グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する:佐々木俊尚
その名のとおり、Googleの本です。
とはちょっと趣が違い、本書は、「広告代理店」として描かれている。(気がする)
Web進化論については、今後のWebの流れについて、
「あっち側/こっち側」や「ロングテール」という考え方を使って説明している
この本は、Googleという、巨大な広告代理店が生み出すマーケットが
既存のビジネスを覆していくだろうという感じのお話。
ITにあまり詳しくない人でも、羽田の駐車場のおじちゃんおばちゃんの
Googleを使ったがゆえの成功話とかあって、身近に感じられるかも!?
内容はというと、
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第1章 世界を震撼させた「破壊戦略」
第2章 小さな駐車場の「サーチエコノミー」
第3章 一本の針を探す「キーワード広告」
第4章 メッキ工場が見つけた「ロングテール」
第5章 最大の価値基準となる「アテンション」
第6章 ネット社会に出現した「巨大な権力」
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この中で、ちょっと面白いと思ったのが、
「グーグル八分」や「中国での検索結果の検閲」の話から出てくる、
Googleが社会の公器となってきつつある事実
かなりの数の人間が、Googleをネットの入り口として活用するようになり、
ある意味でのインフラとなりつつある。そういった公共財のデータが
ある程度政治的にゆがめられていたとしたら・・・
行き着くところまでいくと心理操作まで可能になってしまう。
一瞬怖さを感じました。。。すでにそうなっているのかも??(-。-;)
Amebloも削除されたこともありましたし・・・
オープンが売りのネット環境ですから、何とかがんばってほしいよ。Google
ところで・・・ふと感じたことがあるのだが、
こういった本が出ていて、それを読んだ広告代理店の人たちはどう思っているんだろうか?
・相当な危機意識があって、何とかしなくちゃとおもっているのか???
・マーケットが違うと、胡坐をかいているのか???
どうなんでしょうね~。と、人の心配をしている場合ではないのだが・・・
このパラダイムの変化についていけるかどうか・・・
ということで、2冊まとめてお勧めです。
- 梅田 望夫
- ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
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- 嶋田 淑之, 中村 元一
- Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか
- デビッド ヴァイス, マーク マルシード, 田村 理香
- Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
- Web2.0編集部
- Googleのすべて WEB2.0への道2
- K’s Production
- Googleの秘密