合同開催のいたばし花火大会と戸田橋花火大会。いたばし側は今回は「ボローニャ市友好都市交流協定20周年記念」と副題が付いている。
先週から気掛かりだった台風9号が接近している。水曜日(7月30日)の予報では2日午後に関東最接近となっており、今回の開催は絶望的かと思われた。予備日は設けられておらず一発勝負だ。
しかし日本に近付くに連れ速度を上げ、前日の予報では2日朝には茨城沖へ抜けてしまう予報になった。だが安心はできない。前日夜にかなり雨が降ったため、会場が水溜まりで滑りやすくコンディション不良と判断した場合、安全第一で中止ということもあり得る。開催可否は2日午前10時に出されるので、とにかく公式の発表を待つしかない。
2日10時、公式サイトには予定通り開催と発表された。さぁ、出発。午後は大気が不安定で雷雨の予報も出ているので、雨合羽他の雨対策用品も忘れずに持ってゆく。
まず、清瀬市の農地で行われている「清瀬ひまわりフェスティバル」に寄る。暑くて時間もないので、さっと撮影して会場を後にする。
清瀬のひまわり畑
会場には17時少し前に着く。いつもの土手を目指す。毎度のことだが、一般席は既にかなり場所取りされており、わずかな空間を見つけて陣取る。最上段を確保できたのはいいが、今回は放送用の柱の立て方が中途半端だ。今回は上端から少し降りたところに柱が立っている。提灯でも付いていればまだ少しはいいが撮影者泣かせだ。
会場の様子。17時頃。この柱、もう少し何とかならんのか
平面の野球場席。17時頃。対岸に戸田側の観覧席が見える
有料席。入場が始まった17時過ぎ。右にナイヤガラが見える。以前は日本最長クラスを誇っていたが、火事を起こしてからはプライムシート正面の100m程度に短縮されてしまった。消防車も待機している
さて一通り会場を回って土手に登ったところ、足が吊ってしまった。ふくらはぎから土踏まずまで。吊ったことある方なら分かると思うが、この世のものとは思えない痛さが襲い、動くことすらままならずその場に座り込んでしまう。スポーツ飲料を飲んだら少し和らいだ。後で原因を調べると水分不足も大きな原因の1つらしい。猛暑だし、それなりの給水を心掛けているつもりではあるが、それでも脱水気味だったようだ。
日が傾いて暑さも多少和らいできた。北東の方角に大きな積乱雲が見える。また日の入りの方角にも大きな雲があり、積乱雲の影が帯状に伸びている。
北東に見えた巨大な積乱雲
間もなく日の入り、帯状の積乱雲の影
19時から区長ほか関係者の挨拶が始まり、その後カウントダウンで打ち上げが始まる。
明るいうちに始まるオープニング やはり左の柱が目障りだ(笑)
オープニングはいたばし側だけで15号玉含む1,705発と気合が入っている
先ほど北東に見えた積乱雲がピカピカ光ってる。後で調べると栃木南部付近の雷雲らしい
フィナーレ。いつも真っ白……
4:24からの10発は芸術玉(敬称略)
雪割草(秋田・小松忠信)
昇小花 三重芯染分錦菊(東京・細谷圭二)*
昇朴付 晩夏の轟き(新潟・阿部正明)*
昇小花 八重芯ステンド牡丹銀八方咲(静岡・田畑朝裕)
万華鏡(愛知・磯谷尚孝)
昇曲導 三重芯銀点滅(茨城・山﨑智弘)*
昇り朴付 4 line(長野・那須野大)
昇朴付 宵の浮星(新潟・本田正憲)*
昇朴付 幻想イルミネーション(茨城・野村陽一)
昇曲導付 四重芯菊先オレンジ(山梨・山内浩行)
*印は先週の昭和記念公園花火大会と同じもの
8:38~ ポケモン花火
8:59~ ボローニャ×いたばし友好記念花火
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今回はコロナ禍後再開してからは使われてなかったオープニング曲「Celtic Rain」が復活したのが地味に嬉しい。
オープニング曲「Celtic Rain」
8月第1土曜日は全国でも最も花火大会が集中する週でもある。心配だった台風も早く去り、影響を受けずに無事開催されて何より。来年も素晴らしい大会を期待する。