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現実ニ媚ビテ写真ヲ思フ/ピント






合焦してしまほど見えなくなっていく
ゆっくりと時間をかけて見えなくなっていく




____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~




「ピントの精度」なんて印画紙の上だけでの出来事でほんの表面の一部にしかすぎない
本当のピントというものはそんなに簡単に他人の目に捉えられたり、たやすく解り合えたりするるようなそんな代物ではない。


もっと深く、心を解放しなければ受け入れられず。
五感で触れて、第六感が刺激されるような。



そういうピントをあわせられるのはカメラではなく「人のココロ」でしかない



ピンボケでいい
その気持ち、そのピントがブレていなければそれでいい
そこに写し出されているのは風景でもなく被写体でもない
「ココロ」なんだ













2010年の肖像 9/8 福岡市/天神 きらめき通り







____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~




完全に確立したアイデンティティと自己主張
ファッションを単体で表現するのならこういう事ではないのだろうか?




____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~




model : 春々











鹿児島/天文館の夜は更けて








夜の歓楽街
いつもの時間といつもの場所

彼女の存在を表現できる場所がそこにある




____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~




蒸し暑い夏の夜に彼女の歌声は澄み渡る



____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~




その歌声とふるまいは、歩き行く人の心をしっかりと掴んでゆく
この街の夜の住人は、きっとみんな彼女の事が好きなのだろう

おそろしいほど何の違和感も感じさせる事なく、街に溶け込んでいた



____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~



賑やかな雑踏の真ん中でキラキラ輝くネオンとは対照的に
悲しく澄んだ彼女の唄声は、今日もこの夜に響き渡っているのだろう















現実ニ媚ビテ写真ヲ思フ/カメラの心と電子制御の脳






脳みそが露出にコントロールされていく
電子で制御された露出は正確無比を謳い文句に、僕の光を闇へと変えて行く

脳みそが全自動の感度にコントロールされていく
際限ない敏感なISO感度は暗闇を明るく写し出すと同時に、僕の感度を鈍感にくもらせる

脳みそが自動距離計にコントロールされていく
機械と連動した距離感覚は、正確なピント合わせを保証するかのようにみせかけて
僕の距離感を狂わせる





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ファインダーも露出計も、距離計も上等なISO感度もいらない
ただ、その瞬間が欲しい





model : 宮司 愛海
















世界は今日もどこかシュ-ルに/福岡市天神明治通り











____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~






自らの心が動いた瞬間を残すものが写真だという








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それならばファインダー越しに向き合った相手を、

その心を動かしながら形にしていくのも写真であるのだろう



そのカメラには、

そのカメラにしか写せない瞬間がある





















2010年の肖像 8/19 大分市/五番街






夏の夕暮れ前に
雨雲の隙間から伸びる陽射しは五番街を照らし出す





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2分30秒のディスカッションは彼女の肖像を
より明暗強く立ち上がらせる


ファッションは外面だけのものではない
自己の表現、内面が溢れ出す行動の言葉を総称してそう呼ぶ




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model : Okkiichan












2010年の肖像 8/11 福岡市/天神 きらめき通り





レトロなワンピースにショルダーバッグがGoo!
エナメルのレインブーツが雨の日の足元を飾ります


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アシンメトリーなヘアスタイルにツートンカラーがカワイイ
指先のお洒落もネイリストならでは


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model : Yui / ネイリスト











WORKS/F.T.W.show "Geek"/YENTOWN











____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~








F.T.W.show 
http://www.ftw-show.com/


F.T.W.show 4th REAL GRAFFITI MAGAZINE "Geek"



model:YENTOWN
http://ameblo.jp/yentownshop/














世界は今日もどこかでシュールに/福岡市天神







「世間一般的に」
「普通は」
「常識では」
「あたりまえ」
そういう事に敏感で条件反射で拒絶していた。


誰かが敷いたレールには絶対に乗らない。
誰かの人生はなぞらない。


物心ついた時には既に決心していた。

そういう自我が、はじめは何の事かさえもよく解らなかった。
とにかく大多数から支持されているものを避けてきた。
直感と本能を感性と対峙させてきた。

誰かに認められる度に残念な気持ちになった。
誰にも解らないと思っていた。
誰にも解って欲しくなかった。
誰かに理解された時点で自分だけの物ではなくなってしまった。
大多数ではなく小数でもアウトになった。
限りなくゼロでなくては存在意義を見いだせなかった。

石橋は叩いて渡らなかった。
壊して壊して叩き壊して、新しく作り直して渡ってきた。

そうやってずっと生きてきたんだ。



PUNK is DEAD
PUNKS not DEAD






____内田ヒロシの写真/内田焦点~そこが盲点~





この戦いからは二度と降りる事ができない。
そういう道を歩いている。


model : Machiko




















WORKS/F.T.W.show "Geek"/ASUKA










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F.T.W.show 
http://www.ftw-show.com/


F.T.W.show 4th REAL GRAFFITI MAGAZINE "Geek"



model:ASUKA