ヴィルビ•スータリ(「アアルト」) | 内田也子のブログ

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細々と読書を続けていましたが、いつの間にか映画の忘備録のようになりました。

早稲田松竹5月のラインアップより

フィンランドを代表する建築家でデザイナーのアルヴァ•アアルト。色褪せない名作の誕生を陰で支えたのは、最初の妻アイノだった。

アアルトの人生と彼の作品を巡るドキュメンタリー。




「アアルト」


監督 ヴィルビ•スータリ

2020年 フィンランド 103分


特に観たい映画もなかったので、洒落た建築など見てみたいと、ふと思って、このドキュメンタリー映画を観に行きました。


北欧家具がオシャレで実用的なデザインなのは知っていましたが、そのデザイナーまでは知りませんでした。



アルヴァ•アアルト(1898年〜1976年)


アルテック社のシンプルな家具のデザイナーでもあったアアルト。その家具を目にした事のある方も(使用した方も)結構いらっしゃると思います。


建築家の道を歩んだアアルトは、その手がけた建物は300にも及ぶ人気だったようです。






温もりと、機能性と、遊び心を兼ね備えた建築。

戦前までの彼には、次々と依頼が舞い込みます。




その仕事やデザイン、アイディアの良きパートナーでもあったのが、アアルトの建築事務所で働いていて、のちに結婚した建築家でデザイナーのアイノだったようです。数々のヒット商品の陰にはアイノの協力が不可欠だったようです。


しかし、病気でアイノが早逝し、アアルトのデザインをもう必要としない時代が訪れるのです。


新しい物は、時代の流れと共に移り変わって行くのですよね。






私が洋画好きになった理由の一つは、やはり海外の建物やインテリアが素敵だったからなのですよね。

アジアには無い、歴史の建造物は驚きでした。


この映画を観た直後は、建築は思想であり、デザイン空間こそが価値ある財産!と妙に興奮しましたが、我が家に帰って夢から目覚めました。笑


年に、1、2本も観るか?どうかのドキュメンタリー映画ですが、これからもぼちぼち観たいと思いました。


そして、今度生まれ変わったら、数学も物理もうんと勉強して、建築家になりたいワ。笑




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