトが絡んでいるのに、
ちょっと順位が下がっただけで、こんなに大きな配当になるとは。
こわいですね。おそろしいですね。
ちなみにこの時、私も現場で買っていまして、
ディープインパクト絡みの馬券はどれも配当が低かったので、
仕方なく、ディープインパクト1着の3連単をたくさん買っていました。
でも、「もし負かすなら、ハーツクライしかない!」と思い、
馬券の発売締め切り直前に、
ハーツクライ1着・ディープインパクト2着からの三連単を抑えに買いまして、
なんとか的中させていただきました。100円しか買ってませんでしたけど。
そういう意味では、1頭基準になる馬がいると、
多少は買いやすくなりますかね。
その1頭が勝つにしても負けるにしても。
勝つ可能性があるような馬が乱立しているレースでは、
そう簡単には当てられません。ええ。
実にこわい馬券ですね。
最高配当で1800万円とかも記録したこともありますし。
ということでいろいろ見てきましたが、
やっぱり初心者の方には、ワイドが個人的にオススメですね。
下手に単勝しかよりも楽しめると思います。
うまいこと2個くらい当たったりしたら盛り上がりますし。
いきなり三連単から入ると、まず当たらないので、
すぐ飽きてしまうかもしれません。
ワイド・ボックスとかいいですね。面白いと思います。
ということで次は、ボックス買いやら流し買いやら、
ちょっと応用編に行って見たいと思います。
馬券の種類。
基本的に私、このブログではお金に関することはあんまり書きたくないんですけど、
でも一応競馬は予想ゲームでもあるわけなので、
馬券の種類とかくらいは、ここでさらっと触れて見たいと思います。
避けて通れないんでね。このへんは。
ということでひとつひとつ、馬券にはどんな買い方があるのか、
見て行きたいと思います。
・単勝
・複勝
・枠番連勝
・馬番連勝
・ワイド
・馬単
・三連複
・三連単
【単勝】
もっともシンプルな馬券の種類です。単純に勝つ馬を当てるというものです。
しかしなかなか奥が深い馬券です。
場合によってはなかなか配当もつきまして、
1989年のエリザベス女王杯は20頭立ての20番人気が買って、
40000円を越える大万馬券となりました。
(名アナウンサー・杉本清さんはサンドピアリスがゴールする瞬間、
「これはゼッケン番号6番、サンドピアリスに間違いない!!」と叫びました。)
ちなみに競馬では『単』という言葉がたびたび使われます。
『単騎(逃げ)』とは、1頭の馬がスイスイと逃げることを言います。
あと「勝つ馬を当てる」という意味も強い言葉です。
【複勝】
もっとも初心者に当てやすい馬券です。
3着までに入る馬を1頭と当てればいい馬券なので。
当然3着までですから、正解がどのレースにも3頭出てきます。
ただ例外もありまして、今では少ないですが、
7頭以下のレースに関しては、複勝の当たりが2通りしかないです。
当てやすい分、すべての馬券の中で最も配当が少なくなります。
単に「当てたい!」と思ったら、この馬券から入って楽しむのも良いでしょう。
ちなみに人気のない馬の複勝もドンと買って、
渋く儲けるベテランさんがいますが、個人的にそういうのは尊敬します。
【枠番連勝】
『単』に対して、『連』という言葉も競馬ではよく使われます。
「連に入る」「連下」「連対率」とかあります。
これらの意味はそれぞれ、
「2着以内に入る」「2着には入らない(だろう)」「全成績のうち、2着以内に入る確率」
となります。
つまり「1、2着」という意味で使われると思っていただいて結構です。
連勝は1、2着に入る馬を当てる馬券です。
で、連勝複式には「枠番連勝」と「馬番連勝」の2種類があって、
どちらかと言うと、馬番連勝の方が単純で、
「枠番連勝」の方がちょっとだけ複雑です。
