4回目の大腸カメラ... | 打ち上げ花火

打ち上げ花火

ド素人の花火写真・動画館。普段の身近な出来事も。
かつて筆者が運営していた「東京西北部の中小河川」
「東京西北部の送電鉄塔」の関連情報も掲載。

9月11日。米同時多発テロから20年。4回目の大腸カメラを受けてきた。

 

昨年4月に憩室炎で入院して1年(※こちら)、そろそろ受けておいた方がいいと思い受診。区内で評判のいい内視鏡科を見つけたので、これまで3回受けたところと病院を変えてみた。

 

予約に訪れたのは6月上旬。いざ空きを紹介してもらうと3カ月先までなかった。今までの病院も3カ月先くらいになっていたので、内視鏡はどこも混んでいるのだなと感じた。

 

診察、説明を受ける。下剤は院内で飲みたいと申し出たが、緊急事態なので感染対策のため自宅で飲むようにと言われた。下剤や書類一式を渡される。下剤はニフレックというものだった。今回はこれで病院を後にする。

 

3カ月があっという間に過ぎ、検査の週がやってきた。3日前から消化の良いものを食べる。前日は朝クッキー2枚、昼パン、夜素うどん。寝る前にピコスルファートナトリウムという下剤を飲む。これお腹が痛くなるやつだ……。案の定、明け方からお腹が痛くなりトイレに籠りっぱなしであった。

 

翌朝、ニフレックという下剤を飲み始める。前日のうちに作り冷やしておいたが、こいつは手強い。スポーツ飲料味のマグコロールPと違い、薄い塩味で臭いがまた独特。何というか、プラスチック臭みたいなのがする。主成分はポリエチレングリコールとのことで、まさにプラスチックそのものだ。

 

これを200mlごとに分け、最初の4杯は15分、次の6杯は10分掛けて飲む。合わせて2時間で2リットルという寸法。時間的に見ると楽勝そうだが、実際にこの時間通りにはとても飲めない。

5杯、1リットル飲んだところで吐き気もしてきた。排便も始まる。最初はドロドロだが次第に水状になってゆく。

 

6杯目、もう吐く寸前、超辛い。そうしているうちに便も完全な透明状の水になったので、そこで飲むのを止めてしまった。この下剤はもう2度と飲みたくない。

 

病院へ向かう。指定された時間は14:30だが、30分くらい早く着く。受付を済ませ、問診を受ける。下剤全部飲めなかったと言ったら、そういう時は別の下剤を用意してあるので電話するように怒られた。

 

便を確認させてもらいますと言われる。下剤の反応は終わってしまっているので出そうにない。水1杯飲まされ、少し休んだ後、トイレに向かう。あら不思議、自宅では透明になったのにカス状の便が残ってしまっている。「こういうこと多いんですよ」とのこと。

 

「もう少し下剤飲んでもらいます」……おいおい、またニフレックかよ。「マグコロールPはありますか? これなら飲めます」と申し出たところ、幸いマグコロールも置いてあった。さぁもう1回下剤に挑戦。

 

まず1リットルくらい飲む。反応は1時間くらい経たないと始まらない。しばらくの後、再びトイレに駆け込むようになる。何度かトイレに行ったが、カスは出なくなったものの、尿のような色で完全な透明にはならない。だが予定時間を大幅に過ぎており、先生からそれでいいと許可が出た。

 

検査着に着替える。お尻に穴の開いたパンツを履いて、検査台に乗る。おっと、ここで再び便意が。慌ててトイレに駆け込む。

 

再び台に戻り、血圧計を装着し、点滴の針を刺す。右腕では血管が出なかったので左腕でもう1回(痛っ)。指先には今話題のパルスオキシメーターを装着する。

 

左向きになり、膝を曲げる。先生が来た。鎮静剤が投入される。意識はそのまま。いくらかボーっとしたかなという程度。まずお尻に麻酔薬が塗られる。その直後にスコープが挿入される。今までの病院では全く分からなかったのだが、この病院では痛くはないもののはっきり分かる。鎮静剤の種類が違うのだろうか。

 

モニタに映像が映るのだが、大腸のどの辺りなのかは全く分からない。途中、立ち止まって何かの作業を行っている。出血した部分をクリップ状のものでパチンと止める。また別の景色が流れ始める。そうしているうちにスコープが抜き取られ、「お疲れさまでした」と声がかかる。

 

少し休む。お腹が張っている。トイレ行きたくなったので台を降りる。まだ鎮静剤効いてるのでふらつきに気を付けてと言われた。

 

トイレに籠ること15分くらい。延々とガスと水が出る。看護婦が「大丈夫ですか!?」と声を掛けに来る。返事をしつつ、楽になるまで出せるものは出す。

 

ようやくトイレから出て、看護師から説明を受ける。ポリープを取ったので、今日は絶食。明日から食事も可能だが消化の良いものを食べ、1週間は運動や力仕事はしないように言われた。結果は2週間後なので改めて診察に来て欲しいとのこと。昨年憩室炎でカメラやった時はポリープは見当たらなかった。ポリープの成長はゆっくりと聞くが、1年半でそんなに成長するものなのだろうか。

 

病院を出て、帰ってきた頃にはすっかり暗くなり雨も降り始めた。今日は何も食べられない。風呂は最初の3日はシャワー程度にしてくれと言われたが、ワンルームのうちは1年中シャワーのみだ。

 

相変わらず下痢が続く。多少出血もあったが、これは間もなく止まった。疲れ果てて寝てしまったが、夜中も2時間おきにトイレに行くような状態であった。これは夜が明けてからも変わらず、困った状態が続いている。

 

昼頃、やっと少しパンを食べた。午前中は食べてないからか昨日の鎮静剤の名残りか、ボーっとした状態だったが、食べたらこの記事を書く程度の元気は出た。下痢も少しはよくなった。

 

後は出血が起こらず、2週間後の結果が良い結果であることを期待するのみ。