長らく工事の行われていた東久留米市の落合川下流の下谷橋調節池が完成した。以前は農地だったところで、旧流路の跡地は児童遊園だった。古代文明の遺跡もあったようで、工事に先立って発掘調査が行われた。貯水量は9,500㎥あり、最大流入量は6㎥/s。つまり1,583秒、約26分に渡って濁流を受け止めることができる。総事業費は23億円とのこと(現地の案内板による)。事業主体は東京都だが、このすぐ下流は新座市なので、実質埼玉県のための事業とも言える。長らく通行止めだった側道も再開した。
全景
調整池下流側の遊歩道は、かつての黒目川の流路でもある。改修前は黒目川と落合川はここで合流していた*。
下谷橋より落合川上流側。右岸向こうに流入口、手前に排出口が見える
以前ここには92年から30年以上に渡って工事用の橋が掛かっていた。ゲリラ豪雨に襲われ、この橋の下で雨宿りしたこともある(07.7.29 雨で増水中)
児童遊園だった頃。旧流路を示す境界石があった(07.7.21)
*昔の空撮写真はここで見れる
地図・空中写真・地理調査 - 国土地理院
https://www.gsi.go.jp/tizu-kutyu.html