Windows 11 入れたよ | 打ち上げ花火

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Windows 10のサポートが10月14日で終了するので、敬老の日の連休を使って11に入れ替えることにした。

個人向けの延長サポートも提供されているが、条件がMicrosoftアカウントでバックアップ先をOneDriveにするという非常に厳しいものなので、仕方ないが11に移行せざるを得ない。筆者はMicrosoftに魂を売る気には到底なれないので、ローカルアカウントでしか使いたくない(まぁ、そのうちWindowsそのものもサブスク化してMSアカウント必須になるんだろうけどね)。

アプリの設定を引き継ぎたいので上書きインストールにする。MSの「Windows 11のダウンロード」サイトにアクセスし、「Windows 11 インストール アシスタント」を走らせ、アプリを引き継ぐに設定して実行する。

インストール完了後、画面が正常に表示され、上書きインストールが無事成功したかと思ったが、そう簡単には行かないのがWindows。最新のパッチを当てるためWindows Updateを行ったのだが、ここで「インストール エラー - 0x800f0922」というエラーが出てしまう。何度やっても駄目。

あれこれ調べて、「設定 - システム - 回復 - Windows Updateで問題を解決する」から「Windows 11, version 24H2 (修復バージョン)」というのをインストールしたら無事更新が完了し、現在最新版の26100.6584になった。ライセンスは7時代からそのまま引き継がれてるし、元々がローカルアカウントだったので、更新後もローカルアカウントで引き継がれた。

結局もう1回上書きインストールをやり直したことになる。通信量は相当なものになったようだ。10GBを超えたのは間違いなく、筆者の通信環境(WiMAX、3日間で10GBまで)の容量制限を超えてしまったため、翌日は1Mbpsのペナルティを食らった。

その後も、使っているうちにUSB DACが認識されておらず音が出ないなどの小さなトラブルが起こった。差し直しても認識されない。電源を一旦落とし(USB給電じゃないタイプ)、ドライバも入れ直したりなどしてようやく音が出るようになった。


レジストリ等の各種設定値はデフォルトに戻ってしまっているので設定し直す。必ずやっておきたいのはBitLockerを無効にすること。知らぬ間にHDDが暗号化され、復元するにはパスワードが必要とか言われたら溜まったもんじゃない。Win-Rを押して「services.msc<enter>」と入力する。表示されたサービス一覧から「BitLocker Drive Encryption Service」をダブルクリックし、「スタートアップの種類」を「無効」にする。
また、無駄にCPUパワーを食う「SysMain」と「Windows Serach」も同様に無効にしておくと快適になる。
ついでに何かと不具合の多い高速スタートアップも無効にしておくといいだろう(「コマンドプロンプト(管理者)」を開き、powercfg /hibernate off<enter>)。
これらは月例更新や大規模アップデートで元に戻される場合があるので、時々状態を確認する必要がある。

会社の仕事用PCは既に11なので、11の嫌な部分は概ね知っているのだが、11で最も困るのは「クイック起動」が存在しないことだろう。なぜMicrosoftは95の頃から愛用されてきた機能をすっぱり切り捨ててしまうのだろうか。これを再現するには今のところフリーウェアの「Explorer Patcher」というものを使うしかないようだ。得体の知れないフリーウェアの類を常駐させるのは躊躇してしまうが、これは仕方ない。会社のPCにももちろんこれを入れてある。企業の場合、個人で勝手に環境を変えたりとかは厳禁というところがほとんどだろうが、筆者の職場は零細なので自分専用にカスタマイズしてある。

現在プレビュー公開中の次期大型アップデート25H2が間もなく正式公開されるようだが、Windowsはアップデートする毎に使いにくくなると感じているのは筆者だけではあるまい。

 

バージョン 24H2 26100.6584