でも昔は単勝・複勝・枠番連勝しかなかったので、
一応一般的には、紹介順で枠番の方が先になります。
『枠連』とは、全レースには単純にゼッケン番号だけでなく、枠が設定されています。
その枠は8枠まであって、頭数に応じて割り振られます。
たとえば14頭立てのレースだと、1番が1枠、2番が2枠、
そして3番から2頭ずつの枠になり、3番と4番が3枠、
5番と6番が4枠・・・13番と14番が8枠、みたいな感じになります。
16頭立てだと、16÷8=2で、全枠2頭ずつになります。
現在の最大出走可能頭数である18頭立ての時は、
7枠と8枠だけ3頭ずつになります。
ちなみに8頭以下のレースでの枠連の発売はないです。
ということなので、次に紹介する馬連と比べると、若干当てやすく、
配当が少なくなることが多いです。
ただ、1つの枠に2頭だったり3頭だったり入るので、
時々同じ枠の馬が1、2着に入ったりします。(3枠の2頭で1、2着とか)
それを『ゾロ目』と言います。
おそらく枠連しかなかった時代からのオールドファンにとってみると、
『ゾロ目』と聞くとなんか胸騒ぎがしたもんです。配当が高いんで。
最近のファンは関係ないでしょうけど。
枠連のネックは、誰か出走取り消しがあった時。
5枠2頭の片方の馬が目当てで枠連を買って、
そしたらその馬が取り消しになった場合、払い戻しされません。もう1頭いるんで。
いくらその馬が勝つ気配ゼロの馬であろうとも。
ただ逆に、自分の狙った馬が来なくても、
同じ枠のもう1頭が案外頑張って、助けてくれたりする時もあります。
競馬ファン用語ではこれを、「代用」とか「代用品」とか言いますが、
そういう利点もございます。
ちなみに枠にはそれぞれ1枠から、
白・黒・赤・青・黄色・緑・オレンジ(橙)・ピンク(桃)と、色が割り振られていて、
馬に乗っているジョッキーがかぶっている帽子がその色になっているので、
慣れてくると、レースを見ていて帽子で何枠の馬か判別できたりするので便利です。
初心者の方は、まず気になる馬を1頭決めて、
その馬の帽子を確認してからレースを見るといいでしょう。
【馬番連勝】
枠連でかなり字数を取りましたが、この『馬連』はかなりシンプル。
単に1、2着の馬を当てれば良いのです。
それ以上の説明は特にないです。
さきほど連勝の説明で触れませんでしたが、
連勝にさらに「複式」と「単式」と2種類あります。
簡単に言うと、「複式」は順番関係ない、
「単式」は順番関係あり、ということなのですが、
ここで言う『枠番連勝』と『馬番連勝』は、それぞれ「複式」です。
なのでどちらも1、2着の前後は関係ないです。
おもに『枠連』『馬連』とか言いますが、
これって、「枠番連勝複式」「馬番連勝複式」の略なのですね。
これに対して、「馬単」なる馬券もありますが、これは「馬番連勝単式」の略です。
つまり・・・1、2着を順番どおりに当てるというわけですね。
ちなみに「枠単」はJRAでは発売しておりません。
なんで?って言われても困りますが、発売してないです。
まぁ今の段落の内容はトリビアに近いので、忘れてもらって良いです。
「馬連は1、2着に入る馬を当てる。」・・・、これだけでいいです。
あとちょっと大事な知識として、
よく場内アナウンスやテレビ中継で配当金を発表する時に、
必ず枠連の時は2-5のことを「ニィ・ゴォ」と言うのに対し、
馬連の時は2-5のことを、「ニバン・ゴバン」と言います。
知っておくとなにかと便利かも。
(あと、3-6と3-8については、なぜか「サブ・ロク」「サン・パチ」と言うことがあります。)
ってな感じで、基本的な馬券はここまで。
次は『ワイド』以下の比較的新しくできた馬券について紹介しますが、
これは次の記事にしたいと思います。長くなってきたんで。