どこの自治体でも流れている夕方の防災無線の夕焼け小焼け放送。練馬区では夕べの音楽と呼ぶそうだが、長らく使われてきた放送が10月から変更になった。従来のフルートの音色がピアノに代わり、今までよりかなりおとなしくなった。フルートの奏でる1~2kHzの音は人間に最も敏感な音域なのでかなり遠くまで響いて聞こえたが、今度のは少し離れると聞こえにくくなる。
こちらは9月末まで使われていた旧版。
練馬区で夕焼け小焼け放送が始まったのは80年代初頭だったと記憶しているが、フルート演奏のこの曲がずっと使われてきた。当初はアナウンス入り、次いで音楽のみとなり、その後アナウンス入りが復活し上記のものになった。最初は何かと不安定だったようで、午後10:30にいきなり夕焼け小焼けが鳴り出したこともあった。
初期のアナウンス入りは2番まで演奏されており、アナウンスも今よりも多く、「お家へ帰りましょう」に続いて、「区民の皆さん、子供たちにひと声掛けてください。明日もまた、素晴らしい1日でありますように」と流れていた。もしこれが今まで使われていたら、東日本大震災当日にもそれが流れていたことになる。「素晴らしい1日で」の部分は早いうちに切り捨てておいて正解だったのではないだろうか。
※防災無線シリーズ
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