グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する:佐々木俊尚 | 一日一よい言葉

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する:佐々木俊尚

 
佐々木 俊尚
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

その名のとおり、Googleの本です。

「Web進化論」

とはちょっと趣が違い、本書は、「広告代理店」として描かれている。(気がする)


Web進化論については、今後のWebの流れについて、

「あっち側/こっち側」や「ロングテール」という考え方を使って説明している


この本は、Googleという、巨大な広告代理店が生み出すマーケットが

既存のビジネスを覆していくだろうという感じのお話。


ITにあまり詳しくない人でも、羽田の駐車場のおじちゃんおばちゃんの

Googleを使ったがゆえの成功話とかあって、身近に感じられるかも!?


内容はというと、

----------------------------------------------------

第1章 世界を震撼させた「破壊戦略」
第2章 小さな駐車場の「サーチエコノミー」
第3章 一本の針を探す「キーワード広告」
第4章 メッキ工場が見つけた「ロングテール」
第5章 最大の価値基準となる「アテンション」
第6章 ネット社会に出現した「巨大な権力」

----------------------------------------------------


この中で、ちょっと面白いと思ったのが、

「グーグル八分」や「中国での検索結果の検閲」の話から出てくる、


Googleが社会の公器となってきつつある事実


かなりの数の人間が、Googleをネットの入り口として活用するようになり、

ある意味でのインフラとなりつつある。そういった公共財のデータが

ある程度政治的にゆがめられていたとしたら・・・


行き着くところまでいくと心理操作まで可能になってしまう。


一瞬怖さを感じました。。。すでにそうなっているのかも??(-。-;)

Amebloも削除されたこともありましたし・・・

オープンが売りのネット環境ですから、何とかがんばってほしいよ。Google


ところで・・・ふと感じたことがあるのだが、

こういった本が出ていて、それを読んだ広告代理店の人たちはどう思っているんだろうか?


・相当な危機意識があって、何とかしなくちゃとおもっているのか???

・マーケットが違うと、胡坐をかいているのか???


どうなんでしょうね~。と、人の心配をしている場合ではないのだが・・・

このパラダイムの変化についていけるかどうか・・・


ということで、2冊まとめてお勧めです。


 
梅田 望夫
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
 
佐々木 俊尚
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

-------------------------------------------------

人気blogランキングへ

--------------------------------------------------


嶋田 淑之, 中村 元一
Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか
かわち れい子
Google Analytics入門 簡単・無料ソフトで始めるWebマーケティング
デビッド ヴァイス, マーク マルシード, 田村 理香
Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
Web2.0編集部
Googleのすべて WEB2.0への道2
K’s Production
Googleの秘密