水原一平氏の違法賭博報道


ショッキングなニュースでしたね


ギャンブル依存症


依存症って

自分に甘い人の言い訳じゃないの?


そういうニュアンスで

コメントしてた人もいました


立場を考えて

もっと厳しく自分を律すべき、とか


家族や友人のことを考えたら

軽はずみなことはできないはず、とか


それはその通りなんですけど、

でも依存症の実態は

ちょっと違うみたいです

この本に書いてました


普通ならできる我慢ができない

それこそがこの病気の特徴


p125

一度(欲しいと言う)衝動を感じてしまうと、逆らう事はほとんど不可能になる。欲望の発作の中では(正しい行動の)選択などできないのだ。


欲望の発作

っていう表現が示唆的です


この「欲望の発作」に関わっているのが

ドーパミン


ドーパミンは脳内の快楽物質として

よく知られています


が、同時に

意欲、やる気の源泉でもある


ドーパミンがなければ

食べものを手に取る、という

ごく基本的な意欲すら湧かないから

目の前に食べ物があっても

餓死してしまうそうです


p74

ドーパミンを作れないように遺伝子組み換えされたマウスは食べ物を求めようとせず、口元に食べ物がある状況ですら餓死してしまう。


もし「欲しい」がなかったら

生物は生きていけない


でも「欲しい」が

とまらなくなってしまったら

人生が破綻してしまう


恐ろしいのは

ドーパミンの持つ二面性です




この本には

ギャンブル依存症について

こんなふうに書かれています


p86

ギャンブルをすると、最終的な報酬に対してだけではなく、報酬がもらえるかどうかわからないと言う予測不能性に対しても、大量のドーパミンが放出されることが科学的に示されている。ギャンブルをする動機は、金銭的な利益と言うよりも、むしろ報酬の予測できなさにあると言うことである。ギャンブル依存症から見えてくるのは、報酬の予期と、報酬の反応は別物だと言うことだ。負ければ負けるほどギャンブルを続けたいと言う衝動が強くなり、勝ったときの快感も爆発的になる。この現象は損失追跡と呼ばれている。


水原氏へのインタビューで


「多額の負けを取り返そうとして

 泥沼にはまった」


という発言がありましたが

これを読むと

脳の働きとしては

そういう理屈じゃないことがわかる


負ければ負けるほど

ギャンブルを続けたくなるのは

ドーパミンの特性=欲望の発作

ってことです


だから

パチンコでも競馬でも

負ける快感にハマったら

誰でもこうなる


人間っていうのは

そういうふうにできている


いや


そういうふうに壊れる

っていった方がいいですかね



 

昔から

足るを知れ(知足)

っていいます


ストイックな人って言われたら

褒め言葉と受け取るでしょうけど

快楽主義者って言われたら

非難されてる?って思いますよね


快楽って

なんとなく後ろめたい

ニュアンスがある


きっと子供の頃から

いろんな場面で

そう仕込まれてきたんでしょう


昔の人も

出ないと死んじゃうけど

出過ぎると壊れちゃう、っていう

ドーパミンの特性をよく知っていた


欲が行き過ぎないように

諌める言葉がたくさんあるのは

昔からの知恵なんでしょう




ドーパミンのコントロールは

メンタル面における

セルフコンディショニングです


もっとも

依存症、中毒になってしまったら

専門家の治療が必要ですけど


その一歩手前の状態なら

自分でなんとかできる


この本の後半は

そのことについて紙幅を費やしていて

メンタルコンディショニングの

参考になります


何かにハマっていて

「やばいかも?」

って方はぜひ読んでみてください



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