<6日>
都内では休みが明けた途端にまとまった雨が降っている。会社を早退して地元の耳鼻咽喉科へ行く。めまいは三半規管によるものと思われるが、立ち上がった時に気を失ったというのが気になる、ということで大学病院の脳神経内科への紹介状を書いてもらった。翌日ちょうど行くところだったので、双方回ることにした。
<7日>
大学病院へ向かう。形成外科が9時半の予約だったので、先に脳神経内科へ向かう。脳のMRIを行うことになった。本来なら数日前に予約してから受けるものだろうが、当日割り込ませてくれた。ただし正午からとやや時間が空いているので、その間に形成外科へ向かったり他の検査を行ったりする。
形成外科では手術の日程を決める。会社では3連休を生かせる9日入院10日手術にはできないか、と言ってきたが、尋ねてみたところそれはさすがに無理であった。14日の週も埋まっており、最短で20日入院21日手術しかないという。一旦診察室を出て会社に連絡を取る。社長もしょうがないなとの返事で、その日程で決定。
各種検査を受ける。採血、採尿、心電図、胸のレントゲン、肺活量等。それぞれ異なる部屋なので院内をあちこち歩き回る。肺活量の検査は結構しんどかった。息の尽きるまで吹き続ける。翌日は胸の筋肉痛になった。ある程度目途が付くごとに会社にメールで連絡を取る。
正午が近づき、MRI室へ向かう。以前も受けたことあるので要領は分かっている。頭を固定してドーナツ状の機材へと押し込まれる。閉所恐怖症ではないが、目の前に壁が来て何も見えないと多少不安ではある。緊急用ボタンを手に持たされる。大きな音もするのでヘッドホンもする。この病院の装置は検査ごとに「次のスキャンは○分掛かります」と音声が流れるタイプだった。
脳神経内科へ戻り、結果を確認したところ、脳梗塞も動脈硬化も血管の詰まりもなく、とてもきれいな脳だと言われた。気になっていただけに、精神的にもほっとした。だがもう1つ、念のため首の動脈の超音波検査もやっておこうということになり、これは14日に行うことになった。
最後に入院手続き。大規模な病院なだけに入院フロントも大勢並んでいる。番号札をもらう。8人待ちとのことだが、マンツーマンで細かい説明があるので1人1人が長い。結局1時間くらいは待った。準備するものなど各種説明を受け、書類を渡される。部屋は各種あるが、最も安い8人部屋。入院当日の20日午後1時までに来るようにと言われる。他にも薬剤師や栄養士の話があるが、これは後日でもいいと言われたので、次に来た時に回す。
すべて終わり、病院を後にしたのが午後3時頃。院内は暖房ががんがん利いており蒸し暑く、上着を脱いでも暑かった。水分補給は欠かせない。会社に午後4時頃に着く。何も食わずで、まずは食事させて欲しいと時間をもらいパンを食べる。
<9日>
負傷から1週間。2日に訪れた総合病院で、縫った傷の抜糸を行う。外科で再診予約したら、これは皮膚科ですねと言われた。ここは大学病院のような規模ではないのでスムーズに進んだ。ピンセットで1本ずつ糸を取り除く。もう絆創膏も貼らなくて大丈夫だそうだ。
次は14日に大学病院で首の超音波検査。