新座市の柳瀬川沿いで行われる夏祭り。締めくくりに花火が上がる。特筆すべきは地元の9つの町内会の主催で開催されている点。町内会レベルの夏祭りで花火はなかなか見られないのではないだろうか。コロナ禍で4年ぶりの開催。今回初めて向かった。
川越方面を走った後、夕方から会場へ向かうが、雲行きが怪しい。川島辺りに猛烈な雷雲が発生している。
雨柱。入間川平塚橋から川島町方面
午後6時頃、新河岸川旭橋から新河岸川に入るが、途端に大粒の雨が降り始めた。辺りに雨宿りするような場所は全くない。約3km下流の川崎橋まで全速で走り、庇になっている部分を見つけて雨宿りに入る。瞬く間に猛烈な豪雨となり雷も鳴り始める。しかも近い。光って1秒も経たないうちにドドーンと来る。これは怖い。近所に何発も落ちている。東電の雨量・雷観測情報を見ると、川島付近の雷雲とは別にこの辺りの真上で雷雲が発生したようだ。
待つこと約30分。雷も止み雨もほぼ収まったので出発する。時刻は18時半過ぎ。柳瀬川の花火は20時からだから間に合うだろうが、現地も雨が降っているようなので気になる。
豪雨だったが、周囲には保水力のある田んぼが多いので新河岸川の水位はほとんど上がっていない。雨宿りした川崎橋の1つ下流の養老橋では第15回福岡河岸まつりが行われており、灯篭流しなども通常通り開催のようだ。
富士見市の岡坂橋からR463へ入り西へ向かう。東武線を超えると左手に柳瀬川が近づいてくる。志木ニュータウン入口から柳瀬川沿いに入る。主会場は新座4中とのことだが、余り来ない場所なので分かりずらい。係員に聞きながら自転車置き場へ辿り着く。新座4中の他、川沿いにも観覧席が設けられているが、あえてメイン会場の新座4中校庭で撮影することにした。雰囲気としては隣の三芳町のみよしまつりに近い。
会場
20時から花火が始まる。チラシによると最大4号玉だそうだ。打ち上げ場所がとても近い。かつてのとしまえんの花火を思い出させる。玉数はチラシには書かれてないが、1,500発らしい*。斜め打ちやナイヤガラなど内容も豊富で、想像以上の立派な花火だったのに驚いた。特にフィナーレのナイヤガラは小規模花火大会としてはボリュームが半端ない。会場からもどっと歓声が上がる。
一脚なので見苦しい部分もあるがご了承を
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以前から知ってはいたが、初めて訪ねた柳瀬川ふれあい祭り。町内会レベルとは思えない規模の花火に感動した。新しいカメラのよいテストにもなった。こういう花火も、大規模な花火大会とはまた違った良さがあると思う。なお、本来ならこの週に行われる小江戸川越花火大会は今年は中止となってしまった。昨年の雨の中での市政100年大会で体力を使い果たしたのだろうか。
*祭の日 - 柳瀬川ふれあいまつり
https://matsuri-no-hi.com/matsuri/6198