'08年2月 シェムリアップの旅 -食と芸術編- | アンセレブな新嘉坡日記

最後に今回の旅行で出会った料理と、芸術(と言ってもダンスのショーだけですが)をご紹介。

ツアー中の料理はすべてカンボジア料理でした。



ベトナムの生春巻き、タイのトムヤムクン

正直なところ、カンボジアの料理と聞いて上記2国のように「これ!」と思い浮かぶものは無かったのですが、辛いものは何でもOK!と言うほど辛い物好きでも無い私には非常によく口に合いました。


タイ料理ほど辛さは強く無く肉よりも魚がメインです。

魚はトンレサップ湖の記事の中でも書いたように淡水魚の漁獲量が多いのでほとんどが淡水の魚です。

淡水魚って私はすぐに鯉を思い浮かべてしまって何となくドロ臭いイメージ(個人的な見解です)があるのですが、カンボジアの魚料理は念入りに塩洗いをされていることと香草の多用で生臭みを消してあります。


オールドマーケットでもこんな光景をたくさん目にしました。

日本の干物と開き方が違うので、最初はタコかと思ったのですが、よ~く見ると魚なんですよね。


気に入ってたくさん食べたのは(食べることに一生懸命で写真がひどいんだけど)、青いマンゴー(またはパパイヤ)と干し魚を和えたサラダ。干した魚の塩味と甘みのある野菜、香草の味がマッチしています。お肉の付け合わせとしても出て来ます。


スープもとても美味しい。ダシは魚介がほとんどのようですが鶏ダシのものもあります。

味付けもライムや酢などでさっぱり。薄味であっさりしています。


もう1つ私が気に入っていたのは葉っぱに包まれた料理。

蒸し物やゆるゆるトロトロした料理がバナナのような葉を切って成形したお皿に入って出されました。


↓はほんのりココナッツ味の暖かい豆腐といった感じ。


↓はぷるぷるした魚のカレーのようなもの。


こちらもポピュラーなさつま揚げ風。練りたてのようなふわふわの食感です。



お肉料理は豚か牛が多かったです。家畜としての鶏はあちこちで見かけたのですけど外国人向けのレストランには出てこないのかなぁ。

から揚げも豚です。ジューシーで美味しい。


問題は↓の牛肉料理。

味付けはすごく良くて、私もけっこう食べたのですが、何しろ、、、固い!


残念だなぁと思っていたら、理由はすぐにわかりました。これです。


お肉になる前の牛ですが、どこがお肉になるんだって思うくらいガリガリです。

何故って、今は乾季。

乾季の間、牛の餌となる草は減り続けるのです。今はまだマシな方で、雨季の直前にはもっともっと悲惨な状態になるのだそうですよ。


もちろん揚げ春巻き、生春巻きもあります。

生の春巻きはベトナムのものよりも香草が少なく、香草の苦手な方にはベトナムよりカンボジアの春巻きの方がお勧めです。


カフェ風のレストランではこんなおしゃれな出し方も。春巻きはそれぞれこの小さなカップに入っているものにつけていただきます。生春巻きはとろっとした透明で甘いたれ。揚げ春巻きは濃厚なハーブのスープです。このハーブのスープは飲むこともできて、春巻き用とは別にショットグラスのような小さなグラスで出されました。ちょっとしょっぱいハーブのジュースです。



デザートはとにかくかぼちゃ。

かぼちゃと言う名前はカンボジアからポルトガル人が持ち込んで

カンボジア→カンボジャ→カボジャ→カボチャ

と変化したのだそうで、デザートの主役もカボチャプリンです。


プリンは鶏では無くてアヒルの卵で作られているそうです。


飲み物はフレッシュジュースとビール。

やはりご当地ビールが美味しいのだ。

パイナップルやオレンジを絞った生ジュースは出てくるのに少し時間がかかりますが、酸味がきつくなくてこれまた美味です。パイナップルジュースは何度もリピートしてしまいました。


シェムリアップの観光客向けレストランは何百人も入れるような大きなお店も多く、私たちのツアーで立ち寄ったお店はビュッフェ形式がほとんどでした。

急増する観光客をさばくための苦肉の策なのでしょうか。


そんなレストランの中に、ダンスショーが見られるところが幾つかあります。


最も美しいのは宮廷舞踊「アプサラ」。

頭、腕の微妙な傾きと手や指のねじれ、足の位置。すべてに意味があるのだそうです。



クメールの舞踊はインドネシアのヒンドゥー文化に影響を受けているとのことなので、バリ島で見られる踊りにも通ずるものがあるのでしょうか。

ポルポト政権時代にほとんどの先生と踊り子と共に振り付けの記録が消失してしまったそうで、復活してからまだ20年ほどしか経っていません。

この舞台に立つまでに少女たちは過酷な稽古をするそうですよ。みんなとても誇らしげです。


宮廷舞踊と共に楽しめるのが庶民の踊り。

ココナッツダンスはココナツの実を打ち鳴らしながら男女で踊る軽快な踊り。

魚獲りや蟻(食べるのだそうです)集めなど、生活に根ざしたダンスはアップテンポで楽しいものが多いです。


バンブーダンスは2本の竹が開いたり閉じたりするのに挟まれないようにステップを踏んで踊ります。

テンポが早いのでちょっとどきどきしながら見て、すっかり引き込まれてしまいました。



ホテルは快適ではあったのですが、シンガポールと同様に急速に発展するところに工事が多いのは仕方が無いものなのかも知れません。朝早くから夜遅くまで、槌音が響き渡っていました。



でも、シャワーの水量も豊富だったし、何よりも朝食ビュッフェで飲める黄緑色のミックスジュースがとにかく美味しかったので、それだけで合格点を付けてしまう私です。