年明け早々、怪我をしてしまった。
2日朝、起きて立ち上がろうとしたら途端にめまいがして一瞬意識を失い、その場に倒れ込んでしまった。何が起きたのか分からない。気が付くと床に血がボタボタ垂れている。目の上に大きな傷を追ったようだ。
いきなり立ち上がったわけではない、しばらく座って体を慣らしてから立ち上がったつもりなのだが、人間どこで何が起こるのか分からない。
傷の血は止まり、歩けるし自転車も乗れる状態だったが、近くに住む弟と相談したら、病院行った方がいいと言われ、休日診療所に予約を取ろうと電話した。だが、「頭打ってるなら総合病院へ行った方がいい」とアドバイスがあり、比較的近所の総合病院の救急外来を受診した。
傷は医師が一目見るなり「こりゃ縫わなきゃ駄目だね」と言われた。先に頭部のCTスキャンを行う。装置に寝た途端に目がぐるぐる回り気分が悪くなる。CT終了後、起き上がろうとすると今度は強烈な吐き気が襲い、何度か戻した。落ち着くまでしばらく休む。
目の上の傷の縫合を行う。内科医からは、めまい・ふらつき・吐き気は耳鼻咽喉科に受診するように言われる。救急外来には耳鼻咽喉科の医師まではいないのだ。
CTの結果が上がってきた。上顎骨が折れており、うちでは手に負えないので大学病院への紹介状を書くからそっちへ行ってくれと言われ、紹介状とCTのデータが入ったCDを受け取る。
自転車で来たと言ったら驚いていた。タクシーか、最低でも歩いて帰るべきだと言われた。仕方ないので帰りは自転車を引っ張り歩いて帰った。
帰ってうがいをしたら血が出た。鼻からも出た。かなり重症か。歯を噛み合わせると痛く、食事も満足に食べられない。パンを小さく千切って食べるのが精一杯。
4日、紹介先の大学病院は幸いにも診療日であった。朝イチで向かう。今度はさすがにタクシーだ。受診先は形成外科。整形外科と似ているが異なる科。傷跡の処理とか美容外科などを行っている科だが、顔面の骨折はこちらで扱うらしい。
診断の結果、相当ダメージを受けているようで、上顎骨の他に頬骨という骨も折れているらしく、手術しなければならないそうだ。全身麻酔で3か所から切れ込みを入れ、専用の固定具で折れた骨を固定する。うち1箇所は口の中からだそう。入院1週間、その後も腫れが残ったりするので社会復帰には2週間程度掛かるそう。また、副鼻腔(鼻の奥の空洞)に血が溜まっているので、鼻をかまないようにとも言われた。
手術のタイミングは炎症が引いてから骨が固まるまでの2~3週間の間。14日の週か、20日の週しかない。
さて、筆者は零細企業のオペレータ。1人欠けただけでも仕事が止まってしまう技術職。社長らにはメールで真っ先に知らせてはあるが、明日6日に出社して外注等をどうするか入念に打ち合わせ後、入院日を決める予定。
大学病院側は7日に来てくれとのこと。
これから先が長そうだ……
CTの映像。骨に亀裂が入っているのが分かる
下からの様子。副鼻腔に血が溜まっている