最後の中野サンプラザ@DAY1(後篇) | 左利きライフ

最後の中野サンプラザ@DAY1(後篇)

残り時間は僅かだけど、串焼き屋を出て、駅とは反対方向へ。

狸小路。店頭に張られたビニールカーテンの隙間から、『常笑(ときわらい)』のカウンター席へ滑り込む。時間がない。30分一本勝負だ。


町田酒造 特別純米55 直汲み 無濾過生酒(町田酒造店/群馬)をいただく。濃いめで華やか。

 

お通しは3品。ひとつは味噌汁。中野では汁物のお通しが定番なのだろうか。メニューには酒の肴が揃っているけど、お通しがあれば酒は飲める。

 

万齢 特別純米(小松酒造/佐賀)のお燗を一合。ちょっと辛口。揚げ銀杏が苦く感じる。お酒との相性か、それとも銀杏そのものが苦いのか。

 

いの一番に注文しておいた銀だら西京焼きが焼き上がった。甘口のタレが銀杏の苦味を中和してくれる。

 

気を遣って声を掛けてくれた常連さん曰く「好きだけどお店では日本酒を飲まない」。その理由は「飲み始めると止まらなくなって帰れなくなる」というかっぱえびせんを彷彿とさせるもの。カウンター席でのひとり飲みは、お店の人や常連さんとの会話に救われることが多い。今宵も助かった。

 

終電には何とか間に合った。

 

見覚えがあると思ったら、7年前に訪れたことのあるお店だった。



【寄り道】
地酒屋 常笑



(2023.01.30)


 

 

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