川越に続き、こうのす花火大会も帰ってきた。19年は台風19号で荒川が大増水して中止となってしまったため(※こちら)、4年ぶりの開催となった。
今年は残念ながら3尺、4尺玉はなし。協賛も最低枠が15,000円となったため少し考えてしまったが、今回も協賛させていただいた。
素晴らしい晴天。雨の心配の全くない晴天での花火は久しぶりだ。先日の雨天での開催だった小江戸川越花火大会が気の毒になってしまう。いつものように新河岸川に沿って走る。
モコモコ綿菓子の浮いたきれいな空だ。新都心遠望(川越市、新河岸川渋井水門より)
入間大橋から荒川サイクリングロードに入るが、3日から工事のため通行止めになるところだった。こうのす花火まで待ってくれてありがとう。
右の鉄塔は東京中線2046
この付近に来るのは久しぶり。いつの間にかサイクリングロードが広がっており快適。
川島町、鳥羽井沼付近
吉見運動公園で右に曲がり糠田橋を渡る。糠田橋より荒川右岸。
鳳凰乱舞の尺玉の束が数カ所に見える
その傍ら、整然と並んでいるのは何だろう……
糠田橋より荒川左岸。
鳳凰乱舞以外の打ち上げ筒が並んでいる
同じ場所からズームで。
奥に鳳凰乱舞のセット、その手前には各種花火の打ち上げ筒が並んでいる。尺玉(黄色い大きな筒)も多数。
会場到着。16:50頃。既に入場は進んでおりスムーズだ。
今年は土手の斜面は養生のため立ち入り禁止
いつものように後方に陣取る。感染対策のため今回はシート間にやや空間が設けられておりゆったりだ。
17時、鴻巣市の夕方の音楽が鳴る。曲目は夕焼け小焼けだが、ピアノ、フルート、エレキギターのアレンジが新座市の「あの町この町」(※こちら)に似ており、同じ音源と思われる。以前は東京・東久留米市も同じ曲だった。
日の入り。糠田橋は渋滞が続いている。この渋滞は花火開催中から終了後までずっと続いていた。恐らく駐車場になかなか入れずに花火に間に合わなかった人も多かったのではないだろうか。
18時から商工会理事長の挨拶他が始まる。ここの花火はカウントダウンなくいきなり上がる。今回もそうで、撮影のタイミングをやや逃してしまった。
次にポケモンGOによるスペシャルドローンショーが始まる。これはプログラムには載っていない。糠田橋から見えた「整然と並んだ何か」はこのドローンだったのだ。以前も書いたが、筆者はポケモンの知識はほとんどない(キャラクターもピカチュウしか知らない)が、これは凄い。思わず見とれてしまった。以下、動画からの切り出し。
この鳥も、単に表示しているだけでなく、ちゃんとアニメーションして羽ばたいている
文字もばっちり。超密集して飛ぶ数100機のドローンを衝突することなくきちんと制御できる技術本当に凄い。一方で今後花火に変わってドローンショーが主体となるのではと恐れてしまった。
さて、花火本番。今年は34のプログラムで構成。
あいにく東向きのかなり強い風が吹いており、協賛席付近は風下。火薬の燃える臭いや燃えカスが降って来る。間合いを置いて煙が去るのを待ってから次のプログラムに移るのはいい配慮だ。
今回スターマインは最低でも3連。ラスト前にプログラムにはないサプライズスターマインもあった。
途中から間合いを取らずにバンバン打つようになる。県への届け出の関係か、20時終了は遵守しなければならないようだ。
ラストは鳳凰乱舞。3尺、4尺はないものの、尺玉300連発は半端ではない大迫力だ。
前回大好評だった千輪の連発
フィナーレ。ちょっとカメラ上向け過ぎたね(笑)
動画は全プログラム収録。ドローンショーに5分も割いてしまったため超ダイジェスト版。でもラストの鳳凰乱舞はノーカットで入れてある。
0:00 1 開幕の宴
0:15 ポケモンドローンショー
5:15 2 音楽コラボスターマイン
5:39 3 スターマイン
6:02 4 スターマイン
6:25 5 同時打ち(撮影失敗)
6:36 6 スターマイン
6:58 7 スターマイン
7:22 8 音と光のコラボレーション Pray for Japan
7:40 9 同時打ち
7:50 10 スターマイン
8:10 11 スターマイン
8:29 12 同時打ち
8:38 13 TEAM883
8:56 14 音楽コラボスターマイン
9:01 15 同時打ち
9:11 16 スターマイン
9:22 17 スターマイン
9:33 18 音楽コラボスターマイン
9:41 19 雷神
9:50 20 青年部特別プログラム 希望を夜空に
10:02 21 スターマイン
10:07 22 スターマイン
10:12 23 同時打ち
10:20 24 スターマイン
10:27 25 スターマイン
10:33 26 音楽コラボスターマイン
10:39 27 Shine Wave
10:45 28 スターマイン
10:50 29 音楽コラボスターマイン
10:54 30 同時打ち
10:59 (プログラム表記なし)スターマイン
11:03 31 みらいへのかがやき
11:08 32 音楽コラボスターマイン
11:19 33 黄金錦大乱舞
11:33 34 鳳凰乱舞
花火が終わったら、真っ先にトイレタイム。終わった直後が最も空いているのだ。日が暮れると急速に気温も下がるため冷えること冷えること(笑)。余談だがトイレは多数あっても手を洗う場所がない。コロナ禍だし、簡易の手洗い場も設けていただければと思う。場内には常設の水道が2箇所あるのでそこまで来て手を洗う。
帰路に付く。会場を出るまでが大変なのは毎度のこと。自転車置き場に辿り着き、三脚を荷台に縛って現地を出たのが20:22。糠田橋はずっと渋滞が続いている。車がずらっと並んでる傍らを気を付けて走る。
荒川サイクリングロードに入ったのが20:33。同じく帰路に付いて歩いている人が多い。明るいライトを点灯させる。何しろ街灯1つない真っ暗な自転車路なので、前照灯を3発装備している。歩行者の傍らを走ると「すげぇ明るい」と驚いていたりするが、彼らは筆者が都内まで自転車で帰るとは思ってもいないのではないだろうか。
さくら堤公園辺りまで来ると人影はすっかり見かけなくなる。その先の御成橋へ出る道は花火客で大渋滞だ。市野川を渡って川島町へ入る。この辺りが人気もなく回りは田んぼばかりで民家すらない最も怖い場所なのだが、冒頭に上げたように道が広がったお陰でとても走りやすくなった。
以後、ホンダエアポート21:08、伊佐沼21:32、南古谷駅21:45、ここからは県道113号をひた走る。この時間は車も少なく信号も少ないので快適だが、昼間は余り走りたくない道だ。
志木のいろは親水公園22:22、吹上観音(都県境)22:45、下赤塚駅23:00、23:09帰宅。先日の川越花火より早く帰宅できた。終わるのが1時間早いから当然ではあるか。走行距離101.50km、平均時速18.1km/hであった。
-・-
コロナ禍を乗り越え、こうのすの花火も戻ってきた。3尺、4尺はないものの、他に予算を回せたのか、鳳凰乱舞以外の花火が充実していたように思う。何より今回はドローンショーの凄さに驚いた。いずれ3尺、4尺も打てて完全復活する日が来ることを願う。
次の花火大会:北区花火会(10月22日